2月8日都会では珍しく大雪が降るという天気予報を聞いて、午後からの所用に先立ち午前中に思い立ちて六義園に出かけた。六義園は1月16日に出かけた折に松の雪吊りの景観がみられ、雪が降ったときに見たいと思っていた。それが立春の2月4日をすぎてすぐ、大雪も都心では25㎝にもなり、夜になっても止まない。
正門入口付近の雪笹・乾山の雪笹鉢の風情
3月末に咲く薄紅色の枝垂桜もこのように
松雪吊
六義園は五代綱吉の側用人・柳沢吉保の下屋敷だった大名庭園で、このような風景を300余年後の今共有しているという思いで、いわゆる回遊式の築山泉水庭園を降りしきる雪見としゃれてみた。
池の向うの吹上茶屋で抹茶と和菓子を頂きながら水脈を引く鴨たちを眺めたり、渡月橋付近の岩に留まる白鷺にカメラを向けたりしている内に飛雪で傘があおられ、あえなく池にポチャリ。
白鷺が羽ばたいた姿は、私は見たことがないが話できく坂東玉三郎の演じた「鷺娘」を彷彿させる白鷺の精のような、羽ばたいて飛び去り再び岩の上にじっと…
一面の春雪の中鷺一羽
春が立ちて咲き始めた紅梅、白梅が降り続く雪の重さに絶えかねても咲くけなげな姿をカメラに収める。雪ののりかたというのでしょうか、その姿が誠に愛らしい。
梅咲くや雪の重みをものとせず
雪吊の頭飾りも色々あるそうだ、その頭にも雪が
いよいよ雪が降りしきってきた
都会は天災に弱いので、今日も足が奪われてしまいますね。今日はおとなしくしていました。
ただ最近思うのは、大地震がもしこのような大雪にきたとしたら、どうするのだろうかと考えることがあります。
まず足元をしっかりと、帰宅できるだけの体力をつけなければと、条件の悪い時の行動も時々大事かな~、なんて思うのは寒が戻ったせいでしょうか。