虹色オリハルコン

命にエネルギーを与えるパワーの力

命からエネルギーを奪うフォースの力

どちらを選ぶかは自分次第

医者と製薬会社と行政が作る病人

2007年12月06日 | 薬のこと・薬害のこと
先日、「医者と製薬会社が作る病人」---父が医者から渡された13種類の薬を、全種類飲んだら、布団から出られなくなった・・・という記事を書きましたが、尊敬する数少ないお医者様のひとり、安保徹先生の『免疫道場』という著書に、この点について、厳しい指摘をされている部分がありますので、抜粋して書きます。(太字は私の判断です)

●高齢者の医療費
日本は今、急激に高齢化社会に突入しているので、医療費の上昇が社会経済を圧迫してゆく心配が現実化しつつある。2005年現在での医療給付費(医療費のうち健康保険料でまかなわれる分)の支出は、27.5兆円であり、20年後の2025年はこのままだと56兆円まで拡大する予想である。このため2025年度の医療給付金を7兆円抑えて49兆円まで圧縮してゆく基本方針(試案)を、先ごろ厚生労働省が公表したのである。
この試案の基本骨格は、高齢者の負担増と生活習慣病の予防である。増え続ける高齢者が現状のような薬漬け医療の犠牲になることから逃れるならば、きわめて容易である。これまでのお年よりは、働くこと、生きることに無我夢中であったので「病気になったら薬を飲むもの」という考えから脱却できなかったのも仕方がないことであった。
しかし、病気の成り立ちが、無理をして体に負担をかけること、逆に楽をしすぎて身体能力を鍛えないために負担を受けやすくなること、とわかれば、薬を山ほど飲む薬漬け医療から脱却できるわけである。これからの高齢者の中心は団塊の世代の人たちなので、病気になったとき、ひたすら薬を飲み続ける流れから脱却するのは難しいことではないと予想している。ある程度ゆとりを持って生きてきた人なら、これまでの間違いに気づくことができると思う。
確かに、老人の医療費の自己負担が少ないというのも、薬漬けの温床になりやすい。
行くたびに数千円を払うぐらいなら、今のお年よりは金持ちなので、病気が 治らなくても腹は立てない。しかし、実際はその5倍もお金を払っていることに気づきたら、馬鹿らしくて病院にかかる気もなくなるだろう。危険な薬を飲むよりも体によい健康食品を買ったほうがまだましである。
特に薬の副作用が新しい病気を作っているという薬漬け医療の実態を認識する必要がある。体の弱ったお年寄りが飲み続けて害にならない薬は少ないだろう。山ほど飲んでいる人たちは、薬によって病気が上乗せされている現実に気づく必要がある。病気の成り立ちを理解して、慢性疾患は自分の力で逃れなければならないのである。そのとき、自然に医療給付費の膨張の問題も解決する。そしてはじめて、日本は元気な老人の国となるであろう。


病院に行くと、待合室は老人だらけですが、そこに場違いなスーツを着た人に、必ず出くわします。製薬会社や医療機器メーカーなどの営業の方たちでしょう。軍需商社山田洋行と、防衛省幹部の癒着が公になって久しいですが、同じことが医者と製薬会社、厚労省と製薬会社の中で起こっているのではないでしょうか。
薬害肝炎訴訟が、遅々として進まないのも、そんなところに理由があるんじゃないでしょうか。

彼らのやっていることは、単に無駄な医療支出を増やすというだけでなく、人の命を縮め、人生の尊厳を奪う行為です。

資料記載患者が実名で提訴 薬害肝炎、愛媛の女性(共同通信) - goo ニュース


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ハートのかたち | トップ | 薬害と製薬会社のおっぱっぴー »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

薬のこと・薬害のこと」カテゴリの最新記事