6月20日~24日
20日から24日まで、ミクロネシア連邦の一つヤップ島へ行って来ました。
同行はプロアングラーの村越正海さん、フィッシングプランニングオフィスの市ノ川さん、北海道から参加の伊藤さん、そして僕の4人。
ヤップはダイバーが僅かに訪れるだけの素朴な島で、釣りに関しては未開拓。
何年か前に一時期フィッシングサービスがあったが、それもすぐに無くなり、その後何年もアングラーは途絶えています。
今回、元バスプロの宮田さんがホテルとタイアップでフィシングガイドを始める事になり、僕らが最初に訪れた訳です。
TV取材も決まったので、そのロケハンも兼ねて、GTメインにリーフフィッシングやジギングなど、ヤップの可能性を試そうといった開拓釣行が実現したわけです。
今後が楽しみなフィールドですね。
アクセス&ホテル
成田発10:30のコンチに乗り込み、グアムで4時間のトランジット。
21:00にヤップ到着。南の島の素朴な空港です。
宿泊はアメリカ人Mr.Billが経営の「マンタ・レイ・ベイ・リゾート」。 島内で一番のホテルだそうです。二階建てで20部屋ぐらいかな。
【マンタレイ・ベイ・リゾート・ホテル この桟橋からボートが出ます。右はレストランヨット】
お客さんはアメリカンとヨーロピアンのダイバーチームが3、4組来てました。
ホテルのまん前に巨大木造ヨットが浮かんでいて、そこがバー兼レストラン。ボートはそのすぐ脇の桟橋から出るので、便利さは抜群。
豪華さは無いけど、そこそこの清潔感はあり、泊まるには充分です。
GTフィッシング
ダイビング用の28f+100ps2機掛けのオープンボートを使います。日除けが付いているので同時に3人しか投げられないけど、日除けが無いと死んじゃうので釣りするにはちょうど良いですね。
キャプテンはヤップ人のアレックス。ポイントの流し方とか結構上手くヤル気もあって合格点。これから色々覚えてゆけば良いガイドに育つと思います。
【右がキャプテンのアレックス。良いキャプテンになりそうです。左は覚えられない名前の北島出身者君。】
初日、島の南半分を攻める。島の周りは単調なロングリーフが延々と続く。
初めて直ぐにカスミや10kgぐらいのGTをポンポンとキャッチ。
さすがにスレていない。この勢いでいくと凄いぞ! ・・・と思ったのに後が続かない。よく有る話。
たまにカスミやアカマスが顔を出す程度で、肝心のGTがなかなか出てこない。
昨夜の物凄いスコールで透明度が落ちているのが原因だろうか。
二日目は朝から土砂降り&東が吹き荒れ模様のため出船を遅らせる。
10時過ぎに風が落ち始めたので出船する。
ヤップ島は狭い水路で隔たれた4島で構成されている。水路の一番狭いところは幅10m程度しかない。
この水路航行が正真正銘のジャングルクルーズ。物凄く雰囲気があります。
【ジャングルクルーズ。 こんな所をかっ飛ばす訳です。エキサイティング!】
この水路を伝って風裏になる島の西側に出て、島の南西側を探ったが全体に低調でした。僕はGTのバイトは結構有ったのにミスバイトやバラシばかりで結局ノーキャッチ。
三日目は天気も回復。島の北側を見に行く。
実はヤップ島の大きな特色は、島のほとんどの土地が私有地であり、島民と言えども無断で立ち入ることが出来ない。リーフにしても同じで、人脈的に許される場所でしか投げられないのだ。
特に北部の釣りは難しいらしいが、この日は北部出身のクルーがもう一人乗り込むことで人脈的に繋がりOKとのこと。我々外人は郷に入れば郷に従わねばなりません。それほどヤップには固有の伝統やルールが厳然と息づいています。
さて、釣果の方は充分満足いくものでした。この日だけで船中10本以上のGTをキャッチ。バイトやバラシは数知れず。
【1個のルアーにハタとバラクーダのダブル。】
【このサイズがアベレージかな。左が元バスプロの宮本さん。これから頑張って下さい!】
GTのサイズは10kg前後が多い。
最後に僕が24.5kgを無事キャッチ。このサイズはヤップでは過去最大だそうです。
という事は、僕は目下ヤップのGT記録保持者って事になるのかな。(笑)
【今回の最大GT 24.5kg 目下ヤップレコードですぞ!】
色々なルアーを試してみましたが、スレていないためかガンマ系よりもポッパーの方が断然ヒットが多かったです。やっぱりGTはポッパーで釣るのが僕は好きだなぁ。
