しばらく更新できなかった。何かと毎日やることが多く、手が回らなかった。
前の記事で耕ちゃんのことを書いた。実はその翌週、またまた一人のオトコが私のところにやってきた。
小豆島の五郎さん(ニックネーム)だ。メールで少しやり取りしたあと、彼は突然やってきた。その行動力に感心した。私がメールチェックするタイミングと、彼の移動していたタイミングがシンクロした。五郎さんのメールを見て、直感的に彼の携帯へメール。「電話ください」と。
すぐに私の携帯が鳴った。彼は豊田市近郊まで来ていた。その夜の予定は決めていないと言う。私は迷わず、我が家へ来てもらった。飯は大丈夫だ。たまたま、前日に大量にカレーを作ってあった。
事務所で仕事をしながら、彼を待ち、月明かりの中で挨拶。がっちりした体に人懐っこい笑顔。
一目で「いい人」なのがわかる。自分を「五郎」と名乗っていたので、多分「北の国から」のファンなのだろうと思ったら、やはりそうだった。
最近、私もセルフビルドの小さな家(小屋)を造りたくて仕方ない。そんな話もしながら、すぐに打ち解けた。
五郎さんは42歳。私なんかよりもずっと前を行く人だ。その五郎さんは「炭やき」を覚えたいと言う。耕ちゃんに続いてまただ。私はとてもうれしくなった。
翌日、五郎さんに窯出しを手伝ってもらった。なんと、窯出しのタイミングにやってきた五郎さん。やはりそれも必然だったのだ。
いろんなことが、いろんな人が、同じところを目指して頑張っている。
自分よりも若い人たちの真っ直ぐな志に触れ、身が引き締まる。
私など、本当にまだまだだ。恥ずかしい。もっと自分を磨かなければ。
私のできることは「炭と山」だ。私はそれしかできない。しかし、それは私にしかできない。
耕ちゃんと五郎さんが教えてくれた大切なことだ。