ちょっとコーヒーブレイク(^^)

五島列島からの風~。五島の自然を存分に♪

野良猫も楽じゃない

2005-04-01 17:07:14 | 未分類
ジジちゃんは猫なのにとてもなつっこい! 

そういえば~~!(又、遠い昔の話になる・・14年程前)
三男が生まれた年に裏庭に野良猫が三匹子猫を産んだ。
いつもなら子猫がある程度大きくなった時点で、そこに住み着かないように追い出すのだが、今回は子猫が我が家の三男誕生と重なって甘くなっていた矢先、子猫が二ヶ月くらいだったろうか、母猫が死んだ。

すると、えさを求めて庭に這い出て来るようになった。
母猫がいなくなって、ここで死なせることはしたくなかったし、一人立ち出来れば、近所に野良猫を可愛がり、毎日えさを与えている家が三軒ほどあるので、なんとか生きていけるだろうと思って、それまで餌を与えることにした。

猫は飼ったことがないので、初めて子猫を見る機会に恵まれた。
三匹の猫はそれぞれに性格が面白いように違っていた。
餌を持って行くと、一匹は、目が三角になってすごい警戒心だ。
二匹目は、餌を食べに行こうかどうか、おどおどして迷っている。
三匹目は、目もまぁるく、人なつっこく、直ぐさま喜んで食べにやってくる。
顔の表情に生まれ持った性格が如実に現れていた。

私は、三匹の違いに半ば驚きながらしばらくの間餌を与え続けた。
私は、喜んで可愛い顔してやって来る子猫が一番可愛かった。
そして、当然の事ながら、餌を一番多く食べ、元気でもあった。
あとの二匹は、餌も警戒してあまり食べず弱々しく、知らない間にいなくなっていた。
きっと、子猫を狙っているカラスに襲われてしまったのだろうと推測する。

同じように産まれて、性格の違いからもう生死の分かれ道に立たされている。
野良猫の一生も厳しいものだと思った。

それから生き延びた子猫は行動範囲が広くなって、えさを求めて出掛けていき帰ってくる生活になった。
その時又驚いたことに、毎日毎日、生傷を付けて帰ってくるのだった。
しっぽも噛みちぎられていたりした。
この猫、危険がわからない程、おっとり、なつっこい猫なのか・・
毎日、生々しい引っかき傷を付けた猫なんて見たこともなかった。

暫くして我が家の庭からいなくなっていた。
道行く野良猫達の中にその猫がいないか、少し気にしながら私は過ごした。

ジジちゃん、飼い猫でよかったね~~~!!