世の中の二乗>75の二乗

話せば長くなる話をする。知っても特にならない話をする。

アズールとアスマール

2007年07月28日 22時32分48秒 | Weblog
見てきました。
ほてった渋谷まで行った甲斐あって、とてもとてもよかったです。
ミッシェル・オスロ監督作品「アズールとアスマール」。
すばらしくきれい。
絵本の世界がみごとに映像化されたような印象でした。
CGアニメなんですけど、こりゃ、ここまでやったら人間(俳優)出てこなくていいわぁ、となります。
てか、ここまでやんなきゃやっぱ生の人間にはかなわないと思いますし。
物語も好き。
フランス人の考える絵物語はやっぱりどこか共感できる。
細かいことにくすぐりを忘れないとことか。
あと、恋に関しては徹底的に女が主体であるとことかは個人的に圧倒されながらも好きです。
とにかく、シーンごとに息をのむ美しさ。
脇を固めるキャラもいい。
あと、これはぜひ字幕版で見るのをおすすめしますね。
歌とか、言葉の違いとかがけっこうキーになってる話なんで、
日本語になおされるとちょっと興ざめかもしれません。
とにかく、当たり!の映画でしたよ。
私は「キリクと魔女」より好き。
「三枚のお札」的な話の流れが意外にもフルCGアニメとばっちり好相性なんです。

今日は沖縄料理を食べた。
フーチャンプルーはうまい。

明日は、きららの打ち上げで知り合った劇団の公演を見に行く。
雨にならなきゃいいけども。


肉を焼く

2007年07月28日 08時58分52秒 | Weblog
昨日は、職場のお仲間たちと焼肉。
おいしい焼肉屋があるんだというからついていった店の名は「楽々苑」。いいね。
上ハラミ、上カルビなど、上のつく肉を楽々と焼いてビールと共に。ザ・夏の女6人。
美味かった。
楽々苑、いいわぁ。

3年越しくらいで単行本化されるのを待っていた「アンラッキーヤングメン」がついに2巻組完結版で出た。
大塚英志と藤原カムイのコンビ作だ。
内容、重っ。
はっちゃけなし。
いやいや、良書です。ファンにはたまりません。
トーソーの時代のトーソーの中心人物たちと周辺事件のハナシなわけで、
大塚英志お得意の歴史捻じ曲げとかは上手ですし、
藤原カムイのリアルなタッチの絵がそれをさらに魅力的にみせる効果を発揮しています。
何より題名がいいよね。
大塚英志の時代物は、歴史認識がどうとか、思想がどうこうとか、感動が、哀愁が、忘却が、とか一切言わず、
ただ同時期に起こった実際の事件(表ざたになった)を幾つかポンポン並べて、それを想像でもって無理からひとつにつなげていくパズルのようなものだから、
ある程度の歴史知識があって、この事件とこの人物をこうくっつけますかぁ、みたいないっちゃえばオタク的な楽しみ方が一番正しい。
今回も例にもれず、60年代後半のごっちゃりした事件がごっちゃり入っている。
でもちょっとぶっ飛びが足りないのは、
おそらくこの時代が現在に直で繋がっているからだろう。
事件の当事者たち含め、60年代を生きた人々はまだまだ生き続けているからだ。
そこで死んだ人でさえ現在にまだ影響を及ぼし続けているのかもしれないし。
でもだからって結局、大人になんかなりたくないやい!で終始つないでいくのはへんに思惑を感じて気味が悪い。

「スシ王子」がちょっときてます。
昨日が第一回放送だったんだけど、
オヤジとオジィを二人いっぺんに巨大カジキに串刺しにされてトラウマを持ってしまい、以後魚を見るとめっためったに踏んづけて、それでも気がおさまらなくてまわりにいる人すら襲ってしまう天才寿司職人の青年の話だ。
バカだ。
堂本光一、なんであんたこんな話ひきうけたん?
いや、ほめてますけど。
魚を思いっきり踏んづける姿に新たな堂本光一の魅力発見。