脱ヅラ・自毛デビューしましょ!!~抗がん剤体験をした毒舌・美容師の独り言~

美容師です。乳癌術後7年目。私の脱毛経験を生かして抗がん剤治療で悩める方々のお手伝いをします。自毛デビュー400名越え!

勘違いしている常連客

2010-10-23 13:40:03 | 雑感
詩乃地方には、関西直通の深夜高速バスがある。

んで、一度、深夜バスを体験したいと思い

関西方面のフレンズに会いに行ってきましたよ。

いや~、深夜バスは、はっきりって疲れました。

若い頃も深夜バスは何度か利用したことはあるけど

そんなに疲れた覚えはなかった。

座ったまま、7時間って、辛い。熟睡できないし。

これって、年のせい??


関西では、keikoちゃん、ちなっちゃん、フェリーチェさん、

ふうままさん、ひまわりさんにお会いしてきました。

みんな、忙しいところをありがとうね~!!!

なんか、私は、半分、ねぼけていてすんませんでした。



さて、夕飯を一緒に食べてる時に、ちなっちゃんに言われたの。


「詩乃ちゃんの店の客ってさあ、なんであんな変な人ばかりなの?」


うーん、たしかに、そうだ。

私は、ここで客の悪口を書いてウップンを晴らしているが

ヘアレスキューの他のメンバーの美容師さんのブログをみても

そんなに客の悪口は書いてないよね。

私が根性ワルなのか、たまたま、当店に来る客が変なやつらなのか?

そんなことを考えていたら、さらに腹のたった客がらみの事件を

思い出してしまった。

そう、あれは、一年前・・・・




常連客のKさんが、予約もなしに

入ってきた。Yさんと名乗る女性を連れて。


Kさんは、長年、陶芸を習っていてYさんは、

その陶芸教室のエライ先生なのだそうだ。


で、そのエライ先生であるYさんが、当店の中を見た渡すと

「ふーん・・。まあ、ここでもいいかな」とのたまう。


はあ?なにが?ここでもいいって??


次にKさんがすかさず口をだす。

「でしょ?ここなら先生の作品にあうと思って」


はあ?作品があうって??なんの話???


「詩乃さん、よかったわね。うちの先生があなたの店に

ご自分の作品を展示してあげてもいいって」



はあ?誰が、いつ、陶芸の作品を展示してくださいって頼みましたっけ?


私の疑問をよそに、二入の会話はどんどん進展していく。

「もし展示中に私の作品を壊した場合は、

その弁償金は払ってもらうから」



「そりゃ、もちろんですよ。詩乃さん、わかった?

