漕げばロードの日和あり^^

ひねもすポタリポタリかな。
自転車活動や食べた呑んだ等あれこれを行雲流水のように書き綴っています。

1月25日 花追いエンデュランスマイル

2015-01-25 16:20:02 | 埼玉を走る
穏やかで暖かい日だった。
もしかしたら早咲きの秩父紅や節分草を見付けられるかしら。そんな期待を胸に秩父方面へエンデュランスマイル。


龍勢会館裏の福寿草、ようやく眠りから目覚め始めたところ。

落ち葉の間から、顔を出し始めた黄色い福寿草。先週より幾つか数が増えていた。
紅い花を咲かせる秩父紅が見られるのは、まだ半月ばかり先のことかな。


丸亀の滝見物を断念・・・

凍結した滝を見物と洒落込もうと思っていたのだけれど・・・
堂上の節分草園から先の路面が凍結していて滑る頻度が高かったので中止。残念無念なり。
節分草園は残雪に覆われており、凍りついているようだった。
雪の代わりに、節分草の白い花で地面が色付く日が待ち遠しい。


矢通反隧道を抜けて、日野で節分草探し。

陽当たりの良い土地なら、ひょっとしてと思ったのだけれど、まだ時期尚早だったみたい。
ああ早く春よ来い。


昼メシは秩父で、熱々のマカロニグラタンを喰うと決めてきたのだ。

ハクホーで、熱々の海老マカロニグラタンを、フゥフゥしながら喰った^^
 
グラタンは焼き上がりに時間が掛かるので、ナポリタンも注文。ここんちのナポリタン、甘過ぎず拙の好みだ。
年季の入ったグラタン皿で出されたマカロニグラタン、海老のブツ切がゴロゴロ入っていて、美味かったよ^^


あの花聖地巡礼も一段落といったところかしら。

旧秩父橋で、ふと考えた。最近、聖地巡礼をする人を見掛ける機会が減ってきたような・・・
でもじきに、心が叫びたがっているんだ!って人達で秩父は賑わうようになるんだろうな^^


削り花を見付けた^^



秩父からの帰り道、末野で庚申塔に供えられた削り花を見付けた。
削り花、作る人もめっきり減って伝承が絶えた土地も多いと聞いていたので、嬉しくなってしまったよ^^



走行距離:126 km(総上昇量:972 m)

1月18日 花追いエンデュランスマイル^^

2015-01-18 18:53:05 | 埼玉を走る
1月18日、まだ大寒前だけれど、本年初の花追いライド。
福寿草を探して、四阿屋山に上ったりして、秩父方面へエンデュランスマイル。


この先で福寿草が俺を待っているのだ。咲いていると信じて雪道をゼァハァ上った。


日陰部分は雪だらけ。でも滑る事を前提に注意すれば案外行けてしまう。
要所に砂が撒かれていたので、ゆっくり走れば上りも下りも自転車に乗ったままで大丈夫だった。
でも、危ないなと思ったら、無理せず押し歩きする事が肝心。



四阿屋山の福寿草、咲き始めた^^ その黄色、冬の陽光の温もりが蓄えられているみたい。


冷え切った手をかざしてみれば、なんとなく暖かく感じたりして。
   
誰もいない福寿草園で新春の息吹を独り占め・・・と最初は喜んでいたのだけれど。
綺麗だねぇと言葉にしても、この情景を分かち合う人もなく、なんとなく切なくなって撤収であります。
新春から春にかけての花見、長居するならば多少は賑やかである方が宜しいみたい。


奮発して天ざる蕎麦を手繰った。

今年初の福寿草を見る事が叶ったのだ。こんな日は奮発して豪勢に天ざる大盛り(1230+220円)と参ろう!
  
