呉明憲コンサルタントの中国ビジネス日記

中国の最新情報を上海・東京・神戸を拠点に活動する株式会社TNCリサーチ&コンサルティングの呉明憲が紹介します。

万達広場の2015年の経営データ

2016年01月14日 | 日記

 中国の代表的なショッピングモールである万達広場、2015年末時点で万達広場は合計133、商業面積は2000万平米を超えて、之世界一だそうです。そんな万達広場にどれだけの人が来ているのでしょうか。


1.1施設当たり1日当たり来客数、販売額、成長率

 一線都市の来客数が最も大きく6.3万人、二線都市、三線都市となるんつれ1万人ずつくらい減少します。来客数の増加率は一線都市が3%で頭打ち感がでてきています。三線都市が7%で、思ったほど来客数が増えていないです。7%は決して低いというわけではないのですが、もっとすごいのかと思ってました。そして1日当たり販売額が一線都市で440万元、二線都市313万元、三線都市251万元です。成長率は11-13%で、まあイメージ通りですね。あえていいうならば一線都市の売り上げの伸びは思っているよりも多いなあという感じです。

 

 経営年数別に見ますと、5年以上のところは来客数の伸びがわずか1%しかありません。あきてしまったのでしょうか。売り上げお伸びが一番大きいのは3-5年。ということは、5年あたりを境目に飽きられていくように見えますね。

 

 

2.2015年上半期平均賃料

 ざっくりいうと、1月当たり1平米当たり90元くらい、一日に引き直すと3元くらいですね。もっと高いかと思ってました。これはちょっと意外。

 

 大悦城の1月当たり1平米当たり335元、一日に引き直すと11元くらいです。こっちのほうがイメージに合います。どうして万達はこんなに賃料が低いのだろうか。大悦城は数が少なく大都市中心、万達は数が多い分地方都市が多く、それが平均賃料を抑えているのでしょうか。それにしても大悦城の4分の1。なんなんでしょうね、この差は。

 


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