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より専門的な治療が必要になります。

2017-09-22 16:43:28 | 日記
日本人の成人の約8割はかかっているといわれている歯周病。虫歯よりも歯を失う大きな原因となっていますが、そのおもな原因は歯垢(プラーク)です。お口の中の歯垢に潜む歯周病菌が歯ぐきに炎症を起こし、徐々に進行して歯を支える顎の骨を溶かしていきます。
「歯肉炎」と「歯周炎」は、「歯周病」を段階分けしたときの名称です。「歯肉炎」とは歯周病のなかでも軽度の症状で、歯ぐきだけが炎症を起こしている状態です。この段階ならば、きちんとしたブラッシングと歯科医院でのクリーニングにより治癒が期待できます。一方、「歯周炎」は、炎症が歯ぐきを含め顎の骨にまで達している状態で、歯肉炎よりも症状が進んでいるため、より専門的な治療が必要になります。
歯科用ライト
1. 歯みがきと歯石除去
歯周病には、まず精密な検査を行い、現在の歯ぐきや歯槽骨の状態、歯周病を悪化させる要因の有無などを分析し治療計画立案を 行います。まずは原因除去が重要ですから、歯みがきの練習を行います。歯みがきをすることにより、歯ぐきの炎症が減少します。痛んで出血 しやすい歯ぐきも正しく歯みがきをすることにより、かなり引き締まってきます。歯ぐきの中の歯石が見えやすくなり、歯石除去が効果的に行えるようになりま す。歯石を取ると歯石の表面や内部の細菌が減り、さらに歯ぐきが引き締まってきます。この治療を定期的に全ての歯に行います。

2. 修復物や咬み合わせのチェック
歯みがきと歯石除去で歯ぐきの状態はかなり良くなりますが、これだけではすぐに再発することがあります。歯 垢がつきにくい、また歯垢を取りやすいお口の環境にする必要があります。たとえば、適合の悪い修復物などは除去しなければなりません。異常な咬み 合わせがあると変な力がかかって、歯槽骨が吸収しやすくなるので咬み合わせの調整も必要です。このような歯周基本治療によって歯ぐきの状態は改善 し、ある程度安定した状態が得られます。この時点で再度精密な検査を行い、状態がよければメンテナンスに移行します。また、薬品により炎症や歯周病の進行を食い止めます。
スリーウェイシリンジ
3.歯周外科処置
歯周基本治療を行っても深い歯周ポケットが残っていると、歯ブラシが届かず再発の危 険がありますので歯周外科治療を行うことがあります。歯周外科治療を行うことにより、歯槽骨の形態をよくしたり歯周ポケットを減らすことができ、清掃しやすい環境ができます。また、健康保険の対象外になりますが、症例によっては歯周組織再生療法によってある程度、歯槽骨や歯ぐきを再生することができます。このような歯周外科治療を行ったあとも精密な検査を行い、治療効果を確認します。

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