虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

首都圏私大下宿生の生活費1日900円を割る

2015年04月04日 | 社会のニュースを考える
首都圏の私大下宿生、1日生活費が初めて900円割る(朝日新聞) - goo ニュース
2015年4月4日(土)08:40

首都圏の私立大学に昨春入学したうち、親元を離れて通う学生(下宿生)の1日当たりの生活費は897円で、比較できる1986年度以降初めて900円をきった。東京私大教連が3日、そんな調査結果を発表した。保護者からの仕送り額も過去最低で、首都圏の私大に通う地方出身の学生らの窮状が浮かんだ。

 調査は2014年5~7月、東京都と神奈川、埼玉、千葉、茨城の4県にある14大学の新入生の家計負担について、保護者に聞いた。4330件の回答を得た。

 約4割の下宿生に対する14年度の仕送り額は、新年度の出費が落ち着く6月以降の月平均で8万8500円で、前年度から500円減。ここから家賃を除き、30日で割った「1日当たりの生活費」は897円。入学と同時に消費税率が引き上げられたにもかかわらず、前年度を40円下回って過去最低だった。

 記者会見した東京私大教連書記長の中川功・拓殖大教授は、「地方経済が疲弊して家計が苦しい中、就職を考えると首都圏の大学に通わざるを得ないのだろう」と話した。深夜のアルバイトをしたり、1日の食事を1回に抑えたりといった学生を目にすることが増えたという。

 また、入学にかかる費用のうち、「受験費用」は25万2600円で、前年度より1万3200円増えた。現役合格を目指す家庭が増え、受験の回数が増えていることが原因とみられるという。(高浜行人)

-------------------------

ようやく、息子を卒業させたとはいえ、私大生の親の気持ちがわかリ過ぎて、とても他人事に思えない。

我が家は、幸い自宅から通える大学を選んだので、アルバイトせずにすんだけれど、特に理系だと朝から晩まで研究が大変でバイトする時間も作れないのが実情だ。
おまけに大学の授業料も毎年、少しずつ値上がりしていたっけ。…
それにしても、東京近郊で下宿で1日900円で暮らすのは、至難だろう。食費以外にも、水道光熱費や本代、通信費、交通費なども必要だろうし、年頃なのだから、少しはおしゃれもしたいだろうし。(なんとか知恵を絞って、助けあい、貧乏を楽しむくらいの心のゆとりをもって乗り越えてほしい。)

最近急速に、貧困と格差が目に見える形になっていると思う。
離れて暮らす親御さんの気持ちになれば、バイトばかりで本来の勉強は大丈夫か、ちゃんと食べているのか、健康問題もとても心配だろう。

少子化は問題だというけれど、日本の教育費にかかる金額の馬鹿高さといったら。こんなことも、子どもをつくるのをためらう理由の一つではないか・・と思う今日このごろです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 古代の腸内細菌みつかる | トップ | スマホにまつわる3人の意見 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

社会のニュースを考える」カテゴリの最新記事