Che bello!

わぁ~すごーい!

キモノ教室

2012年05月31日 | 着物
5月の中旬が過ぎると、キモノは裏地の付いた袷から、裏地のついていない単衣に衣替えします。
以前いただいた中に、単衣の紬のキモノが2着あったので、先々週のお茶のお稽古と、先週のキモノのお教室に着て行きました。
それぞれとってもすてきな大島紬なのですが、実は、両方とも裄も丈もとっても短いんです。
それで、単衣の季節の前にお直しに出したいと思っていたわけですが、問屋さんの割引期間と、かっさ、karuの予定が合わず、結局お直しに出す前に単衣の季節がやってきてしまったわけです。
それで先週末のキモノ教室で、こんなに短くて・・・と先生に相談した結果、もういっそのこと、お端折りをつくるの止めましょうと。
一時期、お端折りなしの着付けが流行ったこともあったらしく、それではと、お端折りなしで着てみました。
後ろ姿なので、よくわかりませんが・・・。

単衣の紬


yattiは地紋がとってもすてきなピンクの色無地。紫色の帯とぴったり。

yattiちゃんの色無地


こちらは、yattiママさまと先生の後ろ姿。かっこいいですのぉ~。

先生とyattiママさま


この日は、自分のことで精一杯で、はかっさの単衣の写真やyattiの博多帯の姿を撮るのを忘れてしまいました。
自分サイズの単衣のキモノ、欲しいなぁ~。
こんな風に、どんどん欲しくなるキモノは、とってもキケンです。


常盤艸子(ときわぞうし)

2012年05月31日 | 
今読んでいるのは、吉川英治の「新・平家物語」

新・平家物語


「平家物語」、いつかは読んでみなければ・・・と思っていたけど、なかなか手が出ない。
NHK大河ドラマで「平清盛」が始まったのをきっかけに、まずは、読みやすいであろう「新・平家物語」から、と、重い腰を上げてみることにした。
重い腰というのも、この「新・平家物語」、単行本で全16巻の大作なわけで、途中で飽きちゃったらなんかヤダなぁ~。
まずは1巻目、天皇や上皇はお一人ずつしかいらっしゃらないのでまぁ、いいけれど、藤原摂関家には頼なんとかさんとかなんとか実さんとか、忠なんとかさんとかいっぱい出てくるし、平氏はなんとか盛さんだらけで、源氏は義なんとかさんだらけ、誰がいい人で誰が悪い人かもわからないし、読み始めてみるとすぐうたた寝しちゃう始末。
これではいけない!と、まずは大河ドラマのキャストをイメージしながら読んでみる。さらに、白河上皇や鳥羽天皇の時代の時代背景を確認もしてみる。
そうしたら、1巻を読み終わる頃、保元の乱の前後から相当おもしろくなってきた。
今、3巻目が終わりそうなのとこ。
今となっては、本の中の清盛はすっかり松ケンになり、義朝の声はすっかり玉木宏で、母であり女性であることに苦しむ常盤はすっかり武井咲ちゃんだし、キャスティングした人、すごいっと思う。
それとも、それをちゃんと演じている俳優さんがすごいのか?
そしてなにより、吉川英治の文章は叙情的で美しい。
崇徳天皇の嘆き悲しむ姿も、常盤が3人の子と義朝を思いながらも清盛に惹かれていく様子も、心にぐっとくるのです。
それぞれの物語の根底に、すべてのものは常に移り変わっていくという諸行無常の精神が流れていて、800年以上も昔の話なのに、どんなに文明が近代化しようと知識が増えようと、人って変わらないんだ・・・と哀しく思う。
けれど、自分を信じて地道に歩いている市井の人たちもいて、心が洗われる。
あと13巻、いつ読み終わるかなー。

新・平家物語(一) (吉川英治歴史時代文庫)

