炭やきは地球を救う

脱サラして10年。炭やき・木こり・木挽きを生業としています。

百姓になる

2015-08-29 | 日記
僕は百姓になりたい。百姓とは、「百の姓を持つ人」つまり、「百の仕事をこなせる人」のこと。



田んぼ・畑で食べ物を作り、山に入れば、木を伐り、出し、里へ戻って木を挽き、炭をやき、挽いた木で家を建て、家具を作り、やいた炭を使って暮らす。



生きることが仕事。そんな生き方。





分業化、専門化された今の稼ぎ仕事。もちろん、僕もそこにがんじがらめになってる。でも、僕はもがきながら、這いつくばりながらでも、「百姓」になりたいんだ。



これはずっと昔、子供の頃からの夢。都会から山村に移り棲み、木こりや炭やきをしている僕の目標になってる。



僕には、それぞれの道で学びたい人がたくさんいる。そして僕には憧れている人がたった一人いるんだ。



それは、70歳になった僕自身。しわくちゃになり、身体も衰えて、動きも悪くなっているはずだけど、70歳の僕は相当カッコイイ(はず)。



直接お金を得ることが「稼ぎ」。炭やきも木こりも木挽きも稼ぎです。



お金にはならなくても、自分の現在のため、自分の未来のため、大切な人の現在のため、大切な人の未来のため、愛するこの土地のため、母なる地球のために、この丈夫な身体と精神を使うことが「仕事」だと思うんだ。



「稼ぎと仕事、両方できて一人前」それが百姓の入り口。本物になるための最低条件。



「百姓」に一歩近づくために、仲間たちと新たな試みを始めます。



木こりの僕が伐った木を、木挽きの僕が挽いて、それを形にしてゆく。まだ詳しくは書けないけれど、山から製品まで関わります。



もちろん、そんな簡単な仕事では無い。その道のプロとの協働しか道は無い。中心になって導いてくれるのは一流のデザイナーであり、家具職人です。



そして、共に戦ってくれる大切な仲間たち。木工のプロ、大工、農業のプロ。そして僕は山のプロ。それぞれの道を極めているオトコ・オンナたちの集まり。



大事なことは、みんながお互いの仕事を助け合うこと。教え合うこと。それが「百姓」への道。



コアメンバー全員が「百姓」を目指すんだ。



このプロジェクト、人間と道具と場所まで決まりました。コアメンバーは不変です。集めた人材は、僕たちのえこひいきで集めた。



この地でしかできないことでキチンと稼ぐ。これだけはハッキリと言えてる。





そのプロジェクトの、更に先にあるもの。



それは人が集まれる場所(カフェのような)を作ること、エネルギーを自分たちで作りながら作業すること(僕たちが持ってる材料で発電する)、この地区の未来を担うような人材を育てること(農業で頑張ってる仲間たちの冬仕事を作り出す)。



夢は尽きない。



そして、それを実現するための人材、アイテム、スキルはすでに揃っている。初動の運転資金さえ何とかなれば、僕たちは船を漕ぎ出します。





どうか、お見守り下さい。



どうか、知恵を貸して下さい。



どうか、一緒に汗を流して下さい。







僕たちは、必ず応えます。

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