子連れで来店

最近、描いた絵をアップします。



絵を描く少年



青いバラ


さて・・・・私は幼い子どもが苦手ではないが

もちろん、可愛いなと思うが、やたら、親が子供同伴で、行動するのは

いかがなものか・・・と思う。

つまりね、美容室にくる時に、子供同伴で来店する人がいるんだけど

その子供もカットだとかするなら別だが、ただのママの付き添いで

来られるのは、ちと迷惑なのである。

その子が騒ぐか騒がないかは別として、やはり、こちらはね、子供がいると

気を遣うわけよ。

ただでさえ、目の前の客に気を遣ってんのに、この上、子供のご機嫌まで

とれるか！・・・って思う。

店内で一人分、余計なスペースを占領してしまう・・・ってことに

ちょっとは、こちらに申し訳ないとは思ってもらえんものだろうか。


私の通うフィットネスジムの「カーブス」は、子供の同伴を禁止している。

「母としてでなく一人の女性として、ここでの時をすごしてほしいから」

・・・ってのが理由なんだけど。

サロンにおいても同様にしていただきたい。

今日来た、Ｔさんという女性は、乳飲み子を連れてパーマにきた。

当店の二人がけのソファーの上に赤ん坊のはいったカゴをドンとおいて

占領し、赤ん坊が泣くたびに、ミルクをやらなきゃ、オムツをとりかえなきゃ

とやたら、こちらの仕事を中断させて、授乳やオムツ交換をするので

予定の時間通りに仕事が進めない。

次の客をかなり待たせるハメになってしまった。

自分以外のほかの客もいるのだということをわからんものだろうか。

まあ、連れてくるにしても、来店の前にひとこと

「○才の子供をつれて行きますが、いいですか？」と聞いてほしいものだ。

「託児施設完備」と銘打ってるサロン以外に行くときは、

子供は、誰かにみてもらって、ご自分だけで行くのをお勧めいたします。

ちょっと反省・・・・

昨日は、朝から憂鬱だった。



なぜって・・・朝イチの予約の客がＹさんだったからだ。

Ｙさんは８０過ぎで、車イスで、多少、痴呆症になっている。

半年に一度、息子さんが、車イスをおして連れてきて、終わるころに迎えに

くるのだが・・・・。

このＹさん、極度のワキガ臭の持ち主なのだ。

きっとあまり風呂にもいれてもらってないのだろう。

尋常じゃない臭さなのだ。

おまけに、オムツらしいので、アンモニア臭も

加わって、彼女が見せに入ってくるなり、店内にはたとえようのない

異臭が放たれる。

彼女がいる間は、とても、ほかの客なんか入れられない。

そばによるだけで、なみだ目になる。


だから、こちらも防備をしなくてはならない。

店内のドアは全開。換気扇は強。

お香をバンバン焚き続ける。

ほかのお客様が使うクロスとは違うクロスの用意をする。

以前に、Ｙさんを車イスから、当店のセットイスに移動させて施術したら

オムツから排泄物が漏れて、イスに敷いてあった、クッションが

とんでもないことになり、廃棄しなくてはならなくなったので

それ以来、すべての施術は車イスに乗せたままやることにした。

私は、普段はかけないメガネとマスクをして手袋装着で

施術をしちゃいました。


そう、悪いけど、迷惑な客なのだよ。

Ｙさんは、半年に１度のパーマとカラーだから、３時間は

居座ることになります。

介護福祉士とか看護士を業としているなら、そりゃ、我慢しますけど

一応、美容室＝きれいなとこ・・・ってイメージがあるでしょ？

ほかのお客様が、入ってきちゃったら、どうしよう・・・って

ビクビクしてました。

１分でも早く出て行ってほしいですからね、やっつけ仕事になります。

フルスピードでパーマとカラーをこなし、さて、やっと仕上げのブローを

している時に、今まで一言も発しなかったＹさんが口を開きました。


「ああ、気持ちよかった。まるで天国にいるみたいだった。

　私はね、半年に１度、ここにくるのが、何より楽しみなの。

　ありがとうね。ありがとうね。生きていてよかったわ」


私ね・・・・・ガラにもなく涙がでそうになりました。

私ってば、Ｙさんのことを汚物扱いして、いい加減に仕事して

さっさと彼女を退散させようとしていたのに、彼女はこんな私に

感謝してくれてるんだ・・・と思ったら、なんか申し訳なくなって・・・。

思わず、手袋をはずして、直接、彼女の髪に触れてブローをしました。


考えてみれば、ワキガは、本人のせいじゃないものね。

ワキガの手術なんてのは、最近のものだし、Ｙさんはしらないよね。

家族だって、仕事に行ってるから、頻繁に、お風呂にいれてあげたり、

オムツ交換するのは困難かもしれないね。


なんかねー・・・・この私が珍しく、自己嫌悪になっちゃったの。

ワキガは別として・・・オムツ交換も、お風呂もろくにいれてもらえない

これから、こういうお年寄り、増えるよね。

自分の親だって、自分自身だってなるかもしれないよね。


まあ、これからは、もっと広い心をもって接客しようと

誓ったアタシなのでした。












　