足を踏み入れてはいけない場所

2012年05月30日 | 着物
かっさに声をかけていただき、着物の問屋さんの創業祭に行ってきました。
買うとしたら、単衣のキモノだなーと思っていたので、まずは、紬のコーナーへ。
お店の方やブースの方とお話をしている間、ずーっと気になっていたオフホワイトの淡い小花の模様の紬。
お話が終わったところで、着付けをして下さる先生が、じゃぁ、どれがいいぃ?と、おっしゃるので、これ!お願いします。と、即答。
まるでキモノを着ているように、こんな風に反物を纏わせて下さいます。
そして、このキモノにはどんな帯がいい?といろんなタイプの帯や小物を持ってきてああでもない、こうでもないとみんなで大騒ぎ。
で、できあがったのが、こちら・・・帯締めでかわいくなりましたが、それでもこの帯、シブイですよぉ。しかも、お値段もよすぎですよぉ。

小花の紬


そして、かっさも・・・いろっぽーい。奥様ですなぁ~。

かっさの紬


じゃぁ、次に行ってみましょう。と、塩沢・・・だったかな、寒いところの紬。ちなみに最初のは、大島。
ここでも可愛い反物を発見。
またもや、ああでもない、こうでもない、とみんなで大騒ぎ。

菊の紬


こんな感じで試着すること3回、さらにコート用の反物で盛り上がったり、柔らかもので豪華に着飾ったり・・・気づくと帯、キモノ、コートの巻き巻き(?)が1本ずつ。お値段を聞いて、冷や汗・・・なんて恐ろしいぃ~。
気持ちを落ち着かせて正当な判断をしよーと、さらに帯を見たり、小物を選んだりして気持ちを紛らわせる。
そうこうしているうちに、あっという間に時は過ぎ、担当の方に今日は、ありがとうございましたーとご挨拶をして時計を見ると、なんと、もうすぐ16時。たしか、ここで10時に待ち合わせしたよね。
え?6時間も騒いでいたのぉ?楽し過ぎて、あっという間に時間が過ぎていたみたい・・・。
ここは大変楽しい場所ではありますが、あまり足を踏み入れてはいけない、禁断の場所だと確信しました。

イメージは茶花なんだけど・・・

2012年05月21日 | お花
月に一度の花道家上野雄次さんのはないけ教室、仕事の都合で肩凝り、首凝り、目の疲れで身体がどんよりぎみぃ。
いつもは今日はこんな風にいけたい!というイメージがあるんだけれど、この日はおおっいいね!というイメージがまったく浮かばずどうしようかなー、そうだ!今日はせっかくだから、全体的に茶花をイメージして生けてみよう!と、而今禾さんに行く途中で心に決める。
まずはお花を選ぶ時に、クレマチスの蕾と菖蒲のような葉をみて、先日伺った施茶釜の床に飾ってあった菖蒲を思い出す。
思い切って平たい器に無理矢理(?)いけてみました。

クレマチス


位置を変えようとしたら、案の定ぱたっと倒れてあたふた。しかも、クレマチスと葉を一体化させたかったけど思う通りにはできず、諦めちゃった。
先生は、そういうところもお見通し。平たい器にいけるときのアドバイスと、こういういけかたは、もう少し技術が伴ってからがいいかもって、そうですよねぇ~。

次に、この器にどうしても何かをいけたくて、選んだのがこの芍薬の蕾とイカリ草

芍薬とイカリ草1


蕾を器の口に、回りをイカリ草で包む感じにしたのですが、先生のアドバイスは、イカリ草を芍薬と同じ位置ではなくてもう少し後ろに引いた方がいいかも、と直して下さったのがこちら。
なるほど、芍薬の蕾が生きました。

芍薬とイカリ草2


こちらは、楓と赤い芍薬の蕾
器といける花の選択を間違えて、どちらも生きてないんだよねぇ~って思っていたら、案の定先生から、これは器とお花、どっちを先に選んだの?どんなイメージで?とチェックが入る・・・なんとなく・・・って答えちゃった。

楓と芍薬


こちらは、かっさの作品。karuも蛍袋を使ってみたかったー。

蛍袋


こちらは先生のデモンストレーション作品。誰も使わなかったお花を組み合わせていけて下さいました。

先生の作品


持ち帰って来たお花たち、翌日、見事に開花しました。
クレマチス、突然こんなに開いててびっくりしたぁ~。

クレマチス


開花している芍薬をいけてみるのもおもしろそう!

