●「謎の恐竜基地」昭和41年9月18日放映 えり巻怪獣ジラース登場
制作第10話 放映第10話 脚本:金城哲夫 監督:満田かずほ
満田監督、『ウルトラマン』初登板です。満田氏は『ウルトラマン』では計4話を演出するにとどまりましたが、後半の第36・37話ではそれぞれアラシ、イデにスポットを当てた見事な演出をされ、続く『ウルトラセブン』ではメインのローテーションに入られました。
フルートの不気味な音色と、カラスやヘビ、ザリガニ(なぜ?)、イモリなどに混ざって鳥や爬虫類の剥製のアップで、怪しい雰囲気がタップリです。
波しぶきと声だけで、姿を現さないジラースに期待が高まります。(実は怪獣図鑑で姿は知っていましたが(^^ゞ)
釣り人役でゲスト出演されている西条康彦さん(『ウルトラQ』の戸川一平役)は、このロケ地近くにプライベートで滞在していたところに出演の声がかかったそうで、ほとんど飛び入り参加だそうです。
特殊潜航艇S21を運んでいるためか、ビートルの発進シーンでの動きが悪いです。わざとなのか、事故なのか‥‥。
北山湖に異状が無いという調査結果が出て、「すぐに本部に帰ります。」というハヤタに向けてキャップから「そうピリピリしなさんな。」と特別休暇という粋な計らいが。ステキな組織です(^o^)
「少年グラフ」の記者さんが恐ろしい飾り付けをして乗っているクルマは、ヨタハチですネ。名車がカワイソウ‥‥。
ホテルマンの1人として、古谷敏さんが一瞬ご出演されています。
モンスター博士を追うイデと記者。目印にブーツの流星マークを木の幹に貼る描写は、忍者もののようで何だかワクワクします。
やっと水面に顔を出したジラースは、えり巻がヨレヨレで、ゴジラにしか見えません^^;
「モンスター博士」こと「中村博士」を演じられたのは、『怪奇大作戦』第3話「白い顔」で「水上博士」を演じられた森幹太さんです。そして、その中村博士の正体である「二階堂教授」を演じられたのは灰地順さんです。この設定は子どもの頃から不思議でした‥‥。モンスター博士は中村博士で、その正体が二階堂教授‥‥。二階堂教授が正体を隠して、中村博士として恐竜を研究しているというのが無駄なように思えてなりません。
ジラースとウルトラマンの戦闘シーンでは、「シュワッハッハッハッハッ」と「ウルトラマンが笑う」というトリビア的なシーンがありますネ。この戦闘シーンはコミカルな演出で、私は子どもの頃からあまり好きではありませんでした。それに、ジラースの鳴き声がうるさい!
ジラースの着ぐるみはゴジラにえり巻を付けただけですが、そのアイデンティティともいえる「えり巻を取ってしまう」というのは、最初からの演出プランだったのでしょうか。お陰で「ゴジラ対ウルトラマン」という「夢の対決」が実現したのですが(^o^)/
●ジラース
東宝のゴジラのスーツを改造することが前提としてデザインされました。しかも首から上は「怪獣大戦争」のゴジラ、体はモスゴジだそうで、その繋ぎ目を隠すためにも「えり巻」というアイディアは優れていると思います。
鳴き声は「ベムラー」と同じで、ゴジラと同じチェロの音です。
スーツアクターもゴジラと同じ中島春雄さんです。
制作第10話 放映第10話 脚本:金城哲夫 監督:満田かずほ
満田監督、『ウルトラマン』初登板です。満田氏は『ウルトラマン』では計4話を演出するにとどまりましたが、後半の第36・37話ではそれぞれアラシ、イデにスポットを当てた見事な演出をされ、続く『ウルトラセブン』ではメインのローテーションに入られました。
フルートの不気味な音色と、カラスやヘビ、ザリガニ(なぜ?)、イモリなどに混ざって鳥や爬虫類の剥製のアップで、怪しい雰囲気がタップリです。
波しぶきと声だけで、姿を現さないジラースに期待が高まります。(実は怪獣図鑑で姿は知っていましたが(^^ゞ)
釣り人役でゲスト出演されている西条康彦さん(『ウルトラQ』の戸川一平役)は、このロケ地近くにプライベートで滞在していたところに出演の声がかかったそうで、ほとんど飛び入り参加だそうです。
特殊潜航艇S21を運んでいるためか、ビートルの発進シーンでの動きが悪いです。わざとなのか、事故なのか‥‥。
北山湖に異状が無いという調査結果が出て、「すぐに本部に帰ります。」というハヤタに向けてキャップから「そうピリピリしなさんな。」と特別休暇という粋な計らいが。ステキな組織です(^o^)
「少年グラフ」の記者さんが恐ろしい飾り付けをして乗っているクルマは、ヨタハチですネ。名車がカワイソウ‥‥。
ホテルマンの1人として、古谷敏さんが一瞬ご出演されています。
モンスター博士を追うイデと記者。目印にブーツの流星マークを木の幹に貼る描写は、忍者もののようで何だかワクワクします。
やっと水面に顔を出したジラースは、えり巻がヨレヨレで、ゴジラにしか見えません^^;
「モンスター博士」こと「中村博士」を演じられたのは、『怪奇大作戦』第3話「白い顔」で「水上博士」を演じられた森幹太さんです。そして、その中村博士の正体である「二階堂教授」を演じられたのは灰地順さんです。この設定は子どもの頃から不思議でした‥‥。モンスター博士は中村博士で、その正体が二階堂教授‥‥。二階堂教授が正体を隠して、中村博士として恐竜を研究しているというのが無駄なように思えてなりません。
ジラースとウルトラマンの戦闘シーンでは、「シュワッハッハッハッハッ」と「ウルトラマンが笑う」というトリビア的なシーンがありますネ。この戦闘シーンはコミカルな演出で、私は子どもの頃からあまり好きではありませんでした。それに、ジラースの鳴き声がうるさい!
ジラースの着ぐるみはゴジラにえり巻を付けただけですが、そのアイデンティティともいえる「えり巻を取ってしまう」というのは、最初からの演出プランだったのでしょうか。お陰で「ゴジラ対ウルトラマン」という「夢の対決」が実現したのですが(^o^)/
●ジラース
東宝のゴジラのスーツを改造することが前提としてデザインされました。しかも首から上は「怪獣大戦争」のゴジラ、体はモスゴジだそうで、その繋ぎ目を隠すためにも「えり巻」というアイディアは優れていると思います。
鳴き声は「ベムラー」と同じで、ゴジラと同じチェロの音です。
スーツアクターもゴジラと同じ中島春雄さんです。
戦闘シーンがコミカルに演出されたのには、ゴジラとウルトラマンの力比べを暗にさせたかったのかもしれませんネ。
ウルトラマンが最後にジラースの亡骸にえり巻をかけてやるシーンが、「ウルトラマンの優しさが表れた名場面」という採り上げられ方がされますが、その前の戦闘シーンの悪ノリさから、私には違和感があるシーンです。
エンディングの二階堂教授のシーンも、唐突な感があって‥‥。脚本の悲劇的な面と、ゴジラを見せたかった特撮班の茶目っ気が空中分解してしまったようで、私はこのエピソードはあまり好きではありません(苦笑)。