父の大変化・追記あり

うちの父は、以前某新興宗教団体に入っていて、一般人にとってはとても考えられないような高額の関連グッズを次々に購入したり、教祖の書いた本を棚いっぱいあふれさせるほど買いとっていました・・・
（何と教祖の顔写真が、100万円だとあとで知りました。桐箱に入れれば、ただの写真も100万取れるのか？暴利をむさぼるのもいい加減してくれと。）

認知症と診断されてからは、こちらも父のことを以前よりもっとちゃんと見るようなって、この宗教団体に対してよりいっそう疑問がわいてきたのです。
それで、これはやめてもらった方がいいと思い、本人にやめろと言ってもらちが明かないので、ネットなどで調べて直接その宗教団体の本部に手紙を送り、なんとか退会届を出すことができました。（とはいえ、ここに来るまでに、八方手を尽くし、手間暇かけてそこまでやっともって来たんですよ。）

それ以来、定期的にやってくる向こうからの接触がなくなり、途端に父はその団体のことを記憶から消していったのです。
それでも、父の部屋中にあふれた本やビデオなどを急激に処分するのは、何となくはばかれるので、いない時に少しずつ処分して見たところは部屋の中は変わりないような状態でした。

ところで、以前父は、キネシオロジーテストの被験者として、とてもわかりやすいと書いたことがありますが、記憶がない分、余計な雑念もないのが、答えをわかりやすくさせてくれているのかもと思います。
で、あるきっかけがあって、部屋中にあふれる教祖の本の1冊を手に取り、キネシオロジーテストをすることができました。すると、筋肉があっという間に弱くなります。どの本をとっても同じです。
次に、以前父にプレゼントした飯田史彦さんの本を持ってもらうと、今度は「がしっ！」と強く反応します。その差は歴然。

これだけ体が弱くなるものを、部屋中にあふれさせていたら、この部屋にいるだけで体調が悪くなるのも当然ですよ、お父さん。

と、言ったら以前の父なら、逆ぎれして怒ったのですが、向こうからの接触が切れて、以前より父の毒気が抜けたような感じです。
そして何より自分の体でわかっちゃったから。
「いいことも書いてあるんだよ」と父は言ったけど。
いくら表面的にいいことが書いてあっても、書いた人の意識が、実は別の利益誘導のためだったり、自分がそれを持つことで不利益な状態になってしまうなら、体はノーって言うんです。キネシオロジーテストの奥深さはそこなんです。不思議だけど体ってすごいんですよ。



数日たったある日の父の部屋。
気づけば、信者歴20年の父は、たまった本を自分で棚から出してまとめていました。
すごい大変化が起こりました。
これらの本は、絶対にリユースしてはなりません。廃品回収に出して、リセットして新たな紙に生まれ変わってもらいます。

まだ、本棚には少し残っているけれど、あいた部分には、飯田史彦さんの本が入っていました。


★追記

この記事を書いたタイミングで、夕方、こんなニュースが入ってきました。

■衆院選に候補擁立＝「幸福の科学」(時事通信) - goo ニュース

そういえば、幸●の科学は、公明党を押しのけて、信者から総理大臣を出すって言ってたものね。どうなることやら…
信者の皆さんは、これから必死の奉仕選挙活動をさせられるのでしょうね。憲法に書かれている「政教分離」はどこへ行ってしまったんだろう。・・・って、今更だけど。

ああ、それにしても、父を退会させることができて、本当に本当に、本当に、よかったぁ～～。

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