観・環・感

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珍鳥コグンカンドリ2

2007年09月25日 | 野鳥
久々の迷鳥「コグンカンドリ」と言っても初めて見たのだが、
日本で観察されるこの種は、インド洋、太平洋、大西洋にある熱帯、亜熱帯の島で繁殖し、日本の太平洋沿岸でたまに目撃されているが、
日本海沿岸ではあまり記録がないようだ。漢字名は、小軍艦鳥、大きさは、「日本の野鳥590」によると体長79cm、翼開長175~195cm
「魚類、イカ類を食べ水面すれすれを飛行し、水面近くの餌を捕まえる。カツオドリ類、アジサシ類を襲い餌を吐き出させたり、餌を落としたところを奪う」とある。
この写真の鳥は、幼鳥のようだが、この鳥を間近に見ていた釣り人によると、その特徴から成鳥と思われるのも1羽いたようだ。(2羽同時に見えたときもあるらしい。)
成鳥が日本に来た記録は2回との記述があるが、本当に成鳥だったすると凄いことだ。
釣り人によると成鳥らしきほうは、ウミネコの餌を横取りしていたが、幼鳥のほうは、ウミネコにしょっちゅう追いかけられ、自分で水面近くの魚を捕っていたようだ。
この場所には、大勢の釣り客がアジを目当てに来ていた。防波堤の上から海面を覗くと、小さなイワシの魚影が大きな魚のように見える。このイワシなら玉網でいくらでもすくえそうだ。事実、目の前で簡単にすくうのを見た。だから、コグンカンドリも簡単に捕れるのだろう。釣り人は、ツバメのお化けみたいな鳥が飛んでいるので驚いたと話していた。




船の上でコグンカンドリがウミネコにはさまれている。
まだ午後3時というのに、どんよりした曇り空のせいで、もう薄暗くなっている。
明るいときにもう一度ゆっくり見てみたい。
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