わが大地のうた♪

NPOグリーンウッド代表理事:辻英之(だいち)が今、南信州泰阜村から発信する炎のメッセージと…日々雑感!

【だいち、僕のこと、覚えてる?】 ~そうかそうか、またおいで。待ってるぞ~

2016年08月31日 | 自然のソコヂカラ
うれしいことがあった。

「だいち、僕のこと、覚えてる?」とはにかみながら近寄ってくる子ども。

だいちというのは私のニックネーム。

昨年、私が責任者だった4泊5日のキャンプで、一緒に過ごした子どもだ。

覚えていないわけがない。

はにかんで近寄ってきた弟の後ろには、お兄ちゃんもいた。

「おお~、また来てくれたか!」と二人の頭をなでた。







兄弟そろって、昨年に続いて参加してくれたとのこと。

しかも今年は、長期間のスーパーコースに挑戦してくれたらしい。

そういえば、今年のサバイバルコースにも、昨年一緒にキャンプしたこどもがいたな。

もしかすると自分が知らないだけで、そんなこどもがまだいたのかもしれない。

何せ、1000人もこどもが参加しているので、全員とは顔が合わせられない。


でも、本当にうれしい瞬間だった。

そうか、そうか。

泰阜の自然の中でしっかり遊べよ。

またおいで。

待ってるぞ


代表 辻だいち

【THE 夏休み】 ~ちょっぴり大学生になった彼女たち~

2016年08月30日 | 泰阜村が大学になる
名古屋短期大学で、朝一番から夕方まで4コマの授業。

熊本地震支援関係で休講した分の補講だが、ぶっ通し4コマはさすがに疲れた。

夏休み中にも関わらず、7~8割の学生が出席。学生もたいしたもんだ。

1年生の「自然と生活」授業は、「THE 夏休みの想い出」をテーマに、自然と暮らしの関係について、あ~でもない、こ~でもない、とワークショップ。

ちょっと前までは、まるで高校生だった彼女たちも、夏休みを経て、ちょっぴり大学生になったかもしれない。

やっとおもしろくなってきたかな~と思ったらもう前期授業が終わる。

そんなもんなんかかもしれない。




今年の授業は、4年目にして最も手応えがある内容となっている。

これで名短の授業は残すところあと2回。

最後まで、学生の学びが高まるようにがんばります。


代表 辻だいち


【山賊キャンプの野菜 私が作っています】 ~村の農家代表が中日新聞に掲載された~

2016年08月29日 | 泰阜村のひとびと
村の農家代表で「せいちゃ」が山賊キャンプに来てくれた。

「ナスは嫌いだったけれど・・・」

ブロック誌の中日新聞に照会された。ご笑覧ください。


2016年8月23日 中日新聞

こどもキャンプの野菜
私が作っています 泰阜



 泰阜村でキャンプ生活をする全国の小中学生約80人が22日、同村田本のあさぎり館で地元農家の宮島誠一さん(70)から、キャンプの食事で味わっている野菜の話を聞いた。

 村のNPO法人グリーンウッド自然体験教育センターは、7月21日~8月30日、小学1年生~中学3年生を対象に「夏の信州こども山賊キャンプ」を開催。食材は地元の多くの農家から調達し、宮島さんはナスやトウモロコシを提供している。

 宮島さんは、ナスの作り方などを話した。「なぜナスを作ろうと思ったか」という児童からの質問には「スーパーなどで売っている野菜は作っている人の顔が見えない。自分の子どもや孫に、安心した野菜を食べてほしいから」と答えた。

 京都市から参加している辻本修麻君(8)は「ナスが嫌いだったけど、このキャンプでナスが食べられるようになった」と笑顔で話した。




【村長レポート 8月19日 NO.245 】 ~広域行政の中での町村会長~

2016年08月28日 | 泰阜村長からのメッセージ
わが泰阜村の村長が、就任以来毎月毎月、村民に向けて発信する「村長レポート」。2016年8月19日号を紹介したい。


村長レポート 8月19日 NO.245
広域行政の中での町村会長



 梅雨の雨も少なく、その後暑い日が続く夏となりました。老人クラブの皆様を中心に、マリーゴールドの草取り、ならの会の皆様の草刈りボランティアなど、大変に暑い中での作業で、ほんとうにご苦労様でした。各集落の夏の道路作業も大変だったことと思います。

 さて、長野県は、平成の大合併前、120の市町村があり(現在でも77の市町村)郡単位に「郡町村会」がありました。過去形の表現にしたのは、平成の大合併で町村が減り、郡に一つしかない町村がないというところもあり、郡町村会を無くし、県一つの組織(長野県町村会)としました。しかし、下伊那は、13の町村があり、独自に従来通りの下伊那郡町村会というまとまりを維持しています。町村会が残っているので、会長、副会長などの役職があります。下條村前伊藤喜平村長が平成15年5月から町村会長として現在にいたりました。伊藤村長の退任のあと、下伊那の町村経験が一番長いのが私となり、選ばれたということです。ちなみに、長野県内でも川上村の藤原村長に次いで2番目に経験の長い村長になりました。泰阜村では、松下利雄村長(故人)、宮下明男村長(故人)も町村会長をやっております。故松下村長の会長時代は、飯田市より下伊那郡の方が人口も多く、現在のような広域連合といった広域行政体も整備されていなかったので、下伊那郡町村会長という役職は重く、責任も重大でした。故宮下村長の時代に広域行政組合もでき、飯田市との連携も進んだので、以前よりは、その役割も軽減されてきた時代でした。現在は、南信州広域連合が機能しており、市町村間でいろいろな仕事、役割が調整されますので、下伊那郡町村会の役割、下伊那郡町村会長という立場も昔と思えば、はるかに軽くなりました。ただ、歴史があるので、いまだにいろいろな行事の後援、各種会合への招待などがあり、郡市民の皆さんからみれば、それなりの役職なのかもしれません。

