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●「宇宙囚人303」昭和42年11月12日放映 キュラソ星人登場
制作第8話 放映第7話 脚本:金城哲夫 監督:鈴木俊継
『ウルトラマン』第5話「ミロガンダの秘密」で最初の被害者になる新聞記者役を演じられていた山中紘さんが、ステーションV3のミズノ隊員として出演されています。山中さんは『怪奇大作戦』第7話「青い血の女」にも出演されていますネ。
また、これも先日の『ウルトラマン』第10話で釣り人役だった西条康彦さんが、ガソリンスタンドの店員役でゲスト出演されています。
他には、ガソリンスタンドの「コニチワ。がそりんヲクダサイ」の外人客役は、『怪奇大作戦』第20話「殺人回路」の絵から抜け出るダイアナ役を演じたキャシー・ホーランです。キャシー・ホーランは『キイハンター』にもよくゲスト出演されていたようです。当時の日本における女性外タレさんの代表ですネ。
東映だとアメリカとの合作の『ガンマー第3号/宇宙大作戦』、そして松竹だと『吸血鬼ゴケミドロ』や『昆虫大戦争』『宇宙怪獣ギララ』といった劇場特撮作品にも出演されています。東宝の『レッツゴー!若大将』にも出演されていますが、この映画には菱見百合子さんも出演されています。
開巻していきなりの銃声。何事かと思っていたら猟銃でした。そこでスペースポニーが発見されるのですが、猟師の1人が「宇宙船にしては小さい」と言っている通り、キュラソ星人が乗って来たにしては小さ過ぎると思います。
そうこうしているともう1人の猟師の悲鳴が聞こえ、駆けつけると「怪物が‥‥。」と、うわごとを。すると謎の手が猟師の顔に‥‥。なかなか姿を見せない怪物というのは、王道的な演出です。
場面は変わってステーションV3。この宇宙空間を描写するSEは、宇宙では本当にこんな音がする(実際には「宇宙空間には空気が無いので無音」などということは知りませんでした(^^ゞ)と思っていたほど、絶妙にピッタリです。怪獣ごっこで宇宙空間の場面では、「口SE」でこの音を鳴らしていましたし、私はいまだに地球儀を見るとこの音が頭の中で鳴り響きます(^^ゞ
考えてみると、ステーションV3の内部のシーンというのはこのシーンだけだったでしょうか。クラタ隊長は地球上と月面に登場しましたから‥‥。
このシーンではまだ「宇宙からの怪電波」というのが、ミステリアスでイイですネ。ストーリーが進む中で、この電波がキュラソ星からの脱獄犯の捜査協力要請だったのがわかってくると、スケールの大きな話になっていくのが感じられます。
キリヤマ隊長との通信の中に「冥王星より遠い」というセリフがあって、今となっては感慨深いです。
ガソリンスタンドで店員(西条さんではない人)が襲われるシーンでは、またも手のアップ。そして足のアップが映り、ガソリンのノズルからガソリンを飲んでいるキュラソ星人は、今度は顔のアップが映ります。まだ全身の姿がわかりません。
外人客がやって来たので、慌ててノズルを離すキュラソ星人。ホーランの「コニチワ。」のアフレコは、どうしてこんな素っ頓狂な声になってしまったのでしょう‥‥。鏡に映ったキュラソ星人で、やっと頭部の様子がわかりました。
ジープで帰って来た別の店員(西条さん)が襲われるシーンでは、またも顔のアップ。ギョロギョロと動く目の機電が効果的です。
西条店員からの通報で、捜査に向かったダン・フルハシ・アマギ。銃声を聞きつけてそちらに急行すると、最初の犠牲者の猟師が発砲していたのでした。え? 彼は生きていたの? そしてその猟師から、山の中の宇宙船の情報を得ます。ん~、ストーリーとしては無理な飛躍が無いのでしょうが、宇宙船を見つける手順にもう一ひねりあった方が面白いのに‥‥。ちょっとお手軽過ぎる印象を受けます。
スペースポニーを発見し、「怪物」に逃亡されるのを防ぐために爆破処理するウルトラ警備隊員。その様子を窺っているキュラソ星人。この後、彼は食料であるガソリンと、地球からの逃亡用の宇宙船を求めて彷徨います。
外出禁止を市民に呼びかけるTVの「安藤アナウンサー」役は、『ウルトラマン』第6話にも出演されていた渡辺晃三さんです。
キュラソ星人が民家に押し入り家族4人を軟禁していましたが、実はもう1人いた最年少の男の子が2階から脱出して通報し、ウルトラ警備隊が到着。今回はこのシーンで初めてアンヌが登場し、ここから先はほとんど出ずっぱりです。今回のヘルメットを被っているアンヌはカワイイです(*^o^*)