赤い芍薬



蓋置きは、一閑人と蟹(お稽古日誌 2012年5月12日)

2012年05月20日 | 茶道/お稽古日誌(裏千家)
風炉になって2回目のお稽古。この日は基本の濃茶棚点前をお稽古していただきました。
まずは正客の席でyattiのほぼ完璧に近い濃茶棚点前を拝見して、焦る・・・。あわわわ。
しかも、yattiが選んだ蓋置きは一閑人。扱いについて、先生にご指導いただく。
一閑人という蓋置きは人形が井戸をのぞき込んでいる形で、建水の中に入れて運ぶときは、立てたまま人形と亭主が向き合うようにして入れ、建水から取り出す時は、柄杓を左手で浮かし右手で取って、柄杓は建水の上に戻し、左手の上に乗せて人形の頭を火の方に倒して手なりに置くのだそうです。
karuも対抗(?)して、蓋置きに蟹を選んでみる。蟹の蓋置きの扱いは、普通の蓋置きと同じ扱いですが火の方に蟹のおしりを向けて置きます。
さて、お稽古。前回、薄茶のお稽古の時に薄茶なのに塗り蓋を清めようとして清められなかったことが心残りだったのか、知らず知らず今日こそは塗り蓋清めるぞーっと張り切りきっていた模様・・・茶筅を茶碗から出す前に、塗蓋を清めちゃった・・・がーん。
落ち着いてーと心の中でつぶやきながらお濃茶を練り、お茶碗の戻りを待っている時、中水を一勺、帛紗を腰・・・一勺入れた後、棚だから湯返し・・・しちゃった!!!あわわわ。でも、もうしちゃったからこのまま行っちゃえ!という具合。
このように、お稽古ごとに間違えや勘違いなどを心に留めて、1つずつ気にしていればいつかきっと、今日は納得がいくお稽古ができたなーという日が来るのではないかと思っているのですが・・・いつのことやら。
翌日は母の日でしたので、お道具の拝見の時、茶杓の銘を感謝としました。


初風炉ですねぇ~(お稽古日誌 2012年4月28日)

2012年05月07日 | 茶道/お稽古日誌(裏千家)
GW中のお天気は荒れ模様でしたが、それでもお茶のお稽古の日、そして月に1度伺っている施茶釜の日は、日差しは夏だけれど、若葉や青葉がさわやかな風に吹かれてとっても気持ちのいい日でした。
28日、GWの初日にお稽古に伺うと、yattiが風炉のしつらえで薄茶のお稽古を始められています。
あぁ、初風炉ですねぇ~、としみじみとしてみる。
かっさまが木曜日に、風炉の灰形を作って下さったのだそうです。回数を重ねる事にどんどん灰の面が美しくなっていきます。

かっさの灰形
(かっさ様、断りもなく勝手にお写真お借りしました、すみません)


かっさまの初炭のお稽古を拝見させていただき、次はkaruの薄茶平点前のお稽古です。
いい感じで進めていたつもりでしたが・・・水指の塗蓋を見るとどうしても蓋を清めて茶巾を乗せたくなってしまうのは、karuだけでしょうか。
釜の蓋を開け、帛紗を半分に折ろうとしたところで先生にご指摘いただくけれど、お茶碗引いてから塗蓋を清めるのだったのかーと、お茶碗引いてふたたび帛紗を半分に折ろうとしたところで、茶巾ですよ・・・あ、お濃茶じゃなくてお薄だった・・・とやっと気づく。とほほ。

