「のまネコ」問題に関するエイベックスのコメントはツッコミどころ満載だ、と以前書きましたが、本当に添削してあげた親切な方がいらっしゃいました。
こちらをご覧下さい。
私もそれ+kobantoさんのところの話題に「インスパイアされて((c)エイベックス)」、野田聖子議員のHPにある、再提出された郵政民営化法案に賛成したことについてのコメントに、僭越ながらもし私がスピーチ・ライターだったらこう修正するのにな、というものをMicrosoft Wordの修正履歴風に作ってみました。
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10月11日の衆議院本会議において、私は再提出された郵政民営化6法案に賛成票を投じました。私の行動について以下に、できる限りの意を尽くして私の気持ち、考えをお伝えしたいと思います。
私は今回、無所属で総選挙を戦い、岐阜1区市で再選を果たさせていただきました。厳しい逆風の中で、なお私を支持してくださった岐阜市民の皆様の思いをこれほど有り難く感じたことはありません。本当にありがとうございました。【支持者を念頭に置いているとはいえ、岐阜1区=岐阜市というのはわかりにくいですし、文脈上からは「岐阜1区」が先だと思います。また「岐阜市民」と呼び捨てにするのでは感謝の念が薄く感じられてしまいます】
それゆえ、私には岐阜1区で勝たせていただいたという思いが確かにあります。【この1文は以下と文脈がつながらないので、後半の「ご批判は甘受」のところに移しました】しかし、総選挙ではの結果、郵政民営化の実現を唯一の争点とした自民党公認候補者が大量当選を果たし、連立与党が衆議院の議席の3分の2以上を占める結果となりました。そして郵政民営化関連6法案の可決は総選挙の結果が出た時点で、昨日の本会議の採決を待たずして確実なものになりました。この現実を前に、私は法案反対という自らの政治的主張は完敗したと率直に認めます。【文脈のつながりを考え、次の段落に移しました】
郵政改革に関する私の考えは「郵政改革は進めるべき。ただし、郵政民営化6法案には問題がある」というものです。私の信念は今でも変わっていません。しかし、総選挙を挟み、法案反対の意味は全く異なるものになりました。この考えに基づき、総選挙前の、衆議院本会議では、の反対によって法案を廃案にしする可能性があったからこそ私は青票を投じ、別に提出していた対案を軸に郵政改革を進めることを目指して青票を投じました。【全体を時系列で説明した方がわかりやすいと思います。また「信念」とまで強調するのは投票行動の変更にそぐわないと思います。】
しかし総選挙後、状況は一変しました。与党が圧倒的多数を占める国会で、私が再び反対しても法案成立を阻止することはおろか、できません。法案に修正をかけることさえできないのが現実です。[私の法案反対という政治的主張と戦略は完敗したと率直に認めます。]【どうしてもいれたければここに入れるのが適当だと思いますが、ナルシスティックなトーンが反感を招く可能性もあるので削除することをお勧めします】
【改行】私は法案の再提出をうけて、法案の不備を将来的に是正し、よりよい郵政改革に結びつけるにはどうしたらよいのか、支持者の皆様の考えや思いにも再び、耳を傾けさせていただきました。【事実として支持者に相談されたうえで賛成投票の意向が強かったのならいいですが、そのような意見交換の事実がないのであれば「支持者の皆様の気持ちに思いを巡らせました」程度の方がいいと思います】無論、自民党員たる議員として民主党の対案に賛同する考えはありません。また、一自民党員として、自民党では党が今回の法案再提出にあたり、改めて政務調査会や総務会において全会一致で了承をとりつける手続きを取ったことの意味も考えました。私はこれまでも党員として、党の正式決定は最大限尊重し、棄権や欠席ではなく賛意をもって従ってきました。これらをふまえ、「郵政民営化関連6法案の欠点を補いながら郵政改革を進める」という私の考えをいかにしたら実現できるかをあらゆる点を熟慮の結果、今回し、私は郵政民営化法案に賛成することを決断いたしました。【ここはあまり細かく言うと前回の党議に反した反対投票との整合性がつかなくなります。事実を歪曲しない範囲で、党としても改めて党内の融和を図っていると思われるようなトーンで書いてみましたのでご検討ください】
【改行】冒頭申し上げましたとおり、私には岐阜1区で勝たせていただいたという感謝の念を持って議員活動をしております。そして、法案反対の野田だからこそ支持してくださった方々のお気持ちも十分理解しているつもりでございます。したがいまして支持者の皆様からのご批判も甘んじて受ける所存でございます。たいと思います。国会議員としての今の、そしてこれからの私の責任は、今後着手される郵政民営化への取り組みが、その目的をよりよい形で達成し、国民の生活向上に資するように努めることだと考えています。それが、私がひきつづき、信念をもってなすべきことだと強く信じています。法律が依然として抱える問題点を解決しながら、私を支持してくださった岐阜市民、応援してくださった国民の皆さんにとって郵政改革を望ましい形で進めることに、自分のもてる力をすべて傾けてまいりたいと思います。たとえば、官から民へのお金の流れを確実にするための財投債の見直しや特殊法人の統廃合について積極的に実現を図りたいと思います。また、国民の関心がより高い、少子化対策や年金制度改革には時機を逸することなく取り組むべきであり、どのような立場にあっても、具体的な提案をもって関わっていきたいと考えています。国民のためのよりよい郵政改革、さらには社会の抜本的な構造改革に変わらずチャレンジしたく、今後の私の活動をこれからも厳しく見守っていただければ幸甚です。【全体的に冗長な部分を削除しました。特に少子高齢化については論点をそらそうとしていると受け止められかねません。財投債云々は民主党の主張とも似通っていますがよろしいでしょうか?】
平成17年10月13日
ご苦労様です。赤ペン先生!!