アンヌを操り、まんまと整備中だったホーク1号のβ号を奪取して逃亡を謀るキュラソ星人。人質のアンヌを救出するために、空中ドッキングを提案するダン。ホーク1号が分離・合体できるという設定をうまく使ったストーリーです(^o^) キュラソ星人が奪取したのがホーク2号だったら、このストーリーは成立しません^^;
無事に合体してアンヌの救出に成功しますが、キュラソ星人が噴いた火炎によって炎上するβ号。アンヌをソガに任せてβ号を切り離させ、ダンはセブンに変身して墜落するβ号から脱出。今回のセブンは、これだけのために登場‥‥。子どもの頃は納得がいきませんでした^^;
炎上する最期に断末魔の声をあげるキュラソ星人。彼の声はここだけで、一切セリフが無い宇宙人というのも『ウルトラセブン』のエピソードでは珍しいです。なぜ最期だけ巨大化しているのかが謎です‥‥。
このシーンでは、ダンは「キューラソ星人」と発音しています。マナベ参謀も‥‥。そんなに発音しにくいのでしょうか‥‥。
他の惑星と友好関係が生まれるエピソードというのも、『ウルトラセブン』では珍しいです。
●キュラソ星人
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/4e/893eb57f3fc60193b89d0e55da38057b.jpg)
前話の「イカルス星人」のデザインが元々の「キュラソ星人」のデザインだったそうで、耳が大きくて「イカルス星人」の尖った顔は、石油を食料にする「ペスター」に通じるデザインです。どんな経緯で「イカルス星人」と「キュラソ星人」のデザインが入れ替わったのか、非常に興味深いです。
β号の中で火炎を噴射した以外では、人を操る能力があるようです。
劇中では一切喋りません。
自らが噴射した火炎でホーク1号のβ号が炎上し、焼死しました。
制作第8話 放映第7話 脚本:金城哲夫 監督:鈴木俊継
『ウルトラマン』第5話「ミロガンダの秘密」で最初の被害者になる新聞記者役を演じられていた山中紘さんが、ステーションV3のミズノ隊員として出演されています。山中さんは『怪奇大作戦』第7話「青い血の女」にも出演されていますネ。
また、これも先日の『ウルトラマン』第10話で釣り人役だった西条康彦さんが、ガソリンスタンドの店員役でゲスト出演されています。
他には、ガソリンスタンドの「コニチワ。がそりんヲクダサイ」の外人客役は、『怪奇大作戦』第20話「殺人回路」の絵から抜け出るダイアナ役を演じたキャシー・ホーランです。キャシー・ホーランは『キイハンター』にもよくゲスト出演されていたようです。当時の日本における女性外タレさんの代表ですネ。
東映だとアメリカとの合作の『ガンマー第3号/宇宙大作戦』、そして松竹だと『吸血鬼ゴケミドロ』や『昆虫大戦争』『宇宙怪獣ギララ』といった劇場特撮作品にも出演されています。東宝の『レッツゴー!若大将』にも出演されていますが、この映画には菱見百合子さんも出演されています。
開巻していきなりの銃声。何事かと思っていたら猟銃でした。そこでスペースポニーが発見されるのですが、猟師の1人が「宇宙船にしては小さい」と言っている通り、キュラソ星人が乗って来たにしては小さ過ぎると思います。
そうこうしているともう1人の猟師の悲鳴が聞こえ、駆けつけると「怪物が‥‥。」と、うわごとを。すると謎の手が猟師の顔に‥‥。なかなか姿を見せない怪物というのは、王道的な演出です。
場面は変わってステーションV3。この宇宙空間を描写するSEは、宇宙では本当にこんな音がする(実際には「宇宙空間には空気が無いので無音」などということは知りませんでした(^^ゞ)と思っていたほど、絶妙にピッタリです。怪獣ごっこで宇宙空間の場面では、「口SE」でこの音を鳴らしていましたし、私はいまだに地球儀を見るとこの音が頭の中で鳴り響きます(^^ゞ
考えてみると、ステーションV3の内部のシーンというのはこのシーンだけだったでしょうか。クラタ隊長は地球上と月面に登場しましたから‥‥。
このシーンではまだ「宇宙からの怪電波」というのが、ミステリアスでイイですネ。ストーリーが進む中で、この電波がキュラソ星からの脱獄犯の捜査協力要請だったのがわかってくると、スケールの大きな話になっていくのが感じられます。
キリヤマ隊長との通信の中に「冥王星より遠い」というセリフがあって、今となっては感慨深いです。
ガソリンスタンドで店員(西条さんではない人)が襲われるシーンでは、またも手のアップ。そして足のアップが映り、ガソリンのノズルからガソリンを飲んでいるキュラソ星人は、今度は顔のアップが映ります。まだ全身の姿がわかりません。