激安店の裏側

最近、不景気のせいで、「激安店」ってのが流行ってますね。

理美容でも、カット代が1000円をきるような店があちこちに

やたら乱立してます。

昨今の、日本の経済状態だと、こういう店がウケるのも理解できますが

皆様は、なぜ激安にできるのか、その理由を考えたことはあるでしょうか？

実は、私は、自分の店をオープンしたばかりの時、とても、自分の店の

稼ぎだけではやっていけなかったので、週に１日だけ、激安店にバイトに

行ってました。半年くらいは勤めたかな。


激安店ってね、フルタイムでなくても、週に何日でも、雇ってくれるんですよ。

それだけ、人員がいつも不足してるんですよ。

なぜって・・・美容師がすぐにやめちゃうんですよ。

薬剤は（パーマ液とかカラー剤）品質の悪い、激安のものを使ってます。

激安パーマ液は短時間でかかりますが、髪はボロボロになります。

美容師の手もボロボロにあれます。

カットは１０分以内で終わらせます。

よっぽど薄毛の人なら、丁寧にカットしても１０分ですみますが、

通常は１０分では終わりませんよ。

シャンプーは、シャンプー液を頭にまぶして流せばいい。

ブロ－は、ただ、乾いていればいい・・・ってところです。

でも、早い回転率でまわしていかないと採算とれませんから

まあ、お客もそれは覚悟の上でしょう。

なので、まともな神経の美容師なら、「やってらんない」と

思います。

自分の作品を作り上げる感動はまったくないです。

お客様と世間話をしてる余裕もないしね。


激安店に長いこと勤めている美容師は、流れ者の人が多いです。

人格面や、技術面で、問題があり、ほかの店では雇ってもらえないような

美容師たちのふきだまりといってよいでしょう。

少しでもプライドある美容師なら、３日も耐え切れないです。

また、激安店においては、免許をもっていないのに、美容師として

働いている人もたくさんいます。

これが激安店の現状です。


それでも、激安店に行かれる貴女、ワイルドだぜえーーーー！




　

すっぽかし

暑くなってきたせいか、ここのとこ忙しいです。


で、こういう忙しい時に限って、予約をすっぽかす客が多いんだよねえ。


それも、そういう人は決まってるんだよねえ。

それぞれ、いろんな事情があるだろうから、急にいけなくなることも

あるだろうけど、なんで電話の１本もかけられないのか。

その時間は自分のためにあけてもらってあるのだから、いけなくなったら

その旨を連絡しないと待ってる相手に申し訳ないと思わないのかねえ。

連絡してきたとしても、予約時間から大幅に遅れて連絡してくる人もいる。

その人の予約が入っているために、他の客が予約がいれられないわけだから

これは一種の営業妨害です。

こういう客が、うちの店に数人いるけど、この人達から予約の

連絡をもらった時は、「どうせくるかこないかわかんないしなあー」って

半信半疑になります。

今日も朝９時からパーマの予約をいれていたＭさんにすっぽかされました。

彼女、３回に１回くらいは、すっぽかす人なので、「ああ、またか」

・・・って思うけど、大事な客とは思えない。

美容師だって、人間ですからね、、大事な客とそうでないそうでない客と

区別しますよ。

すべての客に平等に・・・なんてできません。


こういうこと書くと、またどこぞの美容師に


「お客さまの悪口いうなんて！あなたは最低の美容師ですね」って

コメに書き込まれるからコメント欄は閉じておくね。



　

