マーベラスS

King Of Western-Swing!!
歌と食と酒、それに声のページ。

今からでもまだ遅かない!

2009-08-30 23:34:10 | 音楽
なんでもかんでも諦めてなるもんか。
遅いなんてことはあれへん、まだまだこれから。

やられたらやりかえす。今にみてろよ。

社会問題の縮図のような西成に生まれ、今も住むラッパー、SHINGO☆西成。
さまざまな欺瞞や矛盾を目の当たりに見てきた男は、
ラップという手段を身に付け、怒りを胸に立ち上がれとアジる。


痛み、悲しみ、苦しみ、妬み…知ったやつが立ち上がれ。

彼のパワーに煽られたように、同じ西成生まれの赤井英和とのコラボが産まれた。
タイトルは『串かつ(二度付け禁止)』そのまんまか!


大丈夫 大丈夫 今からでもまだ遅くないから
大丈夫 大丈夫 明日に打ち勝つ コブシが串かつ
大丈夫 大丈夫 今からでもまだ遅くないから
大丈夫 大丈夫 コブシ振り上げて立ち上がれ!スタンダップ!!


オレもラップのバックでフィドルを弾きまくっている。
ラップにフィドル…なんて聴いたことない。そりゃそうよ。
当のオレが聞いたことない、弾いたことない。なるがままよ。

この歌、元気出るのだ。


食足りて礼節を知る…というが、礼節もわきまえぬ、怒りもおぼえない
そんなクソ面白くもない人間になるために、生まれてきたのではない。だろ?



「大阪発疾走ステージ WEST WIND」 NHK BS-2 9月27日 18時~
  ET KINGらと一緒に歌ってくるぜよ



二度付け
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Western Swing Rise Again !!

2009-08-30 00:57:14 | カントリー

9月にあるシルバーウイークという大型連休。
なんでもくっつけて長期にすればいいってもんでもないやね。
今年はまだまだ冗談ぢゃないぐらい不況だし、近場で安く済ましたい。
そんなお嘆きの友人知己同胞に朗報!


     

堺・三国ケ丘駅スグの「ライブハウスFUZZ」でウェスタンスイングどう?
JR天王寺から10分、南海なんばからだって15分もありゃ来れる。


       



目指すはウェスタンスイングが最も輝いていた時代の復活!
ベニーグッドマンやグレンミラー、カウントベイシー、エリントンに
影響を受け、Bob Wills And His Texas Playboys もホーンを揃え、
ビッグバンドになっていた時代がある。
我等のイメージはそこにある。

メンバーは増えも増えたり、只今11人!
今回もボーカルのチャーリーニーシオは張り切っている。
Saxのアルベルトがちょいとパスポートの切り替えで帰国、
その間を、関西クレズマー音楽の女ドン、Cl浦朋恵が友情出演。
クラの浦ちゃんがステージを狭く、あいや熱くする。

9月21日(月祝) 「ウエスタンスイング 秋の大感謝祭」
マーベラス桜井 And  Hot Fiddle Band
open 19時 start 20時
前売り2000円  当日2500円 (+ 2drinks  1000円)


大和川以南の音楽不毛地帯でひとり気を吐く、FUZZも
今年で10周年となった。めでてえ!今回のフライヤーには「祝」の文字が。
さらに面白くしてください、Bryan Jeans大兄!
ぜひ、ぜひ応援の声を。

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新梅田の装甲車

2009-08-29 11:46:27 | 

明日はヤボ用あって、期日前選挙に行ってきた。
一日前だというのに結構投票所は混んでいた。
ジャズバーのママにバッタリ会った。「混んでるね~」と温泉で
会った人みたいな挨拶を交わした。
民主優勢変わらず。政権変わってさてどれだけのことができるのか。
元はといえば同じ穴のムジナなんだが。


この金属の箱、なんだか装甲車のようでがしょ?
実はこれちろり。ガス火が湯を沸かし、右側ではおしぼりが、
左側では酒がお燗できる仕組みになっている。
カウンターの中にでん!とあるのが味わい。