福寿草見物の後は三峰口方面へ。
途中、そば福で昼メシ。ここんちの天麩羅、見た目にも豪勢で喰うと気持ちハレバレになれる^^


ごもっともさまぁ~^^


三峰口駅で可愛い車掌さんにご挨拶^^
駅には、三峰神社の節分祭で使われる、ごもっとも棒が飾られていた^^


ここからは旧甲州往還で秩父市街へと思っていたが、白久からの路面が真っ白だったのでR140号で戻ることに変更。
秩父の街中では、例の如く、ふらふら散ポタ。


散ポタの途中、汁粉が食べたくなって。

秩父神社近く、東商店街の松村甘味食堂で汁粉タイム。食券方式のこの店、懐かしくって好き^^
 
この店、丼物や麺類もやっているし、昔ながらの雰囲気なので、拙みたいなオッサン独りでも甘味を喰いに堂々と入れちゃう。
田舎汁粉、420円也。こんがり焼かれた餅が二つ。疲れた体に沁みるんだなあ、これが^^


さて、これからは福寿草、秩父紅、節分草、座禅草と春に向けて色々な花が咲き出す。
当分の間、エンデュランスマイルを実行する動機付けに困らない嬉しい時期の到来だ。


走行距離:124 km(総上昇量:1522 m)

1月17日 朝練代りに昼喰ライムin渋川

2015-01-17 19:24:06 | 群馬を走る
1月17日。距離を踏みたかったので利根川CRを遡って渋川へ昼喰ライム。

本日の利根川CR峠の体感斜度は平均4%、ときどき10%超。

利根川CR、往路の平均時速:23 km、心拍強度:79 %HRR。復路の平均時速:30 km、心拍強度:65 %HRR。
行きと帰りのギャップ、地獄と天国であります。


この日の昼メシは、熱々のモツ煮で白メシを掻き込むと決めていた。


 
この季節、走ること以外に何か目的を作らないと、寒風に抗って走る気力を維持出来ない。
この日の目的は、永井食堂のモツ煮。強烈な向かい風の中を走ってきた甲斐があったよ^^


待ちに待った早春の花追いの時期が来たみたい^^


高崎辺りのCR沿いに植えられた蝋梅は満開。紅梅や白梅も咲き始めていたよ^^
寒い寒いと思っていても、季節は確実に春へと向かっているのだな。
明日は、さっそく早春の花追いライド開始であります^^


走行距離:137 km(総上昇量:1248 m)

カクレガニ

2015-01-15 21:05:40 | 日記・エッセイ・コラム
蛤を隠れ家にした隠れ蟹

たまには贅沢な肴をと思い、奮発して購った地物のハマグリ。
1キロ当たり13個の貝のうち3個の中にカクレガニが入っていた。





カクレガニが入ると貝殻の中が狭くなるので、貝の身がその分だけ小さくなると聞いたことがある。
それに、カニの重さもキロ購入単価に入っている訳で・・・
ちょっとちょっと君達、拙に家賃を払ってくれんカニ?と抗議したい。

1月12日 エンデュランスマイル

2015-01-13 21:21:28 | 群馬を走る
1月12日は、風花舞う三国街道の中山峠を越えてエンデュランスマイル^^

ルート概要は以下の通り
利根川CRで渋川⇒R17で白井宿・道の駅こもちに寄り道の後、R353で草津方面⇒県道36号(三国街道)で中山峠越えて高山村
⇒R145で権現峠を越えて沼田方面⇒R17で再び渋川へと戻り、利根川CRで帰宅


冬の風物である利根川CR峠、この日の体感斜度は6%。それでも気分は、♪あの向うの もっと向うへ。

向い風が強烈。でもインドア・トレーナーでは味わえない季節の風情があるのだとポジティブに考えよう。
・・・と言いつつも、叶う事なら、風向きは常に追い風であって欲しいなあ^^


白井宿。宿内を流れる堰に沿って植えられた桜と梅。花芽が、やがて来る春に備えて準備を始めていた。

初めてここを訪れた時は、桜舞い散る頃だった。
その時から満開の頃に再訪したいと思いながらも、桜の時期は儚くも短くて、まだ実現していない。


道の駅こもちの名物である子持ち鯛焼き(餡子に求肥が入っている)で燃料補給をして、いざ三国街道へ参らん!

