花粉症に悩まされているかた、たくさんいらっしゃいます。
日本人の花粉症のアレルゲンとされている植物で、1位はダントツにスギ・杉です。
いまやスギ花粉症は、国民病ともいわれるほど猛威をふるい、毎年増え続けております。
おじさんは辛うじて踏ん張ってますが、いつ発症してもおかしくないんですよね。
50歳過ぎたら大丈夫だって、昔は言ってたんだけどなぁ。
2位は、イネ科のカモガヤです。
ヨーロッパでは、イネ科の植物の花粉症が、いちばん多いんだそうです。
3位は・・・セイタカアワダチソウ=アキノキリンソウだと思っていませんか?
それは間違いです。
秋の花粉症のアレルゲンが、セイタカアワダチソウだと思い込んでいるのは濡れ衣ですよって話は、以前「群れて群れて」の記事中でも書いています。
今回紹介する植物が、第3位です。
アメリカでは全人口の5~15パーセントが、こちらの花粉症だとのことですよ。
秋の花粉症にお悩みの方、真犯人をお見せいたします。
【ブタクサ・豚草】キク科
北アメリカ原産で、一説にはペリー来航とともにやってきたと言われるそうですが、明治時代の初期にすでに帰化しているのが見られ、今では日本全土の河原や道端などに成育しています。
「マッカーサーの置き土産」とも言われるのは、戦後、駐留米軍の靴底に紛れていた種子が、全国にばら撒かれたと考えられることによります。
ブタクサと同じく花粉症のアレルゲンとされる「オオブタクサ」は、戦後帰化したと言われています。
東京でも、空地や道端で見かけます。
葉の形状が似ているので、ヨモギと見間違えるかもしれません。
ブタクサのほうが、柔らかいですけどね。
そうそう、ヨモギの花粉も、花粉症のアレルゲンのひとつだそうですよ。
どちらも風媒花ですから。
草丈は1~1、5メートルほどかな。
雌雄同株の一年草です。
茎から伸びた花穂につくのが雄花、雌花は花穂の下の苞葉の脇についています。
【雄花】
【雄花】
お皿を逆さにしたような総苞片のなかに、3~4ミリの筒状花が詰まってます。
0.02mmといわれる花粉が、風に乗って飛び散っていくんですよ。
これこそ花粉症の真犯人です。
【雌花】
雌花の総苞はつぼ形で、先端から雌しべの花柱が出ています。
雄花の仰々しさに比べると、地味ですね。
英名は ragweedが使われていますが、hogweedとの別名もあり、hog(豚)+weed(草)からブタクサになったというのが、一般的に言われている名前の由来です。
セイタカアワダチソウのことをブタクサと憶えているかたがいっらしゃいますが、これがまた、セイタカアワダチソウを花粉症の犯人だと誤解させる、ひとつの要因かもしれませんね。
改めて言っときましょう。
みなさん、秋の花粉症の真犯人は、このブタクサですよ~~!!
秋の花粉症のかたにとっては、朗報もあります。
1996年に、ブタクサハムシという天敵が、北米から遅れてやってきたのが確認されたそうです。
ブタクサハムシは瞬く間に青森から鹿児島まで勢力を拡大し、ブタクサやオオブタクサを食べ尽くしているんだそうです。
ブタクサの駆除には大活躍しているブタクサハムシですが、ヒマワリのお仲間にも被害が及んでいるようです。
詳細はWikipediaの「ブタクサハムシ」の項目をご覧になってください。
外来の動植物はには、注意を払わないといけませんね。
こんなにも有名なのに。ないとも思えませんし。
自分は花粉症ではないし、ブタクサの花自体は小さくて
目立たないしで、きっと関心が薄いのでしょうね。
ヨモギは大きな株を目にしていますよ~
日増しに蕾たちが膨らんできています。ススキの穂が出ているのも
遠目に見ましたし、秋の花粉症のアレルゲン、もうかなり
飛んでいることでしょう。夫の鼻が敏感に反応しています(^o^)
ヨモギの花、咲いていますか?
未だ、未確認ですが。。。
実はブタクサを認識したのは、昨年からです。
それまでにも確かに見ていました。
開花している時じゃないと、野草系にはあまり関心を示しませんでしたからね。
ポージィさんの仰るように、自分が花粉症じゃないことと、花が地味なことが、関心を持てなかったことと、大いに関係していることだと思われます。
わかった時にも、ああこれかって、感動もありませんでした。
ポージィさんの周りにもあるだろうと思います。
ヨモギたち、花茎を伸ばし初めて、春先の姿とはまったく違ってきてます。
もうすぐ開花でしょうね。
ススキは、本日アップしました。
かなり花穂が目立ってきております。
そうか、旦那さま、花粉症だったのですね。
これからしばらくの間、悩まされますね。
お大事にと、お伝えください。
★noodlesさん
私も今のところ、花粉症には縁がありませんが、この先はわかりませんよ(笑)。
ヨモギの開花はもう少しですね。
こちらでは小さな蕾が、やっと確認出来る程度です。