いよいよ明後日に迫ったイベント「奥矢作森林フェスティバル」
ある人から、「あなたの集大成ですから、頑張って下さい」と言われた。ありがたいお言葉なのだが、何故か私にはピンと来なかった。
確かに、メインとなる講演やパネラーの方へのお声がけは私がさせて頂いた。テーマも高野先生と相談しただけで、勝手に決めさせてもらっている。ある意味、私のやりたいようにやらせて頂いているし、窯の回りは私の思うようにレイアウトさせてもらっている。周りの人に感謝している。
何のためのイベントか??少なくとも、私個人や私たちNPOの利益のためではない。主催はダム事務所だ。主役はわざわざ足を運んで下さる参加者の皆様だ。象徴となるのは、流木炭化窯。まだ窯の名前も決まっていない。
イベントのテーマは「流域思想と火のある暮らしの復活」だ。ちょっと欲張りすぎたかもしれない。私の仕事はそのどちらにも直結している。
だが、このイベントが私の集大成というのは、ちょっと違う。私にとって、このイベントは私のスタートだからだ。今の状態を見てもらい、修正箇所があればそれを教わりたい。勝った負けたではない。子孫のために、地球のために立ち上がった私たちの仕事はここから始まる。
しかし、我ながら、すごい人たちが集まって下さると思う。日本中からすごい人たちがここへやってくる。
本当なら、私は興奮してはしゃいでいてもおかしくない。しかし、妙に落ち着いている。
自分なりに、自分の役目がわかってきた。私の本当の役目は、これから先に訪れる。
この窯の使い道と、出した炭の行方が問題なのだ。私自身がそれだけ真剣なのだろう。
落ち着いて、このイベントを見守れる気がしている。
申し込み人数が500人を超えたそうだ。
たくさんの人に大森先生の話を聞いて欲しい。小澤先生の考えに耳を傾けて欲しい。
そして、我が師杉浦銀治先生のメッセージを受け取って欲しいと思う。
まだある。矢作湖を前に唄ってくれる海藤さんの唄に魂を揺さぶられて欲しい。
田代さんのコカリナの演奏で心を癒して欲しい。
パネラーのお話を自分の問題として考えてみて欲しい。
そして、炭やきで暖まった窯を味わって欲しい。ほっこり、そして言いようもなく落ち着く場所だ。
すでに、たくさんの人から参加表明を頂いている。心から嬉しい。懐かしい人、初めてお会いする人・・・・・
みんな、目指すところが同じ人たちだ。同じ志の人たちだ。
それが一番嬉しい。