駒場の街をブラブラしていたら、一軒の瀟洒なお宅のレンガ敷きの前庭に、鉢植えのこの木がありました。
それほど大きな木ではありませんが、靄が株全体を被っています。
逆光気味の陽射しが、柔らかさを演出しています。
ため息が出るような美しさです。
しばし時間を忘れてしまいました。
5/5 撮影
「スモークツリー」ウルシ科
名前の由来は、わかりますよね。
カスミノキ・霞の木、ケムリノキ・煙の木という別名もあります。
ハグマノキというのもあるらしいのですが、「ハグマ(白熊)とは,動物のヤクのしっぽで作られた旗竿や矛先につける飾りのことです」だそうです。
モヤモヤとしてるのは花ではなくって、花柄がのびたものですって。
上の写真が花なんですが、あまりよく見えませんね。
雄花
雌花
「アカメガシワ・赤芽柏」トウダイグサ科
比較的こちらでも目にすることができます。
街なかに、意外と大きな木があったりします。
雌雄異株です。
名前の由来は、雌花のほうの写真でわかりますよね。
新しいく出てくる芽が赤いことと、大きな葉を柏に見立てたんでしょう。
柏とは縁も所縁もありませんけどね。
今回初めてわかったことですが、昔、この葉に食物を載せて食べたことから、ゴサイバ・御菜葉とかサイモリバ・菜盛葉とか呼ばれることがあるようです。
イイギリ・飯桐の葉も大きく、ごはんを包んだところから名前がつけられたのと、同じ発想ですかね。
「ミヤギノハギ・宮城野萩」マメ科
「ナツハギ・夏萩」の別名が示す通り、夏に咲く萩です。
「ミヤギハギ・宮城萩」と呼ばれることもあり、宮城県の県花になっているそうです。
「ニオイバンマツリ・匂い蕃茉莉」ナス科
2色の花色がありますが、咲き始めは白で、時間がたつにつれて紫に変化していきます。
(追記)
花色の変化につきまして、ポージィさんさんから、「紫から白に変化」とのご指導を受けました。
その通りでした。
ありがとうございました。
この花を私は、ニオイバンマツリと記憶してるので、ここでもそっちをとりましたが、はっきり言って、バンマツリとニオイバンマツリの差がどこにあるのかわかりません。
「バンマツリ・蕃茉莉」とは、外国(蕃)のジャスミン(茉莉)という意味です。
でもジャスミンとは関係ありません。
匂いがいいから、そう名付けられたようです。
何より驚いたのは、この花がナス科だったということです。
「ビヨウヤナギ・美容柳・未央柳」オトギリソウ科
キンシバイはすでにgoro’s Diaryに登場しているのに、お仲間のこの花はまだだったのでね、ここで出しておきましょうかね。
雄蕊の美しさは、特筆ものです。
魔力のある木です♪
夫は好みじゃないようで、欲しいぞビームは通用しません(涙)
アカメガシワ、もう咲いてますか。。。
こちらはツボミが伸びてきてるとこです。
雄雌異株とは知りませんでした。
悟郎さんとこで予習が出来たから頑張って両方ゲットしてみます!
そこにけぶるスモークツリー… なんて素適なの。
ここは日本ですか??? (^^)
スモークツリーがとてもよく生きていますね。
ニオイバンマツリの色の変化、近くにないので私は自分では見たことが
ないのですが、色々見ると「咲き始め紫→やがて白」のようですよ。
ハコネウツギとは逆ですね。
それから、昨夜というか今日の未明にナス科の花の記事にくださった
コメントが…(^o^)
もう一度見にいらしてくださいね。
のアップしてたスモークツリーは、それは見事な木でしたよね。
あれだけのものには出会えないだろうと思って、ショボイのをアップしようかなと思ってたら、規模は較べるべくもありませんが、花付きの素晴らしいものに出会えて、これだと思って撮ってきました。
なかなか素敵な株でしょう?
アカメガシワというか、雌雄異株の木の花って、写真撮って(雄花が多いです)検索して初めてわかったりすることばかりです。
その後探してみたりはするんですが、なかなか雌花に出会えなくて、雄花だけアップすることが多いかったのですが、今回はすんなり雌花に出会えました。
お役にたてましたかね。
ポージィさんさん
駒場にある、ほんとに素敵なお宅です。全景は撮れませんですがね。
前庭も広くて、やっぱりお屋敷街のお家は違いますね。
特にこのお宅は仰々しい塀もなく、かなり開放的でした。
ニオイバンマツリの色の変化、ご指摘くださり、ありがとうございます。
早速訂正記事、入れさせていただきます。
呆然・・・
コメントの件は、そちらでお詫びします。
名前もすてきだけど、ほんとすてきな花ね!
この写真ではじめてしりました。
美しい。
逆光で間近にみたら美しいかなぁ。
雨上がりの、空気のしっとりしたやわらかい朝の光とか
よさそうだなぁ。
想像がえらくふくらむ。
スモーキーといえば、ねむの木もそうじゃありません?
わが家はかわぞいに1本ある。
毎年、花の時期、通勤のマイカー族がけっこう楽しみにしているらしい。
季節になると、
なぜか男んしによぉ
あれはえぇなぁ、などと。
いわれます。
初めてでしたか。
なかなか素敵です。
この株に出会った途端、用意してた画像を追い越しちゃいました。
いろいろな条件が一致していたんですよ。
なかなかここまで雰囲気のあるものには出会えませんよ。
合歓の木の素敵なもの、昨年から探し続けておりますが、今年もまだ出会えずじまいです。
まだ諦めてません。