goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

アカシア考 その2

2007年06月19日 | 07 花たち


goro's Diary では過去にも登場しておりますが、もうひとつのアカシアも紹介しておきます。

モリシマアカシアです。

このアカシアの最大の特徴は、白っぽいクリーム色の花色です。

大チョンボの話をしたばかりですが、このモリシマアカシアについて過去記事に私が書いた内容は、まったく違っておりました。

2度咲くというのは間違いで、1番花だと私が思い込んでいたものは、ギンヨウアカシア・銀葉アカシアでした。

見苦しい言い訳そのものですが、私のモリシマアカシアの観察地点に、ギンヨウアカシアとモリシマアカシアとが混植されていたのです。
どちらも大きな樹木で、花が咲いていないときは両者の見分けがつかなかったのが最大の原因です。

違う種類の樹木だと思ってみれば、あきらかに葉の色、全体の姿など両者の違いは見て取れるのですが、得意の思い込みで見ておりましたのでね、差がわかっておりませんでした。
失礼いたしました。

改めて紹介いたします。


【モリシマアカシア】マメ科

かなりの大木になります。
この木で7~8メートルくらいでしょうか。

「モリシマ」とは、学名の「Mollissima  acacia」からで、「軟らかい,軟毛の多い」という意味です。
森島ではありません。

花期もフサアカシアやギンヨウアカシアなどよりは遅く、5月に2週間ほど咲いていました。
今年は特にフサアカシアの開花が早かったですからね、遅れること3ヶ月ってところでしょうか。
撮影は5月20日です。

こちらのモリシマアカシアも、九州地方などで野生化しているのが確認され、やっぱりニセアカシアの二の舞になるんじゃないかとの懸念があるようです。

アカシアはオーストラリア原産のものがほとんどですが、劣悪な生育環境からやってきた植物は、条件さえ充たせば、とんでもなく勢力を拡大させますからね。
外国のものを安直に導入すると、あとあと大変なことになってしまうということは、歴史から学ぶしかありませんね。



フサアカシアは、今年の仕上げの時期になってましたよ。

夥しい数の種子が、芝生にばら撒かれておりました。

このなかのひとつでも、子孫を残すことができるんでしょうか。
ここでは無理でしょうね。


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