三国街道で中山峠を目指す。
決して脚が売り切れた訳じゃあない。所々に旧跡が多くて好奇心が抑えきれないだけさ・・・と言い訳三昧^^


横掘宿の一里塚を見学したり・・・

旧跡ではないけれど、見晴が良いと言っては立ち止まったり・・・

メロディーライン(星に願いを)では、優雅に曲を奏でてやっかな・・・と思ったけれど路面の状態が剣呑なんで止めときました。

日陰の場所では、乱暴にトルクを掛けると3本ローラーに乗った気分が味わえるが、慎重に進めば、どうにかなる路面状態だった。

松が茶屋跡。その昔、お松さんという人が茶を接待していたとのこと。
ああ・・・拙も熱いお茶を所望したい。こんな寒い季節なら、きっと最高に美味い茶を喫することが出来たのだろうなあ。


峠の手前にあった長刀坂(ナギナタザカ)の歌碑。
峠まで、あと数十メートル程だけれど、停まって見学。


峠に立ち、来た路を振り返る。頑張った自分を褒めてあげたい瞬間^^

峠から高山村へと下る路面はウエットなものの良好な状態だった。しかし、速度を上げると鼻がモゲそうなくらいの冷たい空気に閉口。

熱々のグラタンで、ほっと一息。


  
時刻は12時過ぎ。お腹も減ったし、体も芯から冷えました。
峠を下る途中にあったアラゴンでポテトと自家製ミートソースのグラタンを喰って気力回復^^


権現峠にて。暇人 銀輪乗士ここに休む。

歌人若山牧水が休んだという権現峠で拙も休憩。
しかし立ち止まると、すぐに体が冷えてしまうので、ゆっくりしていられない。一首詠んでやろうと思っていたのに残念無念。



どうりで寒い訳だ。13時過ぎで気温は0℃。
ここから沼田への下り区間。真冬のライドを堪能致しました^^


帰りは利根川CR沿いの道の駅よしおかで足湯に浸かってマッタリしたりしながら夕暮れ前に無事帰宅。ああ面白かった。

走行距離:162 km(総上昇量:1097 m)

利根川CRを上って行くと、そこは雪国だった^^^

2015-01-12 17:42:50 | 日記・エッセイ・コラム
ブログ仲間のchikaさんの記事を拝見して渋川近辺の峠に行ってみたくなった。
思い立ったが吉日。すぐやれ!
そんなこんなで風花が舞う街道を走り、プチ雪国の情景を愉しんできた1月12日。




国道や県道を外れて、日陰の小路に入れば、一面粉雪の世界。
冬には冬ならではのサイクリングの愉しみがあるのだ^^



1月11日 エンデュランスマイル

2015-01-11 18:02:32 | 埼玉を走る
1月11日、脚に溜まった乳酸を洗い流すイメージでペダルをクルクル回して秩父方面へエンデュランスマイル。
長年連れ添ったデジカメが壊れたけれど、偶然の道連れに恵まれた気持ち良い一日だった^^


尾ノ内と久月の氷柱見物。



尾ノ内、昨年末は凍結していた路面も、圧雪が綺麗に除去されて自転車に乗ったまま上ることが出来た。
氷柱、見事に育っていたよ^^
吊り橋から氷柱を眺めた後は、振舞われた甘酒を愉しんだりして来た道を引き返した。


久月の氷柱、見物するのは二年ぶり。

こちらの氷柱、壁面の間近から観賞出来るのね。
こういうアングルで壁面から下がる氷柱を見た事無かったので、なんだか新鮮^^


その後は、小鹿野で昼を喰ったり、茶菓子と煎茶を愉しんだりして、夕暮れ前に帰宅。


走行距離:128 km(総上昇量:1097 m)

1月10日 初朝練

2015-01-10 13:24:42 | 自転車
1月10日。本日は初乗り&初朝練。

朝焼けに浮かび上がった樹木のシルエット、なにかしら惹かれるものがあって、眺めていて飽きない。

すっかり葉が落ちたこの時期は、ほぐれた枝ぶりや樹形がよく見える。
新緑の頃や青々と葉の茂った風景も佳いが、こんな風景もまた佳い。春夏秋冬に、それぞれの好さがあるのだ^^


