【ニンジンボク・人参木】クマツヅラ科
昨年は満足するような花を見ることが出来なかったので、今年こそはと狙ってたのですが、やっぱりダメでした。
花序全体を覆うような花姿を期待していたのですが、咲き出すはなから枯れてしまい、1個の花穂のなかに、枯れた花が混じってしまいます。
こちらは鉢植えですのでね、生育環境を管理するのは難しいんでしょうか。
私はこの花はニンジンボクだろうと思っているのですが、1年経った今でも、揺らぎ続けております。
こちらを見ていただきましょう。
上が前述のニンジンボク、下がこれから紹介するセイヨウニンジンボクの葉です。
葉の形状の違いは歴然としていますよね。
ニンジンボクには鋸歯(葉の回りのギザギザ)があり、セイヨウニンジンボクにはありません。
両者を特定するには、葉の違いを見ればいい訳です。
ところがです。検索画像で見るニンジンボクと、ここでニンジボクだと紹介してるものとは、またまた葉の形状が違うのです。
鋸歯を較べると、私が出会ったもののほうが深くて、葉の印象がまったく違うのです。
この1点が、どうしても気になっています。
名前の由来は、ニンジンの葉に似てることからです。
ここで言うニンジンとは、台所でお馴染みの赤いニンジンのことではありません。朝鮮人参のことです。
昔は単にニンジンといったら、朝鮮人参のことを指してました。
そういえば思い出しましたよ。
おじさんの子供の頃は、赤いニンジンのことは、セイヨウニンジンと呼んでましたね。
ニンジンボクは江戸時代に中国から導入され、庭木や盆栽などで育てられ、古典園芸では有名だったんだそうです。
ニンジンボクとセイヨウニンジンボクは2メートルばかりの低木ですが、アジア南部に自生するタイワンニンジンボクは、5メートルを越す大木になるんだそうです。
こちらにも出会ってみたいですね。
【セイヨウニンジンボク・西洋人参木】クマツヅラ科
マイ花マップ会員の、セイヨウの付くニンジンボクです。
毎年咲いてくれますのでね、ありがたいとは思ってますが、少し不満もあります。
セイヨウニンジンボクの検索画像と見較べると、何かが足りないんです。
今年やっと別の場所で、セイヨウニンジンボクに出会いました。
やっとと言ったのには理由があります。
セイヨウニンジンボクを初めて見た一昨年から、この花はこの先人気が出るんじゃないかという予感(期待も込めて)があったのです。
花の少なくなる時期に、涼やかな青色系の花を咲かせてくれますのでね。
ところが昨年は、一昨年確認してた2ヶ所以外では、出会えませんでした。
2年がかりで出会った3本目のセイヨウくんです。
あきらかにマイ花マップ会員のセイヨウくんとは、違ってるでしょう?
花序の長さ、花付きの豊かさが、別の植物なんじゃないかと思われるくらい違います。
検索画像で見られるのは、こちらの状態のセイヨウニンジンボクなんですよ。
その後、4番目のセイヨウくんにも出会いました。
セイヨウと名付けられたことからわかるように、こちらは地中海あたりが原産地で、香料や香辛料、また婦人病の薬用として、古代から使われていたそうです。
最初にセイヨウニンジンボクが日本にやってきてたら、ニンジンボクという名前はつかなかったでしょうね。
セイヨウニンジンボクと(朝鮮)ニンジンの葉は、まったく似てませんものね。
近い将来、セイヨウニンジンボクはもっとポピュラーな花になるだろうとの予感は、ますます強固になっております。
色がいいですね~♪
最近ゴローさんのおかげで、見つけたとき認識できる場合も多く、大変感謝しております~♪
なかなかの美形ですよ。
もう少し増えてくれると、花の少ない時期を楽しませてくれるのですがね。
こればっかりは、数見るしかありませんね。
実際に見られれば、それにこしたことありませんが、ネット画像で見てるだけでも勉強になります。
もしかして、あれか?ってこと、よくありますよ。
先日お話した ママコノシリヌグイ、今日見に行ったら 辺り一面綺麗に刈り取られていました。(根は残っていると思いますが・・・笑)
セイヨウニンジンボクの花、ご覧になるの初めてでしたか。
なかなかなものでしょう?
この時期に咲いてくれるから、余計ありがたいんです。
2メートルほどにはなるようです。
そうなんですよ、花の時期じゃなくても、葉の美しさもあるんですよね。
是非流行って欲しいと、そう思ってます。
あらら、ママコノシリヌグイ、辺り一面刈り取られちゃいましたか。
管理するかたにとっては、厄介な雑草ってことになるんでしょうしね。
それも仕方ないですね。
私はといえば・・・
何としても今年はママコに会うために、綿密な行動スケジュールを作成中です(笑)。