【ザクロ・石榴・柘榴・若榴】ザクロ科
トルコやイランなど、中近東からヒマラヤにかけての地域が原産の落葉小高木です。
大きいものだと7mにもなるそうですが、日本ではそこまでの大木には、なかなかお目にかかれません。
ザクロ科にはザクロ属しかなく、現存するザクロ科の植物は、「ザクロ」とイエメン領ソコトラ島産の「ソコトラザクロ」の2種のみだそうですよ。
10世紀頃、中国や朝鮮を経由して日本にやってきています。
「ザクロ」は、花を観賞するのが主目的の「花ザクロ」と、園芸作物として果実を食用とする「実ザクロ」のふたつにわけられます。
日本では花を観賞する樹木として、すでに江戸時代には庭木や盆栽などに利用されていました。
古典園芸植物のひとつです。
花はたくさん咲きますが、結実するのは驚くほど少ないです。
30年くらい前でしたかね、カリフォルニア産のザクロを食べました。
それまでの日本産のザクロより実も大きくて、食べると程よい酸味と、経験したことのない甘味に驚いたことがあります。
酸味が勝った日本のザクロとは明らかに違う、実ザクロの初体験です。
その後は、季節になると果物売り場に並ぶようになりましたよね。
1個の果実に多くの種(たね)があることから、アジアでは子孫繁栄、豊穣のシンボルとされています。
「ザクロ・石榴」の名前は、漢名の「石榴(せきりゅう)」の音読み「ジャクロ」が転訛し、「ザクロ」になったといわれています。
「紅一点」という言葉、最近あまり耳にしなくなったと思いませんか?
昔はよく耳にしてたような、そんな気がしますが。
この場合の「紅一点」は、「多くの男性の中に、ただ一人の女性がまじっていること(goo辞書より)」の意味ですけどね。
思うに、多方面にわたって女性たちが進出したことにより、「紅一点」といった状況を作る構成要素が、社会全般、少なくなったせいなんじゃないかと、おじさんんは考えています。
飲み屋稼業を長くやっていると、職場仲間の飲み会もありますが、我が社(組織)の「紅一点」と称する女性を数多くみてきました。
断言してもいいくらい、性格のいい「紅一点」はいませんでしたね。
はっきり言って、勘違いしてる「紅一点」がほとんどです。
勘違いさせてる男性たちが、阿呆なんですけどね。
女性が多い職場の男性諸君が、ほとんど去勢されているのと同じ現象です。
この場合は、怖いお姉さまがたに怯えている男性が、情けないんだけどね。
世の中、それなりのバランスは必要だなと、つくづく思いますね。
脱線した話を、元に戻しましょう。
「紅一点」とは、ザクロの花からきた言葉です。
花の少ない初夏、ましてや赤い花などほとんどなくなってしまった時期に、緑の樹木のなかで、ひときわ艶やかな鮮紅色の花を咲かせるザクロを、中国の詩人「王安石」が、「万緑叢中紅一点」と詩に詠んだのが「紅一点」の語源だそうです。
確かに朱赤の花は、よく目立ちます。
花が散ると、星型の萼がはっきりとわかります。
これはこれで可愛いいです。
この形が冠に似ているところから、王冠をいただく果実と称され、権威の象徴と崇められもしました。
ソロモン王の宮殿の柱頭には、ザクロがデザインされたといわれています。
こちらとも出会っちゃいました。
八重の品種があるのはネット上で見知っておりましたが、このまったく姿の違う2種類の花は、実は同じ木に咲いていたんですよ。
同木異花(こんな言葉ないだろうな)ってところでしょうか。
知りませんでした~
緑の葉が生い茂る中に咲く紅の花は良く目立ちますものね。
そしてザクロの朱色系のあの赤はまた特に目立ちます。
なるほど、と納得です。紅一点のザクロの花は見たことが無いように
思いますが。ふと気づくと、たくさん咲いていて。
八重咲きのザクロにもお会いになったのですね。ありゃ、紅一色のと白の混じったの(白覆輪っていうのかな?)が同じ株に?
へぇ~そんなこともあるんだぁ。変異かな?先祖がえりかな?
白花(写真で見たのはクリーム色という感じでしたが)の八重も
あるんですよね。八重のザクロは、花を愛でることを目的としてきた
日本ならではの品種ですね。可愛いです。
厚いガクがいちばん外側のドレスで、八重の花の部分はフリルぎっしりの
ペチコートのように見えてきました。
梅雨入りの頃でしたかね、ラジオで「紅一点」の由来はザクロの花だと言ってましたのでね、それをブログネタにしようと思って、メモしておきました(笑)。
ザクロを検索すると、色々なサイトで記述されておりましてね、少々ガッカリ(笑)。
梅雨時期の花木は地味な花が多いですのでね、朱赤のザクロの花が咲いていると目に付きます。
「紅一点」の言葉が生まれたのも、納得できます。
本当の「紅一点」状態で咲いている花は、私も見たことありません。
花付きいいですものね。
あんなのたくさん咲いてても、あまり結実しなくて、足元には多くの萼が転がっています。
あるのは見知っていたですが、八重のザクロを見つけたときは嬉しかったですよ。
それもこんな風に2種類の花が、同じ木に咲いていましたのでね。
それもほぼ半々くらいの花数でした。
この手のパターン、椿や花桃で見たことはあったのですが、まさかザクロにもあるとはです。
白覆輪のものはザクロのイメージと少し違いますが、それはそれできれいでしたよ。
こちらは改良された花ザクロの品種でしょうね。
白花と朱赤の八重は、ネットでみたことあります。
ペチコートに見えましたか?
どこから足が出てくるんでしょうね(笑)。
今年は、ザクロ撮りこぼしました(悲)。
ハハハ、八重咲き親衛隊長ですか。
ありがたくこの称号をいただきます。
でも、ほら、こちらは八重咲きの品種ですから、例のあれとはまったく違いますよ(笑)。
そうだっけ?
noodlesさん、ザクロの花アップしていませんでしたっけ。