トレインの恩恵、後列ならば向かい風区間も鼻唄交じりで快適走行^^

♪オレは鼻水流さない ダダッダー! 老ディだから 狡猾だから ダダッダー!
♪だけど判るぜ 萌える友情 キミらと一緒にレースに出る^^

有酸素領域で周回6周。速度抑え気味とはいえ、向かい風区間でトレイン牽くと、気付けば心拍80 %HRRオーバー。
追い風区間で先頭を牽き、向かい風区間で後ろに下がる・・・今年は、そんな頭脳的プレーを目指したい^^


風さえなければ、日向はぬくぬくなんだニャア。





朝練の帰り道、陽当たりの良いお宅の屋根にニャンコが二匹。こいつは初走りから縁起が良いわい^^

走行距離:73 km


アマノカガミノフネ

2015-01-09 06:51:26 | 植物
冬枯れした草むらで見つけたガガイモの実。
神話の時代には、実を二つに割ったのを舟にしたようだ。
即ちスクナビコナの神が乗ったアマノカガミノフネが、これであるのだとか。
スクナビコナの神(因みに、お酒が呑めるのは、この神様のお蔭なのです^^)って、とっても小さかったのね。




イモというのは根ではなく実の形によるものらしい。
蔦のところどころに口を開いた実が幾つか。中に、綿のような種があるものが残っていたので、手に取り眺めた。
綿毛をほぐしていると、突然吹いた強い風に幾つか種がさらわれ、どこかへ旅立っていった。
ケセランパサラン・・・そんな言葉が頭に浮かんだ。
残った種を持ち帰り、伝説の船とケセランパサランを量産してみようと思った冬の午後の出来事。

團平喜佐古

2015-01-06 06:47:16 | 日記・エッセイ・コラム
帰省の折、久々に口にした懐かしのナガラミ。
一般的には團平喜佐古(ダンベイキサゴ)っていうんだんべ。今まで知らなかったよ^^ 


一時は、漁獲量が激減して幻の貝とか言われ、市場価格でアワビもびっくりのキロ3000円近くしたものだけれど。
今冬は、ありがたい事に、手頃な価格でスーパーに並んでおり、酒の肴にすることが出来た。


直径4cm程の貝殻を手に取り、スベスベな手触りを愉しみながら記憶を手繰る。
十代の頃、九十九里浜で波にもまれながら獲ったことを想いだした。
ハマグリと比べると沖にいて、潮が引いた時でも肩くらいの水深の沖合で、海底の砂を足でグリグリして探した。
荒波に揉まれて育つのに、他の貝のように活けておく事が出来ない(塩を吐かせるだけで、段々弱って死んでしまうのだ)脆弱な貝だ。
なので、生きたのを入手出来た時は運が良かったと思ってしまう。


個人的には軽く塩茹でしたものが一番。
茹でたての熱々に、爪楊枝を突き刺して、クルクルと捻りながら身を引き出す。
最後まで切れずに取れた時の満足感は、筆舌尽しがたいものがあるのです^^
機会があれば、お試し頂きたい一品であります。

PS
しかし、爪楊枝の先についた身、しげしげ観察すると、アラレちゃんとガっちゃんが、棒に突き刺していたアレみたい・・・

黒潮恩恵後遺症

2015-01-04 08:53:42 | 日記・エッセイ・コラム
初ライドに出掛けようと思って支度までしたのに・・・
なんという体たらく。外に出た途端、寒くて寒くて部屋に引き返してシマッタ1月3日。


