大阪・鶴見緑地の「咲くやこの花館」で8月7日から、珍しいフニ―バオバブの花が咲き始めました。
フニ―バオバブの花。個性的で美しい花です。
お祝いにふさわしいような感じ…なぜか、リボンで飾られたクリスマスの花を連想します(マダガスカル産で、クリスマスには関係ありませんが…)。
開花は夜7時30ごろ。蕾の先が開き、赤みを帯びた萼(がく)がコイル状に反り返り、黄色の雄しべがふんわり開くまでわずか30分という速さ。
夜咲く花のため、美しいのは午前中。
花の上の、ソーセージのようなものが蕾です。まだまだ咲きそうです。
高い木の上の方に花をつけるので、精一杯の300mm望遠で狙い、さらにトリミングしています(APS-C機のため、35mmサイズ換算で480mm。それでも遠いです)。
以前、高いヤグラを用意して、近くで観察できるようにしてくれたこともあったのですが、今年はないそうです。じっくり撮りたいので、また配慮していただきたいですね。
(訂正)フニーバオバブは10~19日のうちの3日間、近くで開花を観察できる特別夜間観賞会を開くことになっていたそうです。定員は1日20人で計60人。すでに締め切り済みでした。
日に輝くさまは本当に美しい。カールした萼は時間がたつと次第にほどけていくようです。裏表色違いのリボンのようで、おしゃれです。
1990年、国際花と緑の博覧会の開催前にマダガスカルから運ばれてきました。 フニーバオバブの開花株を栽培しているのは、国内では同館だけとのこと。貴重な植物ですね。
バオバブといえば、小説『星の王子さま』に出てくるので、よく知っている人も多いと思いますが、小説の中で星を傷めつける「悪役」にされているバオバブは、アフリカ原産のアフリカバオバブ。花は白く、姿も違い、フニーバオバブとは全く違う植物だそうです。
8/10午後7時15分から、フニーバオバブ開花の様子がライブ中継されていました(http://ustre.am/N6iK)。
雄しべがプチプチとかすかに動きながら開いていく様子が面白いです。
(追加)8/13、ユーチューブにも同館撮影の8倍速動画がアップされました。
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撮影カメラ・レンズ
キヤノン EOS Kiss X4
TAMRON AF 28-300mm 3.5-6.3 XR Di VC LD Aspherical[IF]Macro
撮影データ
絞り優先AE ( F7.1~8 1/40~1/400秒)
ISO感度 200
露出補正 +1/3~+1
画質 RAW
ホワイトバランス 太陽光
ピクチャースタイル スタンダード
画像処理 Digital Photo Professionalで色の濃さ、コントラストを調整
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