2012年1月21日(土) 大寒の朝
昨年暮れ以来の、記録的な異常乾燥状態も、昨日からの雨模様で、ほっとしたところだが、今年も速いもので、今日は、もう、24節気の一つである、大寒の入りである。 大寒は、言うまでも無く、生き物にとっては、一年中で、最も寒さが堪える時期だ。
この季節、屋上庭園の草木類や魚達も、じっとしているのだが、中には元気者もいる。
昨年11月頃から咲き始めたアロエの花、下から上にだんだん咲き上がって、今朝は、大分、残り少なになってきている。
この花の蜜を求めて、時たま、ヒヨドリ、ムクドリがやって来る。彼らは、二本の足で、器用に花穂に捉まって、ロート状の小さな花の中にくちばしを入れて、蜜を舐めるのだ。シャッターチャンスを狙ってはいるのだが、中々、いい写真が撮れない。
アロエの花穂
昨年晩秋に、珍しく実を付けた苺については、当ブログの記事にも載せたが、この正月、上京した孫に、虎の子の、赤くなった苺を2個収穫し、御馳走した。
当時は、青白かった残った実だが、その後、又又、赤くなって来ている。この寒さの中、可哀想にも思うのだが、自然の営みの中で、自身の力でやっていること、為すに任せようと思う。こんどは、鳥達に見つからなければ、自分達で賞味できるかも?
再び赤くなった苺の実
昨年ランナーから採取して、ポットで育てている苺の苗達も、元気にしているので、この春には、苺園ができるのでは、と楽しみである。
もう一つの元気者は、ユリオプスデージー(ユリ菊)だ。黄色い花を、殆どいつも付けているので、余り注意を払わないのだが、冬期にも、色どりを添えてくれる、大事な草花でもある。 この所、勢いが増してきたようで、今朝は、久しぶりの雨で、元気そうだ。
この菊、南アフリカ原産とあるが、赤道に近い熱帯を連想して、寒さには弱い植物、と思いがちだが、かなりの耐寒性がある。アフリカと言っても縦にかなり長く、高山もあり、結構、涼しい所もあるのだろう。
ユリオプスデージー
半月もして節分が過ぎると、待望の、立春が待っている。