年末に、埼北より、ちょっとだけ暖かい房総を走ってきたからかしら?
既に日は高く昇っているというのに、寒さに耐えられませなんだ。


もう少しだけ気温が上がってから出発だ・・・
そう思いながら、自ら簀巻きになり、ぬくぬくしているニャンコを眺めていたら、何時の間にやら寝オチしていた。


気付けば既に昼過ぎ。結局一度も自転車に跨らぬままウエアを着替え、車で白鳥見物に出掛けた。

荒川に架かる植松橋の上流、コハクチョウが120羽程(そこまでは数えたのだ)寛いでいた。

拙も、お前達の様に羽ばたく事が出来るだろうか?
羽ばたく事は出来ても飛翔出来るとは限らんなあ・・・などと初ライドに失敗した自分、このままズルズルいってしまったりして。
今年の初イベントとなるTOKYOエンデューロまで、あと三か月ちょい。チームメイトの奮闘に期待であります^^

房総モグライド 後脚

2015-01-03 06:39:11 | 千葉を走る
養老渓谷駅でニャンコとたわむれた後は林道 戸面蔵玉線へ向かった。

林道 戸面蔵玉線の隧道は、どんな具合かしら。

この林道も全面舗装路で安心して走れた。でも、グレーチングが外れている所が一か所あったな。
林道は梅ケ瀬渓谷に沿っているみたいだけれど、川面は見えずで、ちと残念。


一つ目の隧道にご対面



入り口側は補強されていたけれど、出口側は素掘りの雰囲気を残していた。

ここから林道終点の蔵玉まで隧道が4つ5つ程続くのだけれど。全てコンクリート面で魅力を感じなかったので画像はなし。

蔵玉からはR465号を夷隅・養老渓谷方面へ。新筒森トンネル手前を左に逸れ、元の筒森トンネルの方へ上った。


筒森トンネル手前左手、房総ふれあいの道の道標。
「観音橋4.8km」と指された方向に進めば、魅力的な素掘り隧道を見る事が出来る。


上の画像の道を直進すれば筒森トンネル。手掘り隧道がある路は、ここを左折。
この路も全面舗装路だ。


一つ目の隧道、名称は牛尻戸上トンネル。

こちらはコンクリートで覆われているので、さっさと先へ進んだ。しかし、牛の尻が戸の上とは・・・う~ん想像し難い^^

二つ目の隧道、斜めに入った地層の模様とゴツゴツの質感が、なんとも素晴らしい。



前日に降った雨のせいか、出口側を絶えず水が滴り落ちていた。その水音が隧道内で響くのがいいんだなあ^^

三つ目の隧道、入り口側から次の隧道が見えた。



苔の緑が描く模様に惹かれます^^

そして最後、四つ目の隧道。



こちらも斜めに入った地層模様が見事なものでした。

素掘り隧道を観賞した後は、路をそのまま進めば、養老渓谷の弘文洞跡入り口に出る。


弘文洞、この地の開拓のために蕪木川を川まわしして作った隧道で、以前は上を路が通っていたという。



モグライドの〆は、ちと趣が異なるけれど、中瀬遊歩道から自転車担いで川を渡って、弘文洞見物。
昭和54年に上部が崩落して現在はU字型になっている。
崩落前の景観を覚えているようないないような・・・曖昧な記憶に頭を掻き毟りつつ今回のモグライドを終了。


走行距離:戸面蔵玉線入り口(この時点で42km)でサイコンがバッテリー切れで判らん。時間は出発から帰着まで8時間前後でした。

房総モグライド 前脚

2015-01-02 07:15:45 | 千葉を走る
房総、なかでも市原市や君津市の辺りは、昔ながらの手掘り隧道が多く点在している。
手掘り隧道の雰囲気が好きで、学生の頃はバイクで探して走ったりした事もあったのだが、今も姿を留めているのだろうか。
12月30日、懐かしの手掘り隧道を探して、のんびりモグライドと洒落込んだのです。


飯給(イタブ)から月崎に向かう、房総ふれあいの道にある三つの隧道。
千葉市街から清澄養老ラインで養老渓谷方面へ向かった。
高滝湖を越えて走ること暫し。加茂木更津線に入り、小湊鉄道の飯給駅を過ぎて坂を少しだけ上った左手に「房総ふれあいの道」の道標がある。
その道標が「月崎駅2.4km」と指す小路を進むと目的の隧道がある。


