Yassie Araiのメッセージ

ときどきの自分のエッセイを載せます

朝日記161212 「Abの約九つ」と今日の絵

2016-12-13 12:20:39 | 絵画と哲学

 

  朝日記161212 「Abの約九つ」と今日の絵

絵は(Drawing of bottles)と(University of Wisconsin)の二つです。

私の畏友Abさんから、かれの好きなkeywords(KWs)をあげられました。 そのKWsが私は惹かれます。 以下は彼へのメッセージです。

(Drawing of bottles)

徒然こと  「Abの約九つ」

Abさん、おはようございます。さて、以下の項目 なかなかのものです・

「元素の周期表」

 「シェーンベルクの浄夜」

 「星座表」

 「ビアズレーの挿絵」

 「アルコール度数の高いウイスキー(例えばブッカーズとか、ブラントン、ラフロイグロア)」

 「種田山頭火の俳句」

 「立ち食いソバ」

 「ブルーチーズ」

 「ヱヴァンゲリヲンの碇シンジ」

 「花井沢町公民館便り」

みなさん、脳裏に何を掠めることでしょうか。

わたくしは、なんとintellectualなのだろうと、素朴に感嘆します。 intelligentというより、こっちです。

 最近、大学の図書館の新着本のなかで、Pierre Bourdieuというフランスの哲学者について紹介した本を、それこそ’ちょっと気がかり’でかりてきました。(加藤晴久 ブルデュー戦う知識人 講談社選書メチエ) (ちなみにフランス語の字引でBourdeurというのがあって意味は「大ほら吹き」でしたがPierreとは直接関係ありません)

この本そのものは、読んで23日もすればどういう筋だったかわすれるほどです。 Bourdieuの提唱する概念のなかにHabitusという概念が、日本での「しきたり」を思い浮かべておもしろくおもいました。 こういう固有の文化価値の領域「界」があることの意味をかれは積極的に評価しようとしているようです。「しきたり」は伝統的に固定していもと考えられますがが、進化していくものととらえているところがおもしろく思いました。 Abさんのうえのkeywordsは、進化するなにかのものentityで、これがHabitusを進化させるとおもいました。 あたらしいから、わからないひとも多いはずです。しかし、AbさんのHabitusにすこし属しているものにとっては、なにか魅力です。表現の世界が、安部さんを招いているのではないでしょうか。

 ことしは総合知学会というちいさな学会で日本の原発問題への提言のような研究プロジェクトに結果的に関与していました。少々、後悔しましたが、脱原発派のひとのなかで原発推進派の役割を買ってでました。 そのなかで、カントやアダム・スミスのモラリティについて考える機会もありました。その思考過程ででてきたことは、bounded rationalityの世界と科学のPositivismeの問題です。 短くここで表現できませんが、社会と科学との境界問題では、だれもそのままでは答えられず、先導できない。 そこで急がずにいこう(disposition)(わたくし流にいえば

「晒す」です)、しっかり考えていこう(discourse)ということを主張することにしました。

こういうのは、アングロ・アメリカン流にみればInstitution 論として「工学的」」ですが、一方、 フランス人のもつ思考好みですが、一旦、人間の実存に立ち返る意味での哲学的思考が問われます。あるいは詩的発想や発現も意味がでてきます。「Abの上の約九つ」はそういう積極的な意味を持っているような感じがします。 なぜなら、私が、啓発をうけるからといっておきます。Abさんの知性intellecualityからの深い呼びかけを感じ、まずは絵画制作を直接刺激してくれると告白しておきます。 おおいにdiscourseされかしです。 語ってください。 天才はみな紙一重ですね。失礼しました。 

 

(University of Wisconsin)

徒然ことおわり

 

コメント
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