漕げばロードの日和あり^^

ひねもすポタリポタリかな。
自転車活動や食べた呑んだ等あれこれを行雲流水のように書き綴っています。

寒さに負けた、いいえ愉しんだ日

2017-01-15 18:51:23 | 近場のポタリング
1月15日、昨日舞い降りた風花が薄らと残る朝だった。
日陰となるような山道は凍結していそうで剣呑だ。こんな日は平地をのんびり漕ぐに限る。


農道を走って利根川CRへ向かった。
上沼の景観、氷が張った上に風花が載り、雪化粧していて面白かった。


ゆっくりとペダルを踏みながら利根川CRを上流に向かって走った。
今季一番の冷え込み。風を切って走ると鼻や耳が凍えそうだ。


しばらく走ると、真冬用のグローブを装着していても、中の指先がじんじん痺れてきた。
ときおり停まって指先に息を吹きかけながら風景を眺める。
今も雪が降り続いているのだろう。遠くに見える山々が霞んでみえた。


それにしても寒い。視界が狭まり、動いているのに震えが止まらなくなってきた。
この辺り、右を見ても左を見てもネギ畑。
冬枯れの中に見える緑色した面は全てネギだと言っても過言ではない。


そういえば、その昔、土地の古老からこんな話を聞いた事があったようななかったような。
この辺りではネギ以外の作物を植えると奇妙な事が起こるのだとか。
なにかが、せっかく植えた苗や蒔いた種を夜な夜な抜いてしまうのだ。
そして苗を抜いた場所に新たにネギを植えていく。そしてそのネギは格別の美味さらしい。
では、そのなにかとはなにか?
ある者によると、しんしんと降り積もる雪のように真っ白いケモノのような姿だったという。
また、ある者によると、春の大地に芽吹いた若草のような緑色だったという。
いずれにしても共通しているのは頭部にネギのような2本の角が生えているという事。
そのふっかふっかした愛くるしい姿から「あれはネギの神のお使いだんべ。」
と崇める者さえいたという。
だから、いつの頃からか辺り一面ネギ畑、風邪菌も裸足で逃げ出す土地になった。

・・・長くなるので続きは4月1日にしとうございます。

上流でキグナス氷河がオーロラエクスキューションの練習をしているのだろうか。
それくらい風が冷たかったので上武大橋で折り返し、下流に向かってアウタートップで走った。


風に乗って走ると、寒さが和らぐのでついつい調子に乗ってしまう。
そして後で苦労するのはいつもの事デス。この日は利根大堰で過ちに気付き引き返した。
♪No boy no cry 進まなきゃ 勢いを増した向かい風の中を~
この歌を口ずさむと向い風でも結構頑張れる。刀水橋まで延々とリピートしてました^^


冷え切ってしまったので、妻沼の縁結び通り沿いにある大福茶屋に立ち寄って一服。


熱々の汁粉と蒸かしたての酒饅頭(合わせて658円なり)に指先も喜んでいた^^
寒い日に格別となる美味さを愉しんだ後は、温もりが消えないうちに帰宅。
3時間弱のポタリングの終了であります。


走行距離:51 km