楽居庵

私の備忘録

埼玉・行田の古代蓮

2010-07-26 18:21:10 | 花、木
連日の暑さに負けまいと24日朝5時半頃家をスタート、
6時半頃古代蓮で有名な行田へ

昨年は今頃が満開だったが、今年は水温の高く殆ど終わりに近かったが、
関係者の懸命な努力で、一部の蓮池の水温を下げて写真のような濃いピンク色の
美しい蓮を鑑賞することができた

古代蓮は13~16片の一重咲き
花弁の数が少ない原始的な形態を持つ行田蓮は、約1,400年~3,000年前の蓮と
いわれている

この蓮は40数年前、建設工事の際、出土した種子が自然発芽し、
開花した蓮ということでその生命力に暑さも吹き飛ぶような驚きでした

数千年も地中で出番を待っていたという悠久さ!
だからこそ、その清楚な美しさは何ものにもかえ難い生命力に溢れていた

  猛暑の36℃でした

花も実もあるゴーヤ

2010-07-23 18:04:03 | 花、木
今夏もゴーヤを植えた

確か都内の小学校で植えたゴーヤが2階の校舎まで伸びているニュースをみた
今流行のエコーすだれが気に入って、我が家でもためしてガッテン!

ゴーヤの葉っぱは薄く柔らかいので完全に覆いつくせないものの
そこが日本人好みの不完全な美(?)、空間の美(?)と私の勝手の思い込みで
楽しんでいる

店で売っている158円のゴーヤには及ばないが、我が家で食するには十分、

この日の野菜カレーは千葉にいる義兄夫婦の家庭菜園から届いた野菜尽くし
ナスにジャガイモにトマト、たまねぎにそしてゴーヤも

茗荷は甘酢に漬けて
きゅうりはぬか味噌に
ミニトマトはサラダに
ししとうは焼いて

猛暑日の食べることに集中した一日でした


車山合宿の応援

2010-07-15 17:00:01 | その他
まだ梅雨が空けない先日、二泊三日のランニング合宿に同行した
夫所属のクラブで走るのが大好きな仲間が年1回車山で合宿している

初日の午後小雨が降っていた中、白樺湖まで車で移動、
元ランナーの私は膝を痛めてからもっぱらウォーキング組、
皆さんのランニング姿をみるとうらやましいが仕方がない
彼らは一周4kを3周で引き上げる、初日の小手調べというところ

二日目は見事な快晴!
車山の山頂が見渡せる場所にホテルがある
車山の駐車場まで30分歩き、車山(1925m)往復のハイキングを楽しむ
ランニング組は勿論走って私の横を抜いていく

午後は、ホテル~白樺湖*2周~ホテル(16k)を軽くこなす
私はホテル周辺の遊歩道を散策
そこで詠んだ句 郭公の一声渡るしじまかな

三日目は朝から小降り それでも当然のようにユニホームを着て駆け出す
女神湖往復(24k)
私は前の日と同様遊歩道散策する
遊歩道の分岐点に「カシガル山へ」という案内板が出ていたので
一人だったが熊笹が刈り取られた登山道を歩いたが、途中から
羊歯で覆いつくされ方向がわからなくなった

こういうときは冒険せず引き返すのが遭難を防ぐ手立て、
と一目散に取って返す

私も身体を動かした二泊三日の合宿同行でした

写真は朝日を背に受けた二人

紅心 小堀宗慶展

2010-07-03 22:24:15 | 展覧会
7月11日で終わる紅心展へ
日本経済新聞の「私の履歴書」にも登場した茶道の大先達である

毎年春に開かれる遠州流の公開講座に元気なお姿で討論の主役をつとめられていて、
今年は体調を崩していたが、展覧会が開かれる頃驚異的に回復されたと、
もれうかがっていた

「私の履歴書」で4年間のシベリア抑留中、酷寒のシベリアにも春が訪れ
一輪の可憐な花に生きる力をえたという、その花のスケッチをみることができた
のは望外の喜びであった

多くのことが知ったひと時でもあった

雅号「紅心」は、一山一寧一行書 「一箭中紅心」から

大井戸茶碗 喜左衛門井戸 は1950年12世「宗慶」襲名披露の時、
孤蓬庵の蔵から出たという

このときの解説を「ぬるま湯に入れたら茶碗から泡がでて、長年の
汚れが清められた」と
喜左衛門井戸にまつわる話も思い出した

青磁茶碗 馬蝗絆は、あの薄暗い国立博物館蔵でみる印象と大分違った
今から30数年前、青磁に鎹で繕われた茶碗をみて感動した記憶が蘇ってきた
確か平重盛の添状があった記憶がする

その馬蝗絆を使用した宗慶宗匠は点てにくかったと、解説している
どなたがこの茶碗でいただいたか興味のあるところである

昭和、平成の大文化人、教養人である紅心 小堀宗慶宗匠には何時までも
お元気で美の心を伝えていただきたい