もし先生の作品を壊した場合は弁償よ、弁償」




つまりね、このKさんは、自分が私の店の常連客であることが

店に関して、特別な権限をもっていると勘違いしているようで

彼女の師匠であるYさんの作品を私の店を私の断りもなしに

展示場所として使おう・・・ってことなのだ。


事態がつかめたので、私は、もちろん、お断りしましたよ。

Kさんは、まさか私が断るとは思っていなかったらしく

Yさんの前で恥をかかされたと怒り

それ以来、当店には来なくなりました。


客というのは、常連になると、勘違いする奴がいるのです。


やっぱり・・・変な客ばっかり多いかなあ・・・うちの店。















最期の場所

2010-10-21 10:51:06 | 雑感
「癌」という病気にかかったら誰でも「死」を意識するだろう。

そして、最期の時はどこで迎えるか悩むだろう。


3年前に、癌フレンズの一人、Nさん(当時42歳)は旅立った。

私と彼女とは、1年たらずのつきあいだったが

家が近所だったことと、偶然にも彼女が、高校の後輩だったこと

そして、彼女がとても甘えん坊だったことから、私達は、

急速に親交を深めていった。


Nさんは、私と知り合ってから3か月目に遠隔転移が発覚した。

家族よりも、恋人よりも、誰よりも先に、私に真っ先に

泣きながら、転移の事実を知らせてきた。



彼女は、主治医から、再び抗がん剤をやることを勧められたが

彼女は、一切の治療は拒否してホスピスで最期を迎える決心をした。


「私は、自然に任せて、朽ちるように最期を迎えたいわ」


それが、彼女の希望だった。


私もそれには賛成した。私も、最期はホスピス

迎えたいとかねがね思っていたからだ。


彼女がホスピスに入院すると

私はできる限りの時間をみつけて、見舞いに通った。

私のお見舞いの品は、いつも「シャンプー・ブロー」である。

ホスピスの洗髪台を借りて、彼女の髪を洗い、ブローをする。

Nさんは、最高のお見舞いの品だと喜んでくれた。


詩乃地方にある、Sホスピスという所は、

外見は教会風で、中は、軽井沢のペンションのような造りになっている。

ロビーの真ん中には、大きな暖炉がある。

各個室から、庭の花壇がみえるようになっている。

お風呂も自分の好きな時間に入れる。

煙草も、お酒も自由だ。

夜中まで、談話室のカラオケで騒いでも怒られない。

多少、面会時間がすぎても、病院側は黙認してくれる。

ナースコールを押せば、すぐにシスターが駆けつけてくる。


「ここは、天国よ。規制されてることは何もないの。

まだ死んでいないのに天国いるみたいに快適なのよ」


彼女は、抗がん剤や、一切の治療を拒否して、ここに来た選択を

間違っていなかったと私に言った。

ホスピスは、治療はしない。患者が痛みを訴えると

それを軽減する処置だけをする。

私は、彼女が入院中に「痛い、辛い」といった言葉を聞いたことがない。

彼女は、いつも笑顔だった。


ちょうど、同じ頃、店の客のAさんのご主人も、余命宣告され、

彼は、積極的に治療をうける選択をした。

国立がんセンターに入院し、抗がん剤投与をしていたが

食事もできず、起き上がれず、ベッドの上でたくさんの管に繫がれ、

夜間には、20人の患者にたいして一人の看護士しか対応できないという

状況の中で、「苦しい、苦しい」とご主人が訴えるので

見ていて、辛くて仕方がない・・・とAさんは、泣いていた。

Aさんのご主人は、抗がん剤の治療もむなしく、入院してたった

1か月で帰らぬ人となった。





末期になると、痛みがひどくなるので、モルヒネの量が増え、

患者は、一日中、ベッドの上で意識朦朧する時間が多くなる。

でも、Nさんは、亡くなる1週間前に意識朦朧としながら

「白髪が目立ってきたわ。病室で染めてくれない?」

・・と連絡してきた。

ベッドの上で、彼女の白髪染めをして、いつものように洗髪して、

ブローをして、仕上げると、彼女は満足そうに言ったものだ。


「ねえ。もし、ホスピスじゃなくて、普通の病院に入院してたら

今ごろ、私は、ベッドの上でたくさんの管に繫がれて、

白髪染めどころじゃないのよね。来週は、縮毛矯正してね」



今から思えば、この後、1週間したら亡くなってしまう人の言葉とは思えない。


彼女が亡くなる2日前に訪ねた時は、


「ごめんね、眠くて眠くて。今日は、話もロクにできないかも。

あ。そこの葡萄、洗ってきてくれる?一緒に食べよう」



そして、次の瞬間、起き上がり、


「ちょっとトイレいってくるね」

・・とスタスタ、歩いて、トイレに行ってしまった。

亡くなる2日前といったら・・・普通は、尿管が繫がれているか

オムツになっているか、もしくは、ポータブルトイレがベッドの

横にあるはずだが・・・彼女は、葡萄を食べたいと言い、

おまけに、自力でトイレに歩いて行ってしまった。


2日後に、彼女の娘さんからメールを受け取った。

「母は、穏やかに、眠るように息をひきとりました。」


訃報を聞いた時に、涙はでなかった。

ああ、よかった・・・正直、そう思った。


彼女は、彼女が望んだ通りに、美しいままで、最期を迎えることができたのだ。

もちろん、すべての人が彼女と同じような最期をおくれるわけでは

ないだろうけど・・・・。


自分の最期は、自分の人生なのだから、自分で決める。

私も、ホスピスを最期の場所にしたいと思う。

さて、皆さんは、どこで最期を迎えたいと思っていますか?