そしてGWの後半、端午の節句の日には、初風炉を期待して施茶釜に伺いました。
籠の花入れには菖蒲のお花がすくっと立ち、龍の背中に男の子が乗ったお香合にほのぼのとし、点前座の桑小卓の棚に乳白色の細い水指、甲赤の薄器の組み合わせの、棚と水指の渋さと、鮮やかな赤と黒の組み合わせの美しさをしばらく堪能させていただきました。
桑小卓、柄杓は棚に立て掛けて、平建水は持ち帰らずに棚の下に・・・いつだったか、四谷でのお稽古で扱わせていただいたなーと思い出す。
すがすがしい気持ちでお茶をいただき外に出ると、GW中ということもあってかいつもの神楽坂よりも人出は少なめ。
青葉と青空がまぶしくて気持ちよかったので、しばらく神楽坂の路地裏をお散歩しました。
日差しは暑くてまるで夏。けれども風が吹くと青葉が風に揺れてとっても爽やかで着物の衣紋からは気持ちのいい風が入り込んでちょうどいい具合です。1年で一番気持ちのいい季節となりました。


ハーブなのか草なのか・・・

2012年05月06日 | お花
先日café イカニカさんに行った時、平井さんのリースレッスンがGW中にあることを聞いて早速行ってみました。
あいにくの雨でしたが、等々力の巣巣さんのドアを開けると、レッスンのために用意されたハーブの香りがふわーっとやってきて、まずは深呼吸。
ちょっと早めに到着したので、平井さんとおしゃべり。
レッスンが行われるお部屋には、平井さんがしつらえたお花と、

お花


夜に開催されるライブのためにと天井からつるした小さな小瓶にお花が挿してあって、まぁ~なんてかわいいステージ!

小瓶にお花


そしてテーブルに用意されている、赤蔓、ローズマリー、レモンライム、シルバーライム、ユーカリ、タイムを使ってつくるのは、フレッシュハーブのリースです。

レッスンの準備


まずはライムを小さな束にしたものを8~9束つくって、次にローズマリーを赤蔓に挿して・・・

小瓶にお花


と、ここまでは、写真に撮る余裕があったのですが、ここからが大変っ。
どんな形に作ればいいのか、イメージがまったくわからなくなってきちゃって、えーーーっ、なんだかかわいくない、しかも、yattiとかもうできあがりそうだし・・・

yattiのリース


焦るーーーっ。
平井さんは、わたしって褒め上手なのよーって言いながら、えーかわいくできてますよ-とか、つけるのじょうずーとかたくさん言って下さったのですが、まったく腑に落ちず・・・えーホントですかぁ~?なんて、平井さんを疑う始末。
そんなこんなでやっとできあがったのがこちら。

できあがり


隣ではyattiができあがった自分のリースをみて、なんか草むらみたい・・・
うん、確かに草むらっぽい・・・爆笑っ!!!
それはさておき、平井さんのレッスンは、ラッピングもセット。
茶色の紙を選んで、タグを乗せてみると、おや?なんだかいい感じに見えてきましたが・・・

できあがり


イカニカさんのシールで留めて、紐でリボンをして完成です。。なんだか、シンプルおしゃれ。

ラッピング


レッスンの後は、みなさんでdans la natureさんのマフィンを戴きながらおしゃべり。

マフィン


と、レッスンの模様を書いてみたら、相当かわいらしぃレッスンで照れる・・・。
けれども、夜、ベッドの横に置いて眠ったら、朝、ハーブの香りで目が覚めて、なんてすがすがしい朝なんでしょう!と。
このリース、水分が飛んで枯れてくるとグリーンシルバーのいい感じのリースになるらしいのですが、まだ信じられません。
今もベッドの横にありますが、全体的にしょんぼり、確かにユーカリはシルバーっぽくなってますが、他のハーブちょっと黒ずんでいるとこもありますが・・・(笑)
いつか素敵な雰囲気のリースになったとき、またブログに載せようって思います。
でも、とっても楽しかったし、小さめのリースが大好きなのでまた近々、平井さんのレッスンにお邪魔したいと思います。