つれづれ写真ノート

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雪の高野山 Part 2

2017年01月29日 | 風景・建物

標高約1000mにある高野山。

南海高野線極楽橋駅から高野山ケーブルで上がりました。

 

南海高野線極楽橋駅。

乗客の半分ぐらいは外国人観光客でした。

 

上る途中、すれ違った別のケーブルカー。

画像がゆがんでいるのではなく、本当にこういう形の車体なんです。なにしろものすごい傾斜ですから。

 

窓から見える雪景色。

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山上の高野山駅に着きました。

ここからバスで高野山真言宗総本山の金剛峯寺(こんごうぶじ)へ。

 

曲がりくねった山道を行くバス。

 

金剛峯寺前。

左の石垣の上にある鐘楼は「六時の鐘」。

 

着いた時は無彩色に近い、文字通りの雪景色でしたが、このあと明るい日が差し、にわかに“色のある”風景に。

金剛峯寺正門へ続く参道。

 

手水の柄杓(ひしゃく)にも雪がかかり、氷が張っていました。

 

正門をくぐると素晴らしい景色が…

右側に主殿、左に経蔵(きょうぞう)。

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雪に覆われた金剛峯寺主殿。

 ← クリックで拡大します。

 

ときおり参拝客が訪れるほかは、雪かき作業の人が数人。その作業も休憩に入ってしまうと、あたりはおごそかな静寂に包まれます。しばし、清々しい空気の中で最高の雪景色を楽しみました。

蛇足ながら、屋根に立てかけたハシゴはいつもあるもの。屋根の上には天水桶(てんすいおけ)が置かれています。火に弱い檜皮葺(ひわだぶき)の屋根を守るため、普段から雨水をためておくのだそうです。

 

金剛峯寺を出たあと、蛇腹道(じゃばらみち)を通り壇上伽藍(だんじょうがらん)へ向かいました。

蛇腹道は秋の紅葉が美しい所で、たびたび来ています。名前の由来は、高野山全体に細長くのびる寺院の並びを龍に見立てた時、ちょうどこの道が龍の腹に当たるところから来たとのこと。

 

鮮やかな朱色の根本大塔(こんぽんだいとう)が見えてきました。

 

根本大塔。真言密教の根本道場におけるシンボルとして建立されたもの。

本尊の胎蔵大日如来を中心に仏様が並び、堂内そのものが立体の曼荼羅(まんだら)。大変に華やかなものですが、残念ながら内部の撮影は禁止です。

 

大塔の鐘・高野四郎(こうやしろう)。

名前の由来は、日本で四番目に大きな鐘であったことから。

 

根本大塔のそばに建つ御影堂(みえどう)。

「弘法大師御影像」を奉安。

 

六角経蔵(ろっかくきょうぞう)。

鳥羽法皇の皇后・美福門院が、法皇の菩提を弔う一切経を納めるために建立された経蔵。

 

深い木立の中を行くと、さらにいくつもの建物が現れます。

 

寺院の中に鳥居が…

左は弘法大師が高野山の鎮守として建立した御社(みやしろ)。右は御社の拝殿・山王院(さんのういん)。

 

壇上伽藍を巡る参拝者の団体に出会いました。

案内役の人が、御社について「お大師様が、高野山で最初に建てられたところです」と説明していました。

 

高野山開創1200年を記念して2015年4月、170年ぶりに再建された中門(ちゅうもん)。

 

雪の壇上伽藍。

 

人の通るところだけ雪かきされていました。

横へそれるとズボッと足が埋まります。トレッキングシューズをはいていたので大丈夫でしたが。

 

凍った蓮池(はすいけ)。

 

このあとタクシーで奥之院(おくのいん)へ。

夕暮れ近い奥之院。

 

弘法大師入定(にゅうじょう)の聖地・奥之院。そのなかでも、この御廟橋(ごびょうばし)より奥は霊域。

撮影禁止ですので、ここまでで終了です。

 

暗くなる前に高野山駅へ戻りました。

寒かったですね~

でも風がなく、時々日も差したので幸いでした。

 

今後しばらく、高野山も雪の日はなさそうです。

このまま春に向かうのでしょうか…

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撮影カメラ・レンズ

   キヤノンEOS 6D

   EF16-35mm F4L IS USM



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