野村沙知代リスペクト

サッチーこと、野村沙知代さん・・・彼女って

野村監督を、正妻さんから略奪して妻の座についたり

学歴詐称して、それがバレても平気な顔してるわ

あのツラとデブ体型で、ヌード写真集だしちゃったり

毒舌・暴言を周囲に撒き散らして、皆は呆れているのに

それでもシャアシャアと文化人みたいな顔して生きてる。

すごいよねえ～。

でも、私は、彼女をリスペクトなのだ。

だって、彼女みたいだったら、絶対に癌にはならないよ。


癌友をみてると、みんな、優しいよねえ。

やたら気配りの効く人達がほとんどだもの。

みんな、自分の感情を押し殺して、笑顔で明るく振舞って

・・・疲れて、病気になっちゃったんだよ。


ええ、この毒舌で、相方から「鬼女」と評されている私が

なぜ、癌になったのか、不思議ですわよね。


癌細胞を、退散させるには、この毒舌にさらに磨きをかけ

サッチーを目標に、自分の欲のまま好きなように

生きていかなくては・・・・・ね！！



で、今日、

「ああ、サッチーにまた一歩近づけたかも」

・・・という出来事があった。

どこぞの小劇団に所属しているという若い男の子が

近々、近所のホールで舞台をやるので、そのポスターを

当店に貼らせてくれ・・・・というのである。

Ａ３くらいのポスターで、背景に、森の絵が手描きでかいてある。

とても下手でセンスのないポスターなのである。


「悪いけどね、絵が下手すぎて、こんなの店に貼ったら

　イメージ壊れるわ。これ、誰が書いたの？」


　「僕です」と、その青年が答える。


私は、店に飾ってある自分の描いた数枚の水彩画を指差して


「この絵はね、私が描いたものよ。どう？あなたの描いた風景画と

　比べたら、私のほうが数段、うまいでしょ？」


一応、師匠から褒められた作品ばかりだから、得意そうに

私は、その青年にむかってイヤミを投げかける。


「私の作品より上手な絵が描いてあるならはってあげてもいいんだけどね、

　これじゃあねえ・・・・」


青年は、ポスターをを抱えて無言で店をでていく。



どうだい？ワイルドだろ？？・・・・じゃなくてサッチーだろ？


自分でも「うわー！イヤな女！」と思いながら、それでも

サッチーになった自分に快感を感じていたわよ。

ふふふ・・・・。サッチーにまた一歩、近づいているわ。



先日、高校時代の友達からいわれました。

「お前、いつか誰かに刺されるぞ」


いーんだ！癌では私は、死ぬもんか！


もっともっとサッチーをめざして、癌細胞すら

私の体内からいたたまれなくしてやるーーーーーー！










　

　