外人客がやって来たので、慌ててノズルを離すキュラソ星人。ホーランの「コニチワ。」のアフレコは、どうしてこんな素っ頓狂な声になってしまったのでしょう‥‥。鏡に映ったキュラソ星人で、やっと頭部の様子がわかりました。
ジープで帰って来た別の店員(西条さん)が襲われるシーンでは、またも顔のアップ。ギョロギョロと動く目の機電が効果的です。
西条店員からの通報で、捜査に向かったダン・フルハシ・アマギ。銃声を聞きつけてそちらに急行すると、最初の犠牲者の猟師が発砲していたのでした。え? 彼は生きていたの? そしてその猟師から、山の中の宇宙船の情報を得ます。ん~、ストーリーとしては無理な飛躍が無いのでしょうが、宇宙船を見つける手順にもう一ひねりあった方が面白いのに‥‥。ちょっとお手軽過ぎる印象を受けます。
スペースポニーを発見し、「怪物」に逃亡されるのを防ぐために爆破処理するウルトラ警備隊員。その様子を窺っているキュラソ星人。この後、彼は食料であるガソリンと、地球からの逃亡用の宇宙船を求めて彷徨います。
外出禁止を市民に呼びかけるTVの「安藤アナウンサー」役は、『ウルトラマン』第6話にも出演されていた渡辺晃三さんです。
キュラソ星人が民家に押し入り家族4人を軟禁していましたが、実はもう1人いた最年少の男の子が2階から脱出して通報し、ウルトラ警備隊が到着。今回はこのシーンで初めてアンヌが登場し、ここから先はほとんど出ずっぱりです。今回のヘルメットを被っているアンヌはカワイイです(*^o^*)
アンヌを操り、まんまと整備中だったホーク1号のβ号を奪取して逃亡を謀るキュラソ星人。人質のアンヌを救出するために、空中ドッキングを提案するダン。ホーク1号が分離・合体できるという設定をうまく使ったストーリーです(^o^) キュラソ星人が奪取したのがホーク2号だったら、このストーリーは成立しません^^;
無事に合体してアンヌの救出に成功しますが、キュラソ星人が噴いた火炎によって炎上するβ号。アンヌをソガに任せてβ号を切り離させ、ダンはセブンに変身して墜落するβ号から脱出。今回のセブンは、これだけのために登場‥‥。子どもの頃は納得がいきませんでした^^;
炎上する最期に断末魔の声をあげるキュラソ星人。彼の声はここだけで、一切セリフが無い宇宙人というのも『ウルトラセブン』のエピソードでは珍しいです。なぜ最期だけ巨大化しているのかが謎です‥‥。
このシーンでは、ダンは「キューラソ星人」と発音しています。マナベ参謀も‥‥。そんなに発音しにくいのでしょうか‥‥。
他の惑星と友好関係が生まれるエピソードというのも、『ウルトラセブン』では珍しいです。
●キュラソ星人
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/4e/893eb57f3fc60193b89d0e55da38057b.jpg)
前話の「イカルス星人」のデザインが元々の「キュラソ星人」のデザインだったそうで、耳が大きくて「イカルス星人」の尖った顔は、石油を食料にする「ペスター」に通じるデザインです。どんな経緯で「イカルス星人」と「キュラソ星人」のデザインが入れ替わったのか、非常に興味深いです。
β号の中で火炎を噴射した以外では、人を操る能力があるようです。
劇中では一切喋りません。
自らが噴射した火炎でホーク1号のβ号が炎上し、焼死しました。
ん~、『ウルトラセブン』ってやっぱり深いなぁ。
多いですよね
ガソリンスタンドから警備隊基地に連絡するシーン
なんでスタンドの電話が鳴って
それに瀕死の西條さんが出て
それで警備隊基地の作戦室のアマギが出る
へんなの!
それとホーク1号のβ号だけ整備中って??
取ってつけたよう!
大体
逃亡者の303号って
一体何の罪を犯したのか
ラストのダンのセリフ
「正義は1つ」
なんだかなぁ
侵略目的ではない宇宙人というのが異色で、そんな理由で地球にやって来るのもありですネ。
‥‥あ、べムラーもそうか(苦笑)。
この回のゲストは、最初に犠牲になるハンター・木村が、伊藤実さん、次に襲われるハンター・今野役に越後憲さん。その次の被害者・ガソリンスタンド店員・二郎は久野征四郎さん。あとは、書いてありますように、キャシー・ホーランさん、西條康彦さんです。
キュラソ星人のスーツアクターは、松原靖さんという方で、キュラソ星人に家に侵入される家主・水島役に佐田豊さん、その妻役に西朱実さん。その子供たちが、『ブースカ』に出演された方たち(長男で、キュラソ星人に遭遇する誠役で山村哲夫さん、長女・美香役で、中原純子さん、唯一、脱出した次男・務役で伍代参平さん)です。