 市町村の枠を越える仕事を少し説明いますと、代表的なものが常備消防(消防署)とゴミ処理(焼却場の運営)になります。地方自治法では、一部の事務を共同で処理するような場合「組合」をつくる。また、市町村間で広域的に処理することが適当な事務は、県の許可を得て「広域連合」をつくることができると規定されています。消防、ゴミは、この広域連合という広域自治体で処理しています。「組合」の代表的なものいは、南部5町村でやっている「し尿処理」、「火葬場」の運営です。このように必要に応じて、広域的な事務処理をしております。この広域要請を進める中での最大の問題は、最終的には、お金、つまり、各市町村がその必要経費をどのように負担するか、ということです。

 かつて、町村会が幅を利かしていたことは、広域連合という言葉が地方自治法に登場していない頃です。組合も検討が始まったころの話です。町村会は、町村全体と飯田市の負担割合をどうするか、といったときに、力を発揮していたと思います。つまり、利害調整が大きな仕事でした。いまでもそれが求められているのかもしれませんが、これから述べるようにその姿は、昔とはまったく変わったといえまう。

 広域連合は、広域自治体で村と同じです。したがって、長もおり議会もあり、予算を編成し決算の認定を受けます。14市町村長は、同格の理事者ですが、選挙により飯田市長が連合長に就任しております。副連合長は、町村会代表と飯田市副市長です。今回から私が副連合長という立場になります。議員は、市町村の規模により数を決めていまうが、泰阜村からも議員一名(議長)が出ています。ここで一年間の事業、負担割合を議論して決めていきますので、かつてのような町村会対飯田市といった対立構図はなくなったと思っています。ただ、町村会とう響きの中では、そのようなものが求められているのかもしれませんが、それは昔のことと思います。というのも、現在、南信州広域連合の負担割合は、平均割合を20%、80%は人口割としています。平均割は、30%という広域連合が多いのですが、南信州は20%。つまり、消防もゴミ処理も80%は、飯田市が負担しているわけです。鼎、上郷が合併したことにより、人口も含め、やはり飯田市が中心となっています。このため、私個人的には、町村会のあり方も、事務局体制も含め、変わる時期では、と思っています。

 一方、南信州広域連合ですが、こちらは、飯田市を中心として、リニア新幹線の問題、地域全体での人口減少対策、人口減少の中での消防、ゴミ対策、医療・介護の連携等課題はつきません。これからの市町村の枠を越えての課題は、広域連合が中心となります。その意味では、副広域連合長とい役割の方が重要かつ大変だと思います。

 行政の長い歴史の中で、予算確保の陳情をする団体、事業推進のための公社など、各種団体ができ、その役割を任期の長い市町村長から担ってきました。私も現在、下伊那土木進行会長という職で、道路、河川、砂防等の団体役員になっています。これは代わってもらいますが、出張も多くありました。村長は忙しい、役場へ行ってもいない、とよく言われますが、10日の出張のうち、3~4日は、これら役職によるものです。村を空けることもありますが、それでも原点は、泰阜村の皆さんに選ばれた村長なので、やはり泰阜村あっての役職だと思っています。


今後も、小さな村の首長の言葉を紹介していく。

代表 辻だいち


【せいちゃとぎんちゃ】 ~泰阜村が誇る2人のイケメン~

2016年08月27日 | 泰阜村のひとびと
村の農家代表で「せいちゃ」が山賊キャンプに来た。

この村は、人の名前を呼ぶときに、親しみを込めて「ちゃん」づけする。

でも、「ん」を発音しない。

本名は宮島精一さん。

だから「せいちゃ」となる。

せいちゃはキャンプのこどもたちにナスを出荷し続けてくれている。

こどもたちにせいちゃを紹介すると「長くて、太くて、ジューシーだった!」と声があがる。

「どうやったらあんなにおいしいナスが作れるのか?」なんてうれしい質問も。

やるね、せいちゃ。

頬がゆるみっぱなしだけれど、これで来年ももっとおいしいナスを作ってくれるだろう。


▼せいちゃ







もう一人紹介する。

彼の名前は「ぎんちゃ」。

本名は林銀一さん

だから「ぎんちゃ」となる。

名古屋短期大学を受け入れた「泰阜ひとねる大学」で竹宵づくりに腐心してくれた人である。

彼の住む集落:稲伏戸(いなふしど)は、総出で学生の学びをサポートした。

そのとりまとめ役でもある。


▼ぎんちゃ




「熊本のこどもたちに食わせてやってくれ」と手作りのお米をこんなに持ってきたぎんちゃ。

やっぱり文句なしにカッコイイ。

福島のこどもたちを招待した5年間(2011年~2015年)、ずっと続けている。

だから、これで6年連続で登場してることになる。

こういう人をイケメンという。



泰阜村が誇る二人のイケメン。

ぜひ会いに来てほしい。

惚れますよ(笑)


代表 辻だいち