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コバンソウ(小判草)が咲いている

2018-05-21 | 日記・エッセイ・コラム
 先日、雨の中の散歩で、”コバンソウ(小判草)”を見つけた。名が示す様に、小判のような実(初めは緑、後に金色と言いたい黄褐色)がなる・・小さい小さい小判だけど。
 小判(こばん)は江戸時代に流通した貨幣(金貨)で、形は小判形(楕円形)、表面に全体的に打目が彫られている。価値は、時代によってかなりの差がある・・換算相場も異なり、金の含有量の変化も大きい。1両は、概ね10万円~20万円位で、13万円とすると、江戸時代の換算相場を、金1両=銀60匁(もんめ)=銭(銅)4000文とすると、銀1匁=2166円、1文=32.5円となる。
 因みに、江戸時代に発行された小判の金の含有率を調べてみた。幕末(1860年)の万延小判は小判とは言い難い程の金量だ。
 ◆江戸時代に発行された小判
  小判名 (発行年)  金量  含有率  発行数
  慶長小判(1601年)  15.2g  86.8%  約1,473万枚
  元禄小判(1695年)  10.0g  57.4%  約1,394万枚
  宝永小判(1710年)  7.8g   84.3%  約1,152万枚
  正徳小判(1714年)  15.2g  84.3%  約21万枚
  享保小判(1716年)  15.3g  86.8%  約828万枚
  元文小判(1736年)  8.5g   65.7%  約1,744万枚
  文政小判(1819年)  7.3g   56.4%  約1,104万枚
  天保小判(1837年)  6.4g   56.8%  約812万枚
  安政小判(1859年)  5.1g   56.8%  約35万枚
  万延小判(1860年)  1.9g   56.8%  約67万枚

 コバンソウ(小判草)
 別名:俵麦(たわらむぎ)
 イネ科コバンソウ属
 一年草
 原産地は地中海沿岸
 明治初期に渡来、雑草化した帰化植物
 丈は30cm~40cm
 開花期(観賞期)は5月~6月


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