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懐かしの遊び(2) 悪漢探偵(通称:あかたん)

2008-02-07 19:24:27 | 懐かしのもの・風景
 懐かしの遊び第2弾です。

 これは「けいどろ(刑事と泥棒)」または「どろけい(泥棒と刑事)」の名称の方が一般的でしょうか。しかし、香港映画に『悪漢探偵』(昭和57年制作 58年公開)というのがあり、私はずーーっと「悪漢探偵(通称あかたん)」が一般的な呼び名だと思っていました。

 この遊びは、言ってみれば「集団鬼ごっこ」です。数名が2チームに別れ(1チームあたり5人くらいだと一番盛り上がります)、片方が逃げてもう片方が追いかける遊びです。
 逃げてもイイ範囲を「空気」と呼び、その「空気」の中ならどこへ逃げても隠れてもかまいません。(例えば「2丁目の大通りから荒川土手、○○くんチの前の道まで」とか) だから、かなり大規模な大捕り物になります(^o^)

 逃げる方=悪漢は見つかりにくいように、「幌つきトラックの荷台」とか「神社の水飲み場の屋根の上」とかに隠れたり、一ヶ所に留まらずに「空気」の中を絶えず移動したりする作戦に出ます。
 追いかける方=探偵は、バラバラに分散して捜索したり、2人でペアをつくって追いかけて挟み撃ちにしたりします。

 悪漢は、探偵にタッチされたら「逮捕」されたことになり、あらかじめ決められた「刑務所」に連行されます。そして、悪漢を全員捕まえたら攻守交替なのですが、悪漢が「刑務所」にいる仲間にタッチしたら「脱獄」させることもできます。それを防ぐために、探偵は「刑務所」に「見張り」(たいてい1人)を置くのですが、複数の悪漢が現れると探偵が悪漢にタッチすることができず、まんまと「脱獄」されてしまうこともよくあります。

*追記:
 悪漢2人が、1人は探偵のフリをして「刑務所」近くまでもう1人を追いかけてきて、「見張り」の探偵にワザと捕まえさせ、仲間の探偵のフリを続けて「○○はもうすぐ捕まりそうだ」とか「△△が大通りにいた」とか適当なことを言って「見張り」を油断させ、隙を見て捕まっていた悪漢を全員「脱獄」させる、なんて高度な作戦もありました。これは人数が多くて、だれが仲間だったかわからなくなるような状況の時に有効でした。

 いつ攻守が交替するかを確認するために、探偵は時々「刑務所」の様子を見に戻らなければならないのですが、まれに悪漢が全員捕まったのを知らずに、ずっと「空気」の中を「捜索」し続ける探偵もいたりして‥‥。この遊びを終わらせたいのに、そいつが戻って来るのをいつまでも待ち続けることも‥‥。あまりに戻って来ないと、そいつを見捨てて解散して帰宅することもありました^^;

 9月の「敬老の日」前後に柳原神社の盆踊りがあるのですが、この夜は同級生が大勢集まり、1チーム20人くらいの「大あかたん大会」に発展することが多く、「空気」も「柳原2丁目全域」なんていう巨大なものになりました。まだ残暑の夜、大汗をかいて町内を駆け回ったものです。
 この遊びは中学2年生くらいまではやったなぁ~。
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