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オバマ大統領のノーベル平和賞受賞理由

2009年11月01日 | パワーな人々・パワーな本
インタビューに答えるヤーグラン委員長=仏ストラスブール
(朝日新聞)


オバマ大統領が、ノーベル平和賞を受賞することに関して、いろいろな意見もあるようですが、私は、肯定の立場です。
理由は、こちらの記事にも書きましたが、思った通り、ノーベル賞委員会委員長が朝日新聞のインタビューに答えて、世界がオバマ氏を助ける必要があると考えたからと述べました。

「世界がオバマ氏を助ける必要」 ノーベル賞委員長会見(朝日新聞) - goo ニュース 
【ストラスブール(仏東部)=土佐茂生】ノーベル平和賞を選考するノルウェーのノーベル賞委員会のヤーグラン委員長が30日、当地の欧州評議会で朝日新聞のインタビューに応じた。今年のオバマ米大統領への授賞について「2、3年後では手遅れになる。オバマ氏一人では何もできない。世界が彼を助ける必要があると考えた」などと授賞の経緯を語った。オバマ氏の実績への評価だけではなく、同氏が目指す世界の実現を後押しする狙いがあったことを明らかにした。
 平和賞候補の推薦は毎年2月に締め切られるが、今年2月時点でオバマ氏は大統領に就任したばかりだった。ヤーグラン氏は「大統領選挙戦のころから、彼の言葉や考えに注目していた」と話し、最初の選考委員会での候補者絞り込みで、まだ実績のないもののオバマ氏を残したと説明した。


また、ヤーグラン氏はこのようにも言っています。

「オバマ氏は言葉だけだ」と言う人もいるが、言葉を過小評価してはいけない。言葉は時に危険だが、時に人に希望を与え、その希望が物事を良い方向に変える。

私も、ヤーグラン氏とまったく同じように思います。

彼は、大統領候補として立候補した時点にすでに、世界の核廃絶を訴えていました。世界一の核保有国で、核を使用した唯一の国であり、広島長崎の原爆使用を肯定する多くの人々がいるあの国で、大統領になろうとする人が、核廃絶の口火を切るのは、非常に勇気のいることです。
しかし、彼はそれに対して、絶対に口ごもることはせず、大統領就任後は、核廃絶へむけて積極的に世界に働きかけています。

確かに就任したばかりで、まだ結果は出ていませんが、「核廃絶」は、彼一人が担うべき責任ではないということ、人類全部が請け負わなければならない責任だということを、忘れてはならないと思います。

ノーベル賞のほかの賞は、個人の功績結果に贈られますが、平和賞に限って言うなら、結果ではなくて、平和を作ろうとする人を応援するための賞なのだそうです。
そりゃそうですよね、世界が本当に平和なら、平和賞を贈る必要のある人なんていないんじゃないでしょうか。
平和賞に対して、皮肉や嘲笑をするのは簡単ですが、世界が平和ではないからこそ、平和賞が必要なんだろうと思うのです。

ヤーグラン氏が「2、3年後では手遅れになる」と言ったのは、イランを中心とした中東情勢の危機からではないかと思います。
ユリアナさんに教えていただいたBBCWORLDNEWSからの情報によりますと、イスラエルと米英は、イラン攻撃を辞さない心づもりもあったようです。イスラエルや軍産複合体は、ブッシュ路線からの変更をたやすく認められない事情もあるでしょう。

いくらオバマ大統領がイスラム世界との協調路線を願っても、オバマ氏一人を孤立させては、かなうものではありません。
ノーベル賞委員会が、「世界がオバマ氏を助ける」といった意味も、そう考えるととてもよくわかるものです。

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