キャンサーバスターレディース（ＣＢＬ）

梅雨にはいりましたね。

ジメジメしていて、うっとうしくて、テンションのあがらない毎日です。


さて、以前にもご紹介したことがありますが、今日は、

キャンサーバスターレディースというものをご紹介させて頂きます。（略してＣＢＬ）

私は、抗がん剤体験をした理・美容師および親族からなる「ヘアレスキュー」

なんてものを、３年前くらいに結成しましたがね、なんせ、根が飽きっぽいので

最近、なんか新しいことを始めたいなあ・・・なんて思っていたわけですね。


某テレビ番組に、「ＡＫＢ」ならぬ「ＡＫＰ」というユニットが紹介されて

いました。「ＡＫＢ」は若い可愛い女の子達のユニットですけども

「ＡＫＰ」は、４０代以の過ぎた不気味なオバサンユニットなわけです。

フリフリのワンピースドレスを来たオバサンたちが「なんちゃってアイドル」を

メンバーでグルグルまわりながら歌うわけですが、正直、鑑賞に耐えなかった。

同年代として、「おいおい、恥ずかしいからやめてくれよ」と思ったのですが

ハタと気がついたのです。

これが、健康なオバサン集団だから、ウザいんだ。

これが、「抗がん剤を頑張って耐えてきた癌患者」のオバサン集団だったら

「へー！癌患者っていってもこんなに元気なんだ」とか

「抗がん剤でツルっぱげになっても、ちゃんと復活できるんだ」とか

「抗がん剤やっても、終われば、元気にバカやれるんだ」と

これから抗がん剤をやることになり不安で仕方ない癌患者さんや

抗がん剤投与の真っ最中の癌患者さん、また、抗がん剤は終わったものの

同病の仲間が周囲にいなくて心細い・・・なんてフレンズたちを

勇気付けられるんじゃないか？・・・と思ったわけです。

で、早速、この案にのってくれそうなフレンズに声をかけ

快く賛同してくれた仲間達で作ったのが

キャンサーバスターレディース

なわけでございます。

抗がん剤を体験した癌患者の歌って踊れる熟女ユニットなのです。



第一期生でございます。（私はここには写ってません）


どうだ？ワイルドだろ～？・・・・じゃなくて元気そうだろ～？

メンバーは、全員、抗がん剤体験者。現在、抗がん剤投与中って人もいるし

去年、抗がん剤を終えたばかりの人もいます。



ダンスばかりでなく歌の練習だってしちゃいます。

メンバーの一人が音楽の専門家なので、指導してもらってます。

あ、ちなみにダンスの振り付けはアタシがしてます。

運動神経ゼロだけど、昔は、ちょっとだけステージ経験があるので

まあ、それなりのことはできているかと自負してます。

本格的なダンスはできないけど

（なんせ、全員、癌患者だからね。激しく動けません）

熟女にふさわしい妖艶な踊りをめざしております。


肝心の発表の場は・・・・まあ、色々と考えています。（今は秘密）


さて、ただいま、第二期生、募集中です。

私も、一緒に踊って、歌ってバカ騒ぎをしたいという

がん患者の方、ご連絡をおまちしております。

踊って歌って、みんなで闘病中の思い出話をしたり

グチったり・・・楽しいですよ。

現在、抗がん剤投与中のＭちゃんは、

「昨夜、みんなで踊って歌って、楽しかったから、今日の点滴、

　やる気がでてきました！」

・・・とメールをくれました。

仲間がそばにいるってパワーもらえますよね。



ちなみに私は、これで３キロやせることができました。

へっへーーー！！


★コメント欄は、嫌がらせをかきこまれるので閉じてあります。

　連絡はメールフォームからどうぞ！！

さすが！うどん県！

最近、また、神奈川県以北は地震が多発してますね。

関東に住んでる人達は、みんな、同じだと思うけど

グラっとくるたびに「あぁ、とうとう直下型地震が来たか！」と

覚悟を決めるのではないでしょうか？

先日、客を二人、抱えている時にグラっときた時は

グラっときたと感じた瞬間に、「避難します」と言って、

客二人を有無を言わさず、店の横の空き地に引っ張りだしました。

二人とも髪が濡れてる状態で、一人はカットクロスつけたまま

だったんですけどね。

この時の地震は、すぐにおさまったから、あとになって

「やだー！店長さんたら、髪がビショビショなのに外に連れ出すんだもん」

なんて客と笑い話になったからよかったのですが、もし大地震だったら、

笑い事じゃすまされません。髪が濡れてようとパーマの途中だろうと

、死ぬよりはマシですからね、どんな状況だろうと私は無理矢理でも

外に誘導しますよ。

さて、数日前、香川県から状況してきたという若い女子大生の客がきました。

彼女が言うには、香川県にいた18年間の人生のなかで、地震にあった記憶がない

というのです。香川県は地震がほとんどないらしいのです。

東京にきて初めて地震を体験したというのです。狭い日本は、どこも地震で

グラグラしてるのかと思ったら、そうでないところがあったんですね。

香川県なんて、あまり気にも止めなかった県でしたが、この話をきいて、

ネットで私なりに調べてみたら、確かに四国の中でポッカリと活断層の

ないところだと判明しました。

恐るべし、香川県！

さすが「うどん県」！

できるなら香川県に移住したいところですが、女子大生が言うには、

「レストランは、あまりなくて、ほとんどが"うどん屋"です。

　うどん屋しかないといってもいいくらいです」

とのことでした。うーん、それもちょっとねぇ…。

毎日、グラっとくる地震にビビリながらも、東京にいるほうが

楽しいかなあ・・・。

近頃のメンズ客

とうとう６月になりましたね。

今年は変な陽気が続きますね。


さて、近頃のメンズ客ってのは、ヘアカットばかりでなく

「眉カット」もご希望なさいます。

美容師は、ひげそりは、禁止ですが、眉カットはメイクの一環として

許されています。

男性って女性より体毛が濃いから、眉毛も太くてゲジゲジしてるから

やりにくいったらありゃしない。


そのくせ、女性みたいにアイブロウで、眉毛の薄い部分を

書き足すなんて技量は、男どもにはないから、うすくなる部分が

できないようにしなくちゃならない。

正直、女性の眉カット料金の倍額はいただきたいもんだわ。

かなり神経、使うわよ。

たいていは、女房や彼女から

「眉毛カットしてきなさい」っていわれて、やるみたい。

あーあ、なんか男性が段々、女性化してるみたいで

昭和の人間としては情けない。

男性だったら、ゲジゲジ眉毛のほうが男らしくて

いいと思うんだけどなあ。

韓流スターみたいに、やたら、ツルツルの肌と整った眉毛なんて

男性に見えないです。


・・・って、いうとまた世間の反感かいそうだなあ。