経営の視点から考える「知財発想法」

これからのビジネスパーソンに求められる「知財発想法」について考える

知的財産の合体(?)その2

2007-06-13 | 知財一般
 「知的財産の合体」の記事でとりあげたライオンの「バルサン飛ぶ虫氷殺ジェット」に続き、知的財産の魅力により売上を伸ばし、知的財産権による保護によって高利益率を維持する知財による成功モデル(「知的財産のしくみ」p.128~129)の具体例です。

 新商品なので、ヒットするかどうかはまだこれからといった段階ですが、コンビニエンスストアに山積みになり、テレビCMでもよく見かける「Blendy香るブラック」がそれです。味の素の得意のコーヒーオリゴ糖が活かされた特保商品であり、価格も通常のコーヒー飲料より高いので、知財による成功モデルの可能性を大いに秘めた商品といえそうです。
 ところで、この商品を見ていると、個人的にはどうしてもある2つの商品を思い出してしまいます。いずれも典型的な知財による成功モデルですが、「体脂肪の気になる方に」のキャッチフレーズからは東の横綱の「ヘルシア緑茶」が、真っ黒のパッケージからは西の横綱の「黒烏龍茶」が、同じ特保商品ということもあってどうしても連想されてしまいます。セブンイレブンで3つが並べて売られていたということもあるのでしょうか、技術的には全く異なるものなのですが、これもある種の「知的財産の合体(?)」でしょうか?


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