日本から海外に留学する人が減少している一方で、その比較として海外に留学する中国人が増えていっているという報道をご覧になったことのある人は少なくないと思います。中国人の海外留学組っていったいその後どんなだろうと思っている人も多いと思いますが、それに関連する記事を見つけましたので紹介します。
海外留学中国人の半数以上が中国に戻ってから北京、上海、広州、深圳で就業しようと考えており、最も人気のあるのは金融、そして次がよくわからないのですが教育、その次がITです。まあ、日本人だと東京、大阪、名古屋といったところに就職したがるのと同じでしょう。しかし、教育関係に就職したいというのがよくわからん。
さて、実際に海外留学から帰ってきた中国人、外資系企業に入社する人は減少しており、国有企業と中国民間企業への就職組が約半分、その次が国家事業機関と金融機関になります。給与面ですが、約8割が1万元未満です。博士課程でも約7割が1万元未満です。ざっと約半数が5000~10,000元といったところ。海外留学したからといって給料が単純に多くなるわけではないようです。まあ、なかには中国の大学に入れずに箔だけをつけるために海外留学してきて、結局何も覚えて帰れなかったドラ息子・娘もかなりいるのではないかと。さすがに海外名門大学に行っていればそれなりの待遇も待っているでしょうしね。
私も個人的には中国人の海外留学組が好ましいとは100%思っておりません。結局はその人次第といえばありきたりな答えになってしまうのですが、上に書いた箔をつけるために留学した人がかなり多いのではないかと思うのです。当然そういう人だと全然勉強してないですし、仕事もちゃんとできないだろうし。なので、日本語人材を採用面接する場合、日本留学経験者だと結構構えてしまいます。日本語を話すと安心する人も多いかと思いますが、それだけで食べていってる留学経験者も多いと思います。むしろちょっと警戒しながら接するのが正解かと。