パラオと同じでムラムラが一番安定してGTでました。カラーは黄色、緑、黒と試してみたけど出方にあまり差は無かったかな。
今回村越さんがデジタル秤を持ってきており、全ての魚の重量を測りました。計る前に全員目測重量を宣言し、重量当てゲームです。見た目12~3kgかなって思ってたのが10kg無かったりと、今までの目測を修正する良い経験が積めました。どうしても大きくなりがちな魚体重ですが、正確な情報をリリースするのも重要な事ですね。これから育つであろうキャプテンやクルー達にもよい経験になったと思います。
【実際に重量を測ると、なんと言うか、実にスッキリしますね。 】
ライトタックル&ジギング
インリーフのライトタックルが、これまた魚がスレて居ないので最高に楽しめます。
底が手に取るように見えるサンゴの上にボートを浮かべ、シーバスタックルで思い思いのプラグを投げると、様々なコーラルフィッシュがワンキャストワンヒット状態でバイトしてきます。僕も久々にTDペンシルを満喫してきました。全員子供に帰ったようにワーキャーワーキャー大騒ぎ。
水深1、2mなので根に入られずにキャッチするのが至難の技。根に入っってしまった魚を如何に引っ張り出すかが腕の見せ所です。村越さんはあの手この手で根から引っ張り出してました。上手かったなぁ。
【コーラルフィッシュも盛りだくさんでした。クロホシフエダイ。】
【釣りの合間に上陸。 島の原風景。時間が止まっています。】
GTフィシングの合間にジギングもチェックです。
50~100m程度の所でジグを落とすと、底ではハタ系がポンポン釣れてくる。
全体にサイズがでかい。やっぱり釣られていないんですね。
村越さんにグッドサイズのイソマグロらしきヒット。しかし途中でサメに変わってしまった。それにしてもPE2号でここまでファイトが出来るものかと感心しきりです。道具の限界性能を知っているからこそ出来るファイトですね。うーん僕もそんな限界ファイトをやってみたいけど、道具より体の方が限界性能低そうだからなぁ・・・
来週がTVロケ本番。勿論村越さんが登場です。放送は7月末予定。
島の様子や釣れっぷりは、ぜひともTVでもご覧下あれ。楽しみだなぁ。
今回の釣行記はこちらにもあります。併せてどーぞ。
村越正海 ダイアリーブログ
http://www.fishing.ac/murakoshi/
フィッシングプランニングオフィス 釣行記
http://www.fieldgate.co.jp/fpo/
時間が止まってますねーー。
「どうなってもイイ」ですねー!
この空気のなかでの釣がたまらなくウラマヤシぃ。
禁断症状が出てきて・・・ハァハァハァハァ
50ポンドオーバーGTのお陰で、ビルが日本人アングラーの技量を認めてくれたと、宮田さんも喜んでいました。
日本に帰り、「最大は実測で24.5kg、量んなかったら30kgオーバーですよ」なんて変な日本語で皆に報告していました。
私達が帰った翌日、宮田さんがイソンボをジギングで上げたようですよ、サイズは分かりませんが。
また新規開拓、下見?、お付き合い下さい。
GTはルアーキャスティングが好きな人には、究極の釣りかもしれません。
ロケーションが、ウーンもう最高ー!
トップにドカンと出るバイトの瞬間が超ー興奮!
トルクとスピードに満たされたファイトにドキドキ!
魚のお姿がこれまたカッコいい!
やめられませーん
実はですね、空港には腰みの+トップレスのヤップガールがお出迎えしてくれます。
民族衣装だけど、この島はトップレスは普通の事なので、全然イヤラシクありません。
イイでしょ。
5日間、ありがとうございました。
50ポンドオーバーがキャッチできて、色んな意味で良かったですね。実測は意味あるなぁって思いました。
ビルが認めたってのは嬉しいな。
僕って意外と大物運あるのかもね。
次もよろしくお願いしますね。
ヤップは綺麗なところですね。厳選ショットと思いますが、、、。ホントに時間が止まってる、、、直射日光がジリジリと。はたして、オイラは行くことが出来るのでしょうか、、、。
使っている画像は決して厳選ショットじゃないんですよ。素材が良いから、普通に撮ってもこんな風に写っちゃう。
人口が7千人しか居なく、沖から見ると人工物は殆ど見えません。
30年前の西表島ぐらいの感じかな。
パラオが大都会に感じます。