炭やきは地球を救う

脱サラして10年。炭やき・木こり・木挽きを生業としています。

コメントありがとうございます

2006-07-31 | 環境問題 地球を救う真面目な話

川畑さん、コメントありがとうございました。6月3日の「森の健康診断」で一緒の班でしたね。あなたのように若い人が森林再生に興味を持ってくれていることを嬉しく思います。これからも頑張って下さい。

イベントが終わって、いろんな人からメールを頂いた。本当に有り難い。世の中、捨てたもんじゃない。

これからの私の仕事をしっかりと見ていて下さい。大きなことや、カッコイイことはできません。しかし、信念を貫く覚悟です。緑の防人として、名も無き山男として、「炭やきは地球を救う」と言い続けて頑張ります。


ありがとうございました

2006-07-30 | 環境問題 地球を救う真面目な話

「奧矢作炭やきの里」開村イベントは成功だった。

たくさんの人が来てくれた。感謝の一言である。

湖畔窯は完成した。明日と明後日で屋根の防腐剤を塗ったら完成である。

この窯で焼く炭は、地元串原や上矢作の樹木。先人が子孫を想いながら植林した針葉樹間伐材も焼く。未だ残る好環境の中で育った広葉樹も焼く。ドラム缶窯の使用については、これから検討していかねばならない。

ドラム缶窯は3基造った。炭化時間は一日。一泊二日の行程ならば、ゆっくりと使える。後は、使う人のモラルと常識に任せる。しかし、火を使う仕事なのでスタッフが付いてなければならない。当然、人件費が発生する。

平等性を持たせる意味でも、私は有料にすべきだと考える。追々使用方法については書いていきます。

そして湖畔窯である。素晴らしい窯になった。ダム管理事務所(国土交通省)の協力なくしては有り得ない成果だ。所長の決断力には感動した。

地元の大島さん、荒田さん、太田さん、掘さんの強力な協力があったからこそ出来上がった窯である。

ダム(国)と地元(民)が文字通り一体になって進み出した結果だ。協力している私たちが見ていても気持ちいいくらいの動きだ。紆余曲折はあったにせよ、気持ちが一つになっている。やはり、志がある人は、お互いを見抜く。レベルの高い人たちが自然と集まってくる。清々しい気持ちになれた。

銀治先生にも湖畔窯を見てもらった。煙道の導煙部分について改修の指導を受けた。もう少し、効率良く引くような形状に改修した。早く焼いて確かめてみたい。

今回の窯の完成が目標ではない。まだまだスタートラインに立つ前の準備運動ができたくらいだ。

イベントにしても、今回は地元の人たちへのお披露目が目標であった。いよいよ大きな流木炭化窯の構築が始まるのだ。湖畔窯も有効に使いつつ、志と信念で流木炭化窯を造っていきたい。そして、流木炭化窯の完成時には、もっと違う趣向のイベントを開く。今度は講演会や討論会を開いて、流木炭化事業の将来性や問題点を話し合いたい。それが地球環境を良くし、地域の活性化に繋がる。とても意味深い事業なのだ。

今回のイベントにいろんな方が来て下さいました。炭と地球環境を結びつけていこうとする私たちを応援して下さっている。立派でなくとも、堅実で地に足が着いた活動をしていくことで、感謝の気持ちを伝えたい。

矢作川での活動が、河川流域の森林環境改善に役立つように。全国には同じような問題を抱えた場所がたくさんある。そんな地域が活性化する方法の一つである。もちろん、これが一番だとは言わない。こんな方法もあるという話である。己の身を捨ててでも、地球を救いたいと願う名も無き変わり者の信念だ。

今回のイベントでも、胡散臭い人が数人いた。胡散臭いか、胡散臭くないか、その判断基準はやはり「欲深いか欲深くないか」だと思う。炭の可能性についても、すぐに儲かる儲からないの話をしたがる人がいる。

確かに、私は儲かっていない。この歳でアルバイトしなければ食っていけない。しかし、それでもいい。現状に満足してはいないが、この道に迷いは無い。すぐに結果がでるような、簡単な仕事などしていない。早くても2~3年は我慢が必要なのだ。今の私はそういう時期なのだ。焦って目前の美味しい餌に飛びついたりしない。

自分の信念以外の言葉には従わない。ただそれだけだ。自分のルール以外には徹底的に抗う。単純で簡単な話だ。師匠、斎藤和彦が行動で示して教えてくれた私のやり方だ。


今夜の星は・・・・・

2006-07-27 | 環境問題 地球を救う真面目な話

相走橋の真上に木星が輝いている。その横にはさそり座が大きく見えている。M4とM6が双眼鏡で確認できた。上を見れば天の川に白鳥座のデネブ。こと座のベガにわし座のアルタイル。夏の大三角である。アークトゥルスにスピカまで見えている。 そして、明日はみずがめ座流星群の極大日。今夜、30分の間に流星を7個見た。ほぼ全天を見渡せるこの場所で、これからゆっくりと星を眺めてみる。スロージャズが心にしみる夜更けだ。


完成

2006-07-26 | 環境問題 地球を救う真面目な話

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湖畔窯とドラム缶窯が完成。湖畔窯を開けたら、10日以上煙を上げていたにもかかわらず、ほとんど炭化せずに残った。上木は無くなっていた。窯の型枠代わりに土を盛ったので、それが炭材の上に落ちて、消えそうになりながらも燃えていたのだろう。窯の性能が良い証拠だと、自分に言い聞かせた。 29日のイベント準備も順調である。 奥矢作の夕暮れは、蜩の声に包まれている。湖畔のゆっくりとした時間の流れを味わいながらJAZZを聴く。昼間、流した汗の量に比例した充実感を噛み締めている。