*1月中旬、旧庄和町での会合に、<ベン・シャーンの第五福竜丸>という絵本を持っていったことがあります。
その一週間ほどして、思わぬ人から<あの本の作者アーサー・ビーナードさんの講演会がありますよ>と聞かされました。家人が生活クラブの会員なので配られるチラシで、実は知っていたのですが、行こうとも思っていなかたのです。
その後、別の知人などからも聞かされ、<それなら・・・!>と出かけました。一週間前のことです。
ベン・シャーンが第五福竜丸の久保山愛吉さんを<ラッキードラゴン>の題名で描いた絵を<福島県立美術館>が持っていました。フクシマ・ゲンパツ事故の前に、福島県立美術館の学芸員さんらが、<ベン・シャーン展>を企画しました。たまたま原発事故の後に全国巡回することになったのです。2年ほど前です。2012年1月にブログに書いています。↓ http://blog.goo.ne.jp/geibunkyou/d/20120121
*朝日新聞2012年2月26日付朝刊社会面
巡回展の最後に福島県立美術館の展示を福島県立美術館で開催する計画でした。しかし、絵を貸し出していた米国の美術館が、福島での展覧は認めないということになったのです。<福島の放射能への不安>が理由でした。
ワタシは、フクシマ→第五福竜丸→ヒロシマ・ナガサキへの連想を米国・アメリカが避けたのだと、感じていました。
*アーサー・ビーナードさんが企画構成した絵本<ここが家だ=ベン・シャーンの第五福竜丸>の<ラッキー・ドラゴン>の絵(左)
会場は、浦和市民センター、500人の席はほいっぱいです。演題は<ぼくらの日本語は生き残れるか>でしたが、終始<フクシマ>のお話でした。
ワタシは、<ヒロシマ・ナガサキ→第五福竜丸→フクシマ>の流れを思っていました。
もうまもなく、3月1日、水爆実験に遭遇した第五福竜丸の1954年3月1日のからジャスト60年です。
今日(2014年2月15日)の朝日新聞に、水爆実験の場・マーシャル群島の大統領が来日、天皇陛下と会見した記事があって、<天皇陛下と大統領>の会話が載っていました。その会話の<かるみ・かるさ>が、いささか無礼ですが<いいね>だったのです。