一つ目の隧道は柿木台第一トンネル(竣工年推定明治32年)



将棋の駒のような形は日本古来の掘り方で観音掘りと呼ばれる・・・隧道入り口に設置された説明板に記されていた。
隧道内に設置された照明に出口側の光、隧道内の暗がりが織りなす陰影、なんとも魅力的でありました^^


二つ目の隧道の名称は判りませなんだ。



こういう丸っこい隧道も味があって佳い。
隧道内で立ち止まり、壁面を滴る水音に耳を澄ませば、なんだか落ち着いたりするのです。



隧道間の路面は、落ち葉が堆積した場所があるものの全て舗装面。
クリンチャー23C(グランプリ4000SⅡ)を履いていたが、全く不安は無かったですよ。


三つ目の隧道は永晶寺トンネル(竣工年明治31年)



入り口側は補強されているが、途中から素掘り面が表しの観音掘りとなっていた。
隧道先から射し込む光が、未知との遭遇っぽい。
しかも、出口側で突き当たる通りを車が通ると、反響音が不思議に響いて、なんだかワタシを宇宙に連れてって^^って感じだった。


はて?柿木台第二トンネルは何処?そんな疑問が湧いたが、それは次回のお愉しみとして先に進んだ。
三つの隧道を抜けた先の通りを右折して月崎駅に寄り道。


月崎駅。百瀬駅としてご存じの方も多いのではないかしら。


セカチュウのロケ地として知られ、桜の季節にはカメラメンで賑わうという駅も、この時は静かなもので、ニャンコがベンチを温めていた^^

駅舎脇に建つ旧待合所?だかの苔生した雰囲気もまた佳いものでありました。

月崎駅の後は、上総大久保駅を経由して清澄養老ラインに戻り、養老渓谷を目指した。

養老渓谷駅におわす三匹のニャンコ達に萌え。


残念ながら茶トラには逃げられてしまったけれども、残りの二匹を愛でる事は出来たので良かった^^

さて、この後は駅傍の踏切を渡り、奥養老バンガロー村・観音橋方面に向かい、林道戸面蔵玉線で蔵玉(クラタマ)へと行くのです。
つづく

房総フラフライド

2015-01-01 08:57:55 | 千葉を走る
昨年12月28日に内房方面を走った。これは、新年早々に鬼も泣き出す?その時の記録であります。

千葉市街からR16⇒127号を通って、ひたすら海の見える地まで漕ぎまくり。
木更津辺りまでは見所もないし、自転車で走るには剣呑だし、内房行くなら次回からは富津辺りにデポでもしようか。


R127号の竹岡付近にある城山隧道手前左手、灯篭坂大師に寄り道。

大師に至る道中にある二つの隧道に心惹かれた^^
  

その昔、東海道は伊豆から海路をとり、上総の保田・金谷に上陸するのが本道だったという。
弘法大師が日光山に向かう途中、この地で岩に自画像を刻んだ。そこに里人が常夜燈を点じたそうな。
やがて、その常夜燈は灯台とされ、いつしか灯篭坂大師と呼ばれるようになったんじゃと。



明鐘岬で海を眺めながら珈琲で一息。

浜金谷フェリー乗り場を過ぎて、明鐘(ミョウガネ)隧道手前右手、岬に建つ喫茶店で海を眺めながら珈琲を愉しんだ。
映画の舞台になった「音楽と珈琲の店 岬」。
デッキ席に陣取り、珈琲を飲んだ。潮の香りと珈琲の香りが溶け合って、なんとも趣向だったよ^^

 


江月水仙ロードで水仙の濃厚な香りに酔った。


JR保田駅から国道を逸れ、江月水仙ロードを走って江月山頂へ。
水仙の産地であるこの地、路の両脇に水仙畑が続いている。水仙を眺めたりしながら、のんびりと坂を上った。
今冬は開花が例年より早いらしく、辺り一面に漂う甘い水仙の香りにクラクラ^^


