知人の女性をモデルに描きました
世の中、少しづつ、自粛ムードが薄れてきて
元の生活に戻ってきましたね。
私は、昨日の休日は、婦人科検診の結果を聞きにいって参りました。
気になる結果は、「経過観察」なるものがまたひとつ増えてしまい・・・。
ガックリ落ち込んで帰宅したら、相方が、励まそうとしてくれたのか
「○王子駅の近くに、お前の好きそうなカントリー風のレストランが
新規でオープンしたって。ジャズの生演奏を聴きながらディナーが
できるらしいから、行こうか?」
・・・と珍しく彼から誘ってきたので、自粛解禁!ちょっとリッチな
ディナーをしに出かけてきました。
私は別にジャズが好きなわけでも、ライブが好きなわけでもないけど
家にずっといたら、ますます落ち込んでしまいそうだったので。
気分転換に、ディナーと生演奏なんてうってつけでしょ?
んで、本来なら、皆様のブログのように、レストランの写真や
お料理の写真やら、ライブの様子を写真でアップしたかったのですが
できない事情があります。
なぜなら・・・・
そのレストランは、外装も内装もステキでした。
木造の建物で、外見は外国の農家みたいな造りのカントリー風。
フロアーは30坪くらいで、節電なのか、照明はおさえめ。
個々の木の丸テーブルの上にはレースがふんだんにつかってある
テーブルクロスがかけられていて、小さなロウソクの火がユラユラ揺れてる。
ギンガムチェックのカーテンだとか、ドライフラワーだとか、花のリースだとか、
木彫りの人形だとか、壁にあちこり、かけてあって、うーん、まさに
私の趣味とピッタリじゃないの!!
当時、店には、7組くらいの客がいたかな。
料理のメニューは、フランスの田舎の家庭料理ってのがウリらしくて
料理名は覚えていないけど、ともかく¥5,000のディナーコースを頼みました。
が・・・
が・・・・
が・・・・・・・・
運ばれてきた料理は、味オンチな私でも「え?」って思うほど
マズい!!!
相方をみたら、あまりのマズさに固まっている。
顔をこわばらせている!!
スープは、やたら塩辛いし(おまけに臭い)、肉は硬くて歯がたたない。
パンは、「これ、何日前のパン?」っていうほどガッチガッチだし。
材料が不明な果実ジュースは、やたら青臭い。
間違っても「美味しいね」とは言えないけど、「マズイね」って
言ったら、ますます、マズく感じてしまうから、私も相方も
無言のまま会話もなく食べ続けていたの。(残したらもったいないし)
そのうち、店の中央にあるステージにスポットライトが当たり、
ジャズのライブが始まりました。
ライブっていっても、出てきたのは、ちょっと小奇麗な若い女性と
ギターを抱えた若い男性の二人だけ。
客は、皆、おしゃべりをやめて、大きな拍手。
ステージ上の二人に注目しました。
どうか、美しい歌声で、この料理のマズさを打ち消してくれと期待した
のですが・・・・・・。
ボーカルの女性は、風邪でもひいてるのか、酒の飲みすぎか、
声がガラガラに枯れてる。歌詞が聴き取れない。
歌っているというより、つぶやいている感じ。
・・ってか、何語で歌ってるの?
日本語か?英語か?それすらもわからない程度。
それよりも、ひどいのは、男性の弾くギターの音色。
時々、間違って不協和音になっているのが素人でさえわかりました。
1曲目が終わって、彼らが、食事中の客にむかって一礼しました。
通常なら、ここでまた”拍手”なんだろうけど、誰も手を叩きません。
皆、考えていることは同じだったんだろうね。
「下手くそ!!」って、誰もが思っていたと思う。
客は、それぞれに、おしゃべりを始めていて、さっきまでの静けさは
どこへやら。店のスタッフすらも拍手をしないんだな、これが。
ボーカルの女性は、マイクをもったまま、舞台の上で立ったまま
拍手を待ってるのがミエミエだったから、なんか、可哀想になって、
私はつい、拍手をしてあげちゃったの。(なるべく小さい音で)
相方もしかたなく、つられて拍手のような真似をしたの。
他の客も、私たちにつられて拍手をしてくるかと思ったら、これが
だーーーーーれも拍手しないの。
私たち二人が、なんか浮いた存在になっちゃったわよ。
ボーカルの女性は、ニッコリと私たちに微笑んでステージをおりてきて
二曲目からは、私たちのテーブルの横で歌いだしたの。
拍手した我々ふたりにお礼のつもりだったんだろうけど。
彼女が横にくるから、当然、スポットライトも私たちのテーブルに
あたります。
誰も、こっちを見てないけど、食事中をスポットライトで
照らされるのってどうよ?
ええ、落ち着かないわよ。手元がまぶしいったら!
おまけに、へたくそな歌とギターを真横で大音量で聴かされて、拷問気分。
でも、曲がおわる度に、拍手しなきゃならないし。
トイレに立つのも悪いような気がするし。
他の客は、拍手どころか、ライブをやってることさえ、気づかないような
フリしてガヤガヤ楽しいそうにしゃべってる。
しかし、我々は、彼女が歌っている横でしゃべるわけにもいかない。
結局、10曲くらい、真横で聴かされました。
終わった後は、私も、相方も、なーんかフラフラでした。
マズイ料理と、へたくそなライブ・・・・再来店しようとは、とても
思えないのが、この店を写真アップできない理由です。
・・・つーか、この店、来月あたりには潰れてなくなっていると思うんだ。
だからアップしても無駄~。