「新喜楽」は新梅田食道街で唯一の天ぷら専門店。
天ぷらの看板に隠れた人気メニューが、鴨鍋定食だ。

あっさりに見えるが、コクのあるだし。葱に鴨肉、豆腐、卵、三つ葉。
酒を一本付けざるをえない。

鴨のうまみが沁み出しただし、これで一杯やれる。
雑然とした立ち呑みとはまた違って、ちょっと昭和な、
落ち着いた大人の味わいがある。




天ぷらをいろいろつまんだ後の鴨鍋シメ、なんていいだろうな。



残すものは、もはやなんにもない。

変革は大事だが、食べ物はそうそう変えてもらっちゃ暴動だ。


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寿司屋の子は寿司屋

2009-08-28 09:54:48 | 

何度か亭主とは顔を合わせながら、ようやく行くことができた。
阪急岡本からプラップラ歩いて、小汗をかいた頃に到着。
一番乗りだったので、お茶なぞ啜って・・・。

聞けば亭主、左足を骨折したとかでリハビリの真っ最中。
店の暖簾も入れたまま、開店休業の状態で引き受けてくれた。


車海老とアボガト、白玉団子の入ったずんだ仕立て 


造り  鯖、鯒、鯛  ほぅ鯒は珍しい。おけぢゃねぇよ、こち。
塩と山葵、塩と酢橘で。


焼き鱧
脂の乗った鱧をレアで。粒辛子は初めてだがいける。



のどぐろ  長崎のブランド 紅乙女というそう。
タスマニアン・マスタードのプチプチがいいアクセントに。

酒は黒流、磯自慢、上喜元、秋鹿などをいただく。


夏野菜の炊き合わせ ジェルが涼しげ


鱧の揚げだし  茄子・十六ささげ


毛蟹酢 割酢のジェル
結構、ここまでの助走で女性陣はお腹に来てる様子。

さぁて、ここからが寿司だ。


いか 青柚子 塩で。


中とろ  あらかじめ煮切り醤油がひかれる


づけ  づけ醤油にゴマが加えられている


とつかあじ (淡路) よく脂がのっている
赤酢と米酢の2種類のすし飯を使い分ける。

亭主の実家は、神戸中央市場で人気のまるも寿司。
長男は店を継ぎ、次男は自分で阪神間の摂津本山で開店した。


うに (淡路由良)


赤貝  肉がむっちり


新さんま  焦がし気味なのが香ばしい


穴子  白っぽく沢煮にされている。ふんわり


トマトのすまし  ここで閑話休題というところ
さわやかな酸味 オリーブオイルを垂らしてあったような


煮あわび 肝を乗せて

あわびも昨今、いろいろと研究されるようになって喜ばしい。
昔はただ切っただけのコリコリのしかなかった。
あれはどうにも寿司飯に合わない気がして。


車海老
いいんだけど、向きは逆の方が客には食べやすい。


頭と胴は炙ってつまみに。  いい海老は余さず食べたい。


鉄火巻き 芽ねぎと共に



かんぺう  もう少し濃い口で醤油色に煮たので、
山葵の効いたのが好み。こればかりは江戸前がいい。
シメはどうしたって、こいつが来て「幕」としたい。


水菓子  桃のコンポート マスカット
パッションフルーツ ほうずきトマト ワインゼリー



足が万全ではないのに、頑張ってもてなしてくれた亭主、石井氏。
おつかれさまでした。

おっと、おまけが・・・



東灘名物、鈴木商店のアイスキャンデーを出してくれた。
さしずめミナミなら北極というところ。



亭主が自分用というミルク金時をぶんどっていただく。
なんとも懐かしく、美味。 地元衆には珍しくないだろうが、
我らよそ者には嬉しいシメだった。

ウエイトとしては前段をほんの少しにして寿司で勝負となれば嬉しい。そうなると客の懐にも優しいでしょ。亭主は若いが研究熱心。まだ気の張った部分があるから、もうちょっと年数がたって落ち着いてくると、いろんな無駄がそぎ落ちて、いい寿司屋になる予感がする。

後日談。仕事の重要なメモ帖を忘れてきてしまい、翌日大阪駅まで持って来てもらった。傷めている足で・・・。石井くん、すいませんでした!


            「鮨 市松」   兵庫県東灘区田中町3


 

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オープンテラス

2009-08-26 12:29:51 | 

近くの柳々堂書店まで来たので、遅い昼をとろうと一軒のカフェに。
カフェめしなど、似合うタマでもないのであるが。
目の前は靭公園、緑の匂いがみずみずしい。



カフェブームの渦中にあった一軒だ。
2階のブラジル音楽の店やら向かいの寿司屋などには来るが、
なかなか入る機会がなかった。

サンドイッチとコーヒーを所望。




具材はですね、チキンハンバーグとトマト、チーズなど。
しっかりしたボリューム。
パンは香ばしくトーストされていて、ザクッという食感たのし。



ビールでもいただきたいぐらい。
我慢である。




本でもパラパラ眺めながら、のんびり時間調整させてもらう。
カフェのいいところは、長居しても放ったらかしてくれるところ。




店のごく近所には、建ちながら緑に飲み込まれてしまいそうな、
大阪寿司の「みやこ寿司」がある。



ご主人の顔がちらっと見えたので、ご挨拶に立ち寄る。
主人の三宅一夫さんは大ベテラン。関西寿司は客前で握る江戸前に
比べて、地味で目立たない裏の仕込みの多い仕事。どなたかに継承してもらえないものか。
話好きなので、古い寿司の話など教わるところも多い。


たとえば鰻なんぞを握るようになったのは戦後の食糧難の時代。
食糧統制から淡水魚は除外されていたので、たやすく入った鰻を握ったらしく、ランクとしては穴子の方が上である・・・なんてことも今の若い職人では知らない。


この京町堀にはズラッと夜店の露店が並んだのだそうだ。アセチレンガスの明かりだったのだろう。ボクの母も京町堀の生まれだ。


肌寒くなると、ここの名物「蒸し寿司」が今年も出始めるだろう。


       「ジ・アースカフェ」  大阪市西区京町堀1
       「みやこ寿司」 関西寿司  「柳々堂書店」 建築の本多し

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