goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

五月の雪の花

2006年05月03日 | 06 花たち

5月の初めの頃、神宮外苑に雪が積もる・・・

それを知ったのは、昨年の雪が終ったばかりの頃だったのです。
桜の撮影には何度も通ったのですが、しばらく足が遠のいてしまい、久々に行った時に得た情報です。
残念でしたが、こればかりはしょうがないですね。

外苑にはそれほど多くの種類の樹木があるわけではありませんが、数本の命名木があります。
そのひとつ「二代目六道木(ろくどうぼく)」の上に、雪が積もるらしいのです。

桜も終わり、そろそろかなと、心待ちしておりました。


ついにその日がやってきました。

先日の予告編でお見せした、1年待った花とは、これです。


 

いかがでしょうか?

真っ白な雪が降り積もっているのがおわかりですよね。

もちろん私は今年初めて出会った雪です。
1年待ったことだけではないある種の感動で、胸がいっぱいになりました。

青空をバックに輝くこの雪の花、英語の通俗名でも「Snow Flower・Snow Blossom」(雪の花)」と呼ばれる花です。

「ナンジャモンジャ」モクセイ科の、繊細で清楚な花です。
伝わりますよね?
この花で覆われているんですよ、全体が。

名前はかなり面白いでしょう?
ズッコケたかた、いませんでしたか?

正式には「ヒトツバタゴ・一葉田子」なんでしょうがね。
田子とはトネリコのことだそうです。
複葉であるトネリコにたいして、一葉のトネリコという意味ですね。

なんじゃもんじゃとは、「何なんだこれは、訳分らんよ」くらいな意味かな。
初めてこの花を見た誰かさんが、思わず言っちゃったんでしょうかね。

このあたりの詳細については「ナンジャモンジャに花咲く頃・・・」というサイトを覗いてみてください。
六道木についてもわかりますよ。

中から見上げるとこんな様子です。


初めてこの花を見た私が言うのも口幅ったいことですが、是非お薦めしたいですね。
みなさんに観ていただきたいです。
神宮外苑の絵画館前で咲いてます。
写真は今日(5月3日)撮ったものです。
満開になったばかりですから、連休中ならまだ大丈夫でしょう。

いつまでも観ていたい花です。

愛おしさは募るばかりです。

 

デイゲームで行われていた「広島-ヤクルト」戦が終って、たくさんの人が出てきたので、私は心を残して、なんじゃもんじゃと別れてきました。


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ついに登場! (ちょびママ)
2006-05-04 01:25:29
しかし立派な木ですね~

1枚目の人と木を比べると、この木の大きさが分かりますよ。

写真でもこれだけ見事な雪の積もり具合です。

実際に見るとそれはもう感動するでしょうね。

私、動けなくなっちゃうかも。

私も今日、見てきました。

今年は花つきが悪くて木の上の方にちょこちょこっと。。。

がっかりでした。

そうじゃなくてもまだ小さなしょぼい木なんですよ。

ハナミズキより背が小さくて(涙)

悟郎さんのおかげで堪能出来ました、ありがとです。
返信する
・・・・・ (ポージィ)
2006-05-04 13:55:20
これは素適です。

先日の予告編のときのちょびママさんのコメントで

名前は分かっちゃってたんですけれど、見るのは初めてです。

人々は、雪が降り積もったようと、洋の東西を問わず

共通の感覚で愛でているのですね。

いつの日か実物を見てみたいです。

返信する
ありがとうございます (悟郎)
2006-05-04 19:04:16
ちょびママさん

大きな木なんですよ。

花が咲いてなくても、堂々とした風格がありあります。

大事に育てられているようですし。

それがこの状態ですからね。感動モンです。



そうなんだ、あまり花つきがよくなかったんですか。

今日も含めると、5本のナンジャモンジャを見てますが、こちらでは花つき、いいですよ。

大雪です(笑)。



ポージィさん

気に入っていただき、嬉しいです。

私は記事通り、昨年この花のこと知ったのですが、出きるだけ情報を入れないようにし、検索もしないでいたんです。

新鮮な気持ちで会いたかったのでね。

爽やかな雪の花でした。

ほんとよかったです。

チャンスがあったら是非観ていただきたいと、こころよりそう思います。
返信する