前の記事でヒナゲシ?を紹介いたしましたが、今回も街角で見かけたケシ科の花たちを紹介いたします。
ケシの花の品種の特定、私にはイマイチよくわかっておりません。
「ヒナゲシ」「アイスランドポピー」「オニゲシ」のなかのどれかだと思いますが、今回は純粋に花をお楽しみください。
小さな公園の花壇に植えられていました。
赤い花を中心に植えられておりましたが、白とピンクの花が適宜混じっていて、繊細な花びらが茎ごと揺らぎ、なかなか素敵な雰囲気を醸し出しておりました。
ということは、撮影者泣かせということでもあります。
一輪だけの世界も素敵ですが、この手の繊細な花たち、そこそこの数があると、それだけで世界が出来上がります。
新宿の街角が、中世ヨーロッパの田舎に突然変わります。
茎がしっかり立ち上がり、1メートル越えているものもあり、花も大きかったので、【オニゲシ・鬼罌粟・芥子】(別名、オリエンタルポピー)の可能性大です。
こちらにはヒナゲシの繊細さより、ケシの力強さを感じます。
勝手な尺度で判断してますので、お気に留めなさらないように。
こちらのケシは、花びらの根元にある黒い斑点が特徴です。
30センチほどの高さです。
虞美人草とはケシの別名ですが、こちらの花を見ると、中国の美人のことをイメージしちゃうんですよね。
これも勝手な妄想です。
【アザミゲシ・薊罌粟・芥子】ケシ科
こちらは名札がありました。
薊に見紛うような葉に罌粟の花が咲くことから「アザミゲシ」です。
江戸末期に、北米から薬用植物としてやってきたようです。
白花もあるそうです。
ケシの実ですよ。
「オニゲシ」じゃないかと思っているものの実です。
河童以外思いつかないんだけど・・・
ケシ・罌粟という名前は、こちらの実から付けられたようです。
罌粟(ケシ)とは漢名で、実の形が罌(もたい)とよばれる甕に似ていることと、種子が粟(あわ)に似て小さな粒だからということに由来してます。
芥子は和名なんでしょうかね。
罌粟も芥子も、どちらもケシです。
私は適当に使い分けします。
雛罌粟とか鬼芥子とかね。
「ナガミヒナゲシ」の実です。
上のケシの実と比べると、長いことがわかりますよね。
「ナガミ(長実)ヒナゲシ(雛罌粟)」という名前を命名されたのは、この長い実からだということがよくわかるでしょう?
地中海からやってきたナガミヒナゲシの花、凄い勢いで勢力拡大しておりますよね。
もう、乙女心くすぐられっぱなしです。
広い草はらにそんな光景が広がっていたら、実年齢なんか忘れて
即行、おとぎの世界に行ってしまう私です。
純粋にケシの花たちを楽しませていただきました。
種類によって少しずつ見解というかご感想が違ってくることに、
うんうん分かる分かるとうなずきながら。
そして激しくうなずいたのがケシの実の姿。私にも河童にしか
見えませんでした~(^^)
未見ですが、憧れのケシです。
ケシというとどうしてもアヘンを連想してしまい、悪女っぽいイメージで語られることが多いように思われますが、どうしてどうして、この繊細な花には、乙女の姿を重ね合わせるのが本筋だと思います。
ヒナゲシのお仲間たちは、特にそのイメージを強くもってしまいます。
前にポージィさんのブログのコメントにも書いたのですが、「ブラザーサン シスタームーン」という映画では、まさに純潔の象徴のように、ヒナゲシの花が咲き乱れておりました。
あの風景は、憧れそのものです。
こちらの勝手な印象を連ねたんですが、あながち大間違いってことでもなかったでしょう?
河童はね、見ればそれ以外のイメージは出てきませんよね。
中国に河童がいなくてよかったです。
もしいたら、罌粟なんて名前は付けられなかったかもしれませんね。
河童粟?河童花?河童の皿?河童の・・・なんて名前になってしまってたかもしれませんね(笑)。
★noodlesさん
子供のころ、ケシといえば、このオニゲシだったんですけどね。
この花からはアヘンは抽出できないんでしょうが、いかにもアヘンを感じさせる強さが、株全体にありました。
子どものころは見かけたことないなあ、と思っていたのですが、特にこの10年ぐらい、歩道の脇にやたらに咲いてるこの花は
なんだんだろうと思ってました。
なかなか、カワイイやつだよね。
そうなんだって、地中海沿岸あたりが原産地らしいですよ。
長い実だから、ナガミヒナゲシっていうんだってさ。
ブログやる前は、おきまりの通勤コースの往復か、決まったところに行って帰ってくるような生活しかしていなかったので、ナガミヒナゲシがこんなに勢力拡大していること知らなかったんだよね。
今でもそうなんだけど、我が家近辺には、まだナガミヒナゲシは進入していないんです。
ところが走り回るエリアが広がって、あちこちに顔を出すようになると、あるはあるは、もの凄い数のナガミヒナゲシがウヨウヨしてます。
まだまだ増えるでしょうね。
可愛さ余って憎さなんとかになってるところも、そろそろ出始めているようですよ。