炭やきは地球を救う

脱サラして10年。炭やき・木こり・木挽きを生業としています。

もう一つ、運命的出会い

2011-04-30 | 環境問題 地球を救う真面目な話

しばらく更新できなかった。何かと毎日やることが多く、手が回らなかった。

前の記事で耕ちゃんのことを書いた。実はその翌週、またまた一人のオトコが私のところにやってきた。

小豆島の五郎さん(ニックネーム)だ。メールで少しやり取りしたあと、彼は突然やってきた。その行動力に感心した。私がメールチェックするタイミングと、彼の移動していたタイミングがシンクロした。五郎さんのメールを見て、直感的に彼の携帯へメール。「電話ください」と。

すぐに私の携帯が鳴った。彼は豊田市近郊まで来ていた。その夜の予定は決めていないと言う。私は迷わず、我が家へ来てもらった。飯は大丈夫だ。たまたま、前日に大量にカレーを作ってあった。

事務所で仕事をしながら、彼を待ち、月明かりの中で挨拶。がっちりした体に人懐っこい笑顔。

一目で「いい人」なのがわかる。自分を「五郎」と名乗っていたので、多分「北の国から」のファンなのだろうと思ったら、やはりそうだった。

最近、私もセルフビルドの小さな家(小屋)を造りたくて仕方ない。そんな話もしながら、すぐに打ち解けた。

五郎さんは42歳。私なんかよりもずっと前を行く人だ。その五郎さんは「炭やき」を覚えたいと言う。耕ちゃんに続いてまただ。私はとてもうれしくなった。

翌日、五郎さんに窯出しを手伝ってもらった。なんと、窯出しのタイミングにやってきた五郎さん。やはりそれも必然だったのだ。

いろんなことが、いろんな人が、同じところを目指して頑張っている。

自分よりも若い人たちの真っ直ぐな志に触れ、身が引き締まる。

私など、本当にまだまだだ。恥ずかしい。もっと自分を磨かなければ。

私のできることは「炭と山」だ。私はそれしかできない。しかし、それは私にしかできない。

耕ちゃんと五郎さんが教えてくれた大切なことだ。


再び、運命的出会い

2011-04-09 | 環境問題 地球を救う真面目な話

今週、来週と私のところに一人の男が来ている。私の家に泊まり込みだ。それが「耕ちゃん」だ。「森の蘇り」の活動をしている30歳の耕ちゃん。私とはほぼ20歳離れている。私と私の師匠である斎藤和彦さんも約20歳離れ、斎藤さんと銀治先生も20歳離れている。これは運命的な出会いかもしれないと思った。

3.11の震災(原発事故)をきっかけに、生き方を変えようと思ったと言う。そして、その生き方の一つが炭やきだと直感したそうだ。

優しそうな風貌で、好感が持てた。そもそも、突然のメールで仕事を見せてほしいと言われ、手伝いたいと言うのだ。今まで、私はそんなメールには返事もしなかった。ところが、耕ちゃんからのメールには何か惹かれるモノがあった。何故か、この人なら自分の持っている知識や技術を全てあげてもいいと思った。耕ちゃんにはそれだけの魅力がある。

決して力まず、自然体なんだけれど、頑張り屋さんだ。穏やかな中に根性を垣間見せてくれる頼もしい男だ。

私は私の仲間たちに彼を会わせた。m-easy、賢太郎君、ポンちゃん、高橋さん・・・・

特に賢太郎君とは会わせてみたかった。それは直感だったのだが、見事的中。

彼らには、共通の深い付き合いの友人がいた。これは偶然ではない。必然なんだと、自然に思えた。

こうやって、毎年運命的出会いを繰り返していくんだなあと、深く実感した。