NHKのラジオ深夜便で、マンサクの花が咲き始めましたよという、リスナーのかたからのハガキが読まれていました。
昨春は、可愛そうなマンサクにしか出会えなくて淋しい思いをしたので、今年こそはと思っておりました。
かといって、目星を付けているマンサクの木があるわけじゃないんです。
春の陽気の今日、北の丸公園に行って来ました。
ひょっとしたら、マンサクの木があるんじゃないかなって、期待してです。
曼珠沙華の群生を求めてやってきたのが昨年の9月24日、それ以来ですから4ヶ月振り、2度目の北の丸公園ということになります。
ロウバイ探しのときに少し触れてますが、あと1箇所だけ望みを托せるとしたら、北の丸公園かなと思っていたのです。
ロウバイの木は数本ありましたが、全てがソシンロウバイで、 その上に花時期は終わっておりました。
ロウバイたちには先週出会えておりましたので、落胆もなしです。
取り敢えず、お約束?のシダーローズチェック、やってきましたよ。
「薔薇のお仲間たち」のお目こぼしの薔薇の花、ちゃっかりゲットしてきましたよ。
大小合わせて5個の薔薇の花。
千代田区北の丸公園のDNAも手に入れました~~
マンサクの花に出会うというのが、本日北の丸公園へやって来た一番の目的でしたが、思いの外すんなりと叶いました。
「マンサク・満作」マンサク科
咲き始めたばかりでした。
4、5株あったんだけど、開花していたのは1本だけです。
その上、樹上高くでしか咲いていませんでしたので、いい写真が撮れません。
このカメラじゃね、これが限界だから。
ああ、もっといいカメラが欲しいな。
マンサクの名前は、春に先駆けて「先ず(まず)咲く」という言葉が転訛したという説や、早春の山で黄金色に花が咲くことから、豊年満作の願いをこめたという説があるようですよ。
マンサクも春告げ花ということですね。
4ヶ月振りですからね、ゆっくり北の丸公園を回ってきました。
ちょっとした成果もありましたが、それについては追々発表します。
丘になっているエリアで、出会っちゃいましたよ。
甘い香りで誘ってくれました。
マンサクですが、こちらは「シナマンサク・支那満作」マンサク科だと思います。
マンサクとシナマンサクとは、見分けが点け難いんだそうです。
見分ける簡単な方法は、花時期に枯葉が残っているのがシナマンサクだということです。
この木には、たくさんの褐色の枯葉が残っておりましたからね。
ということで、この花はシナマンサクでしょうね。
goro's Diaryでは、今までにもマンサク科の花たちを紹介してきました。
なんともユニークな糸状の花びらは、トキワマンサクやベニバナトキワマンサクと同じですね。
2、3分咲きといったところでしたが、撮影している間中、甘い香りに包まれれておりましたよ。
思いがけず、こちらにも出会えました。
「ニシキマンサク・錦満作」マンサク科
オレンジ色の花です。
基部が赤です。
こちらの株も1、2分咲きです。
満開になったら、さぞかしという思いで眺めてきました。
時間を見つけて、もう一度伺うつもりでおります。
1日で、3種類のマンサクたちに出会えたことになります。
望外の喜びです。
丸山薫はたしか小学校の先生をしていて、子供たちに教室で絵を描かせていたときの詩だったと思います。
子供が描いている木の絵に、うっかり黄色の絵の具を絵筆から落としてしまったら、子供は「まんさくの花が咲いた」とよろこんだ、という詩。
当時は、まんさくがどんな花なのかも知らなかったけれど、「まんさくの花がさいた」というフレーズだけ、覚えていました。
なーるほど、こういう花だったのか!
その詩、今探してみたら、あったあった。
白い自由画 丸山薫
「春」という題で
私は子供達に自由画を書かせる
子供達はてんでに絵具を溶くが
塗る色がなくて途方に暮れる
ただ真っ白な山の幾重なりと
だた真っ白な野の起伏と
突刺したような
疎林の枝先だけだ
私はその一枚の空を
淡いコバルト色に
彩ってやる
そして誤って
まだ濡れている枝間に
ぽとりと黄色を滲ませる
私はすぐに後悔するが
子供達は却ってよろこぶのだ
「ああ まんさくの花が咲いた」と
子供達はよろこぶのだ
・・・・今読んでみると、けっこういい詩じゃないか~。
丸山薫の経歴を読むと昭和20-24年に山形の岩根沢で小学校の代用教員をしていた、とあるのでそのころの詩だね。
去年がっかりされた分、今年は喜びも倍増ですね。
いままさにリボンがほどけそうになっています、という
ほころび始めた蕾の写真に感動しました。
満開ばかりでこういう姿は見たことがなかったのです。
それにしても、何度みても面白い花(^^)
昨日の日曜に、花を求めて市内の公園に行ってきたのですが、
残念ながら収穫なし。ジュウガツザクラと山茶花と椿は
咲いていましたし、早咲きの梅も一応咲いていましたが、
ロウバイもマンサクもスイセンも「無し」!
おまけにどんより曇り空で寒々としていたせいもあって写真の収穫も
望めずです(まだ確認していませんが…)。
丸山薫という詩人のこと、初耳でした。
「白い自由画」ですか。
いい詩ですね。
春の遅い地方の子供の素直さと、詩人の優しさとが伝わってきました。
無着成恭は、戦後の綴り方教育で国語力を向上させたという話で有名ですが、同時代に、こころある教師たちが、各地で真剣に子供たちのことを考えていたんでしょうね。
かなりユニークな造形のマンサクの花、確認していただけましたか。
いい香りがしますよ。
★ポージィさん
昔NHKで、「マンサクの花」というの朝ドラがあって、そのとき初めてマンサクの存在を知りました。
その後、TVの画像や写真では見てましたが、ちゃんとしたマンサクの花、実際に見るのは初めてでした。
昨年はあまりにも淋しいマンサクにしか出会えなかったので、今年こそと思っていたのです。
願いが叶いました。
そういえば、「マンサクの花」の主演女優さん、どこに行っちゃったのかな?
名前も憶えていません(笑)。
3分咲き程度でしたので、固い蕾や咲きかけのものなども見られました。
ピントが甘いかなとも思ったのですが、ほころび始めて、巻いていたリボンが 伸びていくところも面白いかなと、載せてみました。
喜んでいただいて、よかったです。
あらら、そうですか、収穫「無し」でしたか。
「春告げ花」たちに、なかなかお会いできないですね。
私はいろいろ(主に食関係)ゲットしてきましたよ。
今週、じっくりお見せいたします(笑)。