この記事は、ずっと書きたいと思っていたのだが、

書き始めると、どうしても、Nさんを思い出し

途中で泣けてしまって・・・。

3年たった今、やっと泣かずに書くことができました。













































































それが・・・狙いか・・?

2010-10-09 11:51:15 | 雑感
2週間ほど前に、元美容師と名乗る77歳の老婆Mさんが来店した。

白髪は、5センチくらい放置した状態で、伸びっぱなしの髪だった。

元美容師というなら、いくら年老いたとはいえ

もう少し、きれいにしていなさいよ・・・と言ってやりたかったが

客なので、そうもいえず・・・・。


いや~、このMさん、先輩美容師として、やたらと私に説教するのだ。


「美容師っていうのはね、技術より、まずお客様に奉仕するっていう

心構えが大切なの。あなた、ちゃんとわかってる?」


もうこの道15年なんすから、言われなくてもわかってます(私・心の声)



「いつもお客様の見本になるように流行の勉強はしていなさい」


あんた、そんな薄汚い格好で、よく、そんなことが言えますな(私・心の声)



パーマでワインディング(巻くこと)すれば・・・

「もっと力をいれないとダメでしょ。そんなんでよく今までやってきたわね」

・・・などと、やたらと先輩ヅラした説教をするのだ。


パーマが終わって、さて、仕上げのブローとなった時の彼女が言った言葉は


「ブローでごまかさないで。全部、ピンカールで仕上げてちょうだい」



これってね、美容師の人ならわかると思うんだけど、吉行あぐり さんの時代の

スタイルなんだよ。確かに国家試験でやったけどさ、今、こんなスタイルを

希望する客なんていないから、すっかり忘れちまったよ~!!

いったい、何時間かかるやら~(汗)


まあ、その日は、なんとか、ごまかして、ピンカール仕上げしましたけどね。



翌日、営業後に、私が店の掃除をしている時に、彼女は、また来店した。


「ちゃんとピンカールの練習してるか気になったから寄ってあげたのよ。

あなたのピンカールは全然ダメ!私が今度、くる時までに練習しておくのよ!」


はあ?アンタ、いったい何様ですか?

ぶったまげたが、まあ、その場は、ハイハイとこちらが引き下がった。


んで、それからまた3日後に、私が営業後に店で絵を描いていたら

またまた、彼女がヅカヅカと店の勝手に入ってきた。(営業後だぜ!!)

私の描いている絵を見るなり・・・


「あなたの描く絵は”間”がないのよ。色使いも汚いし・・・

今度、私が教えて差し上げる」


これには、さすがに、ちゃんと師匠がいるので結構ですとお断り申し上げた。


で、きわめつけは、昨日のことだ。

営業前に、店の外を掃いていると、彼女がまたまたやってきたのだ。



「一人で営業って大変よねえ。」

「いいえ、気楽でいいですよ」

「そんなことないでしょ。大変なの、わかるわ。

そうだ!明日から私がここにお手伝いにきてあげるわ」


「はあ?結構です。一人で十分なんで」

「私も忙しい身なんだけど、あなたに、美容師として

教えておきたいことがたくさんあるから、仕方ないから明日から

お手伝いにきます。お給料は、後日、ご相談ということにしましょ」



はああ???