道中、デーデッポ(ダイダラボッチ)の足跡やら源頼朝に所縁の場所があったりして、なかなか愉しめた。
山頂からは赤伏方面へ下って、県道外野勝山線に入り、佐久間ダム方面に向かった。



おくづれ(大崩)水仙郷で水仙と珈琲の香りを愉しんだ。


水仙を眺めたり、香りを愉しんだりしながら佐久間ダムを一周。
ダム湖畔、休憩所脇のベンチに座り、淹れたての珈琲と焼き菓子で一休み。水仙と珈琲の香りのコラボも、また佳きかな^^

  

埼北より一足早い新春の雰囲気を堪能した後は、長狭街道を下って保田へ。帰路は海沿いの道を選択して富津岬を経由することにした。

小さな漁港や海岸、海辺の町ならば、どこにでもあるような何気ない雰囲気が好き。


漁も休みに入った海辺は、それは静かでトンビの鳴き声と波の音が、のどかに流れておりました^^


富津岬、中学生の夏にサイクリングで訪れた想い出の地のひとつなのだ。

岬の先端に建つ明治百年記念展望塔。自転車抱えて、この塔を駆け上る元気、今も拙にはない・・・
いや、行きがけだったら出来たな。きっと^^


浪打際に積もった貝殻。やがて磨り減って砂粒となり、最後は海に還っていくのだろう。
この貝殻も、あの頃と同じようでいて、どれも違うのであろうなあ。イルカの耳骨など暫し探してみたが、見つける事叶わずだった。



共食い失敗。

バカ貝、お上品にはアオヤギ(青柳地区で沢山獲れたからだとか)と呼ぶ。
その貝柱は小柱として鮨や天麩羅の高級ネタになるのです。オレンジ色の舌と呼ぶ部分も生でも加熱しても好しだ。
拙が若い頃はまだ、稲毛からこの辺りにかけて、浪打際に口を半分開けて、沢山転がっていたものだ。
簡単にいくらでも捕るというより、拾えたのだけれど、食べるには、砂を除くのが大変だったな。


せっかくだから、富津公園入口の店でバカ貝を喰って帰ろうと思ったのだけれど。年末で漁が終わっていたので入荷なしとの事。残念無念! 
海苔とツブ貝などが入った磯ラーメンなるものを喰って撤収であります。


その後は沈もうとする夕陽と競争しながらR16号を鼻水流しながら走ってフラフライドの終了。

走行距離:177 km(総上昇量:1217 m)

捕らぬ狸の2016

2015-01-01 06:48:33 | 自転車
♪期待した優しさ捨てて身軽になれば意外と飛べるんだ。
そうは言ってもですね、思ったより飛べなかった場合に失うものが大き過ぎるんじゃあ・・・ええい、そんな弱気でどうする!!
花唄の鼻歌を歌いながら、新春から独り突っ込みしている。


新年の抱負、自転車関係のイベントについては、平均速度で前回の公式記録越えとしよう。
初出走の場合は、順位で上位10%以内だ。

他人より速く!となると厳しいけれども、昨年の自分より速く!ならば、日々の努力次第で、まだいけそうな気がする。


目標に向けた行動計画のイメージは、こんな感じ。



遠くに見える光に向かってブレずに進む。
そして、届いた暁には、己の姿を水面に映して、うっとりと呟くの。「自分スゲェ!!」ってね^^



さて、どれだけ出走出来るかな?今のところ頭の中にあるのは以下の通り。
 3月 TOKYOエンデューロ(確定)
 5月 もてぎエンデキューロ
    榛名山ヒルクライム
 7月 熊谷バーニングマンレース
    三峯山ヒルクライム
 8月 (つくば9耐)
 9月 マウンテンサイクリングin乗鞍
    赤城山ヒルクライム
10月 上野村ヒルクライム
11月 もてぎエンデューロ
    (龍勢ヒルクライム)
12月 (行田クリテリウム)
まずは、エントリーフィの貯金が最大の課題だったりして。さて、どうなることやら。


本年もよろしくお願い申し上げます。