何故、幕内最高優勝は、上位力士全員と対戦しなければ認めてはいけないのか(羽黒蛇)
三つの理由がある。
理由1:八百長の防止。
理由2:歴史の改ざんを防ぐ。
理由3:力士が嫌がっている。
上位と対戦しない平幕優勝を認める現行制度は、八百長を誘因している。
稀勢の里のような大関に昇進する実力のある力士が、優勝しようと考えたら、大関に昇進して、上位力士全員と対戦するより、
八百長して下位に下がり、10日間楽な相手と対戦し全勝し、残り5日間の上位との対戦に集中する方が、優勝の可能性は高い。
八百長を防止するためにも、序盤戦で上位と対戦しない平幕力士に、たとえ全勝しても、優勝の資格を与えてはならない。
吉葉山は1回しか優勝していない。時津山は1回も優勝している。
豊山は1回も優勝していない。富士錦は1回も優勝している。若浪は1回も優勝している。
稀勢の里は1回も優勝していない。旭天鵬は1回も優勝している。
吉葉山と豊山の優勝回数は、本来は、吉葉山2回、豊山1回か2回である。
現行の優勝制度は、歴史を改ざんしている。
一刻も早く、これ以上の改ざんを防止すべき。
私の相撲史の知識の範囲だが、横綱大鵬は、2回、わざと負けている。
1回目は、昭和40年初場所の千秋楽、優勝が佐田の山に決まった後で、7勝7敗の横綱栃ノ海と対戦した一番。
2回目は、昭和44年名古屋場所の千秋楽、大関清国との一番。
この場所は14日目までに、横綱大鵬、大関清国、大関琴桜、前頭5枚目藤ノ川の4人が11勝3敗でトップ。千秋楽の取組は、
○藤ノ川12-3 ●前乃山(関脇)
●琴桜 11-4 ○北の富士(大関)
○清国 12-3 ●大鵬 11-4
何故大鵬はわざと負けたのか。
入門が同期の清国に優勝のチャンスに、勝ちを譲ったのか。否。
大鵬がわざと負けたのは、藤ノ川と優勝決定戦を戦いたくなかったからと言われている。(真実かどうかはわからない。この説は定説になっていると私は思うが、証拠はない。)
藤ノ川はこの場所、前頭5枚目で、関脇と小結の4人とは対戦しているが、横綱・大関5人とは対戦していない。
大鵬は、たとえ同じ幕内で同点の12勝3敗とはいえ、そんな力士と、優勝決定戦を戦いたくなかった(と想像されている)。
大鵬の優勝辞退の是非について、同情する人より、全力をつくさない横綱を非難する者が多いだろう。鏡里のように全力をつくせと。(鶴ヶ嶺と優勝決定戦で勝利、昭和31年初場所)
私は、大鵬に、同情も、非難もしない中立的な立場であるが、
横綱に、このような気持ちにさせ、優勝を辞退させるような制度は、なくさないといけない。若き日の羽黒蛇は、心の中で、強く誓ったのである。
このブログでは、40年間思い続けてきた主張を書いている。
終盤だけ上位と対戦した下位力士の優勝(半分インチキ優勝)を、認めない優勝制度に変えるべきという根拠は以上の通りである。
羽黒蛇
三つの理由がある。
理由1:八百長の防止。
理由2:歴史の改ざんを防ぐ。
理由3:力士が嫌がっている。
上位と対戦しない平幕優勝を認める現行制度は、八百長を誘因している。
稀勢の里のような大関に昇進する実力のある力士が、優勝しようと考えたら、大関に昇進して、上位力士全員と対戦するより、
八百長して下位に下がり、10日間楽な相手と対戦し全勝し、残り5日間の上位との対戦に集中する方が、優勝の可能性は高い。
八百長を防止するためにも、序盤戦で上位と対戦しない平幕力士に、たとえ全勝しても、優勝の資格を与えてはならない。
吉葉山は1回しか優勝していない。時津山は1回も優勝している。
豊山は1回も優勝していない。富士錦は1回も優勝している。若浪は1回も優勝している。
稀勢の里は1回も優勝していない。旭天鵬は1回も優勝している。
吉葉山と豊山の優勝回数は、本来は、吉葉山2回、豊山1回か2回である。
現行の優勝制度は、歴史を改ざんしている。
一刻も早く、これ以上の改ざんを防止すべき。
私の相撲史の知識の範囲だが、横綱大鵬は、2回、わざと負けている。
1回目は、昭和40年初場所の千秋楽、優勝が佐田の山に決まった後で、7勝7敗の横綱栃ノ海と対戦した一番。
2回目は、昭和44年名古屋場所の千秋楽、大関清国との一番。
この場所は14日目までに、横綱大鵬、大関清国、大関琴桜、前頭5枚目藤ノ川の4人が11勝3敗でトップ。千秋楽の取組は、
○藤ノ川12-3 ●前乃山(関脇)
●琴桜 11-4 ○北の富士(大関)
○清国 12-3 ●大鵬 11-4
何故大鵬はわざと負けたのか。
入門が同期の清国に優勝のチャンスに、勝ちを譲ったのか。否。
大鵬がわざと負けたのは、藤ノ川と優勝決定戦を戦いたくなかったからと言われている。(真実かどうかはわからない。この説は定説になっていると私は思うが、証拠はない。)
藤ノ川はこの場所、前頭5枚目で、関脇と小結の4人とは対戦しているが、横綱・大関5人とは対戦していない。
大鵬は、たとえ同じ幕内で同点の12勝3敗とはいえ、そんな力士と、優勝決定戦を戦いたくなかった(と想像されている)。
大鵬の優勝辞退の是非について、同情する人より、全力をつくさない横綱を非難する者が多いだろう。鏡里のように全力をつくせと。(鶴ヶ嶺と優勝決定戦で勝利、昭和31年初場所)
私は、大鵬に、同情も、非難もしない中立的な立場であるが、
横綱に、このような気持ちにさせ、優勝を辞退させるような制度は、なくさないといけない。若き日の羽黒蛇は、心の中で、強く誓ったのである。
このブログでは、40年間思い続けてきた主張を書いている。
終盤だけ上位と対戦した下位力士の優勝(半分インチキ優勝)を、認めない優勝制度に変えるべきという根拠は以上の通りである。
羽黒蛇