つまり、このバアちゃん元美容師職探しをしていたわけよ。


やたら頻繁に、私の店に顔をだし、先輩ヅラして説教して、

私を言いくるめて、バイト先にしようというのが彼女の狙いだったのだ。

もちろん、速やかにお断りしました。

彼女の捨てゼリフは・・・

「ああ、そう!後悔するわよ。言っとくけど、

あなたの技術は、まだまだなんだからね!!」




本当にうちの店は変な客が多い・・・と思う昨今です。



























































党員になってしまった

2010-10-07 14:56:46 | 雑感


石神井公園の沼を描いてみました




インドサリーを着た女性です


こんなこというと、カッコつけているようにみられるかもしれないけど

私は、国会中継をみるのが、なにより好きでございます。


難しい政治の話は、たいして理解できてるわけではございませんが

国民の代表として選ばれた、俗にいう「エライ先生達」が

私利私欲を丸出しに、怒鳴りあい、うごめいている、あの国会の光景は

どんなドキュメンタリー映画より迫力があり、人間の醜さ、愚かさの

教訓を教えてくれるものだと思うのです。


小学生の時に、ロッキード事件の証人喚問をみて、いい大人が

「記憶にございません」という言葉で、いいわけをしている姿をみて

あまりのアホらしさに感銘をうけた覚えがあります。

でも、その頃から、国会中継が好きになりました。


小泉総理の時代も、目が離せませんでしたねえ。


ここ最近、民主党に政権が変わった日本は、頼りなくて

あぶなっかしくて、見ていられないほどのスリルがあります。

できることならば、国会に赴いて、現場で臨場感を味わいたい

ものですが、議員になるか、メディアになるか、速記者になるか

どの選択肢も、ここまで人生、過ごしてしまうと、不可能なので

ならばせめて、違う形で政治にかかわりたいと思い

先日、某党の党員になってしまいました。

党員とはいっても、ネット党員なので、年会費1000円払えば

だれでも簡単になれるのです。

特に、その党を支持しているわけでもないのですが

なにか起こしてくれそうで・・・・。楽しみ!!


しかし、実のところ、この○○年間、NHKの受信料払っていない

アタシなんだけどね・・・・。























尖閣諸島 反中デモ 2010.10.2

2010-10-03 16:28:29 | 雑感
今日は、10月3日(日)です。

昨日の2日は、ピンクリボンスマイルウォークがありましたね。

こういうことを書くと、フレンズ達から、嫌われそうですが・・・・

もっともっと大事な(ゴメン!!)ウォークがあったことをご存知ですか?

それは、同日、尖閣諸島反中デモが渋谷で行われていたことです。

参加者2700名。

その距離3キロ。

なのに、マスコミは、これを一切、報道していない。

おまけに、今日は、前原のバカが、中国は「よき隣人」と言っている。

なんで、民主主義の日本で報道規制がおこなわれているの?

国民は、正しい情報を聞くことはできないの?

中国に白旗あげてる朝日新聞をはじめ、日本のすべてのメディアは

いったい、どうしちゃったの?

餃子事件やら、天安門やら、中国の今までやってきた行為をみれば

日本はもっと危機感を感じなければならないのに。

中国は居直り強盗と同じ行為をしているのに。中国は無法国家と同じだよ。

日本政府が「大人の対処」なんて言っても、通用する人種じゃないんだって

こと、なんで、いい加減に気がつかないの?

国民は、みんな、気がついてるよ。

政府も気がついていても、なにもできないの?

なんで、日本国民の声を、正確に、日本国内をはじめ、中国に伝えようとしないの?

なんで隠すの?

なんで、日本は、そんなに弱気なの?


私は、自分が日本国民であることが情けないよ。

このまま、日本国民であることに、不安を感じるよ。


これから、日本はどこまで堕ちていくんだろう・・・・・・



今の菅政権の政治家の行動をみてると、私のほうがよっぽど

マトモな政治ができるんじゃないかと思うよ。

いやいや、自民党の時も、日本の政治は、ヒドかったけど。

「事なかれ主義」の国民性を変えないかぎり、日本がアメリカの属国でもなく

立派な独立国家として世界に認めてもらえる日はこないのかもね。

あ~情けない!!!!