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歯周病を進行させる因子として以下のようなものがあります

2017-09-25 15:05:57 | 日記
歯周病は、細菌の感染によって引き起こされる炎症性の疾患です。毎日の歯みがきで歯と歯肉の間をきれいにしていないと、そこに歯垢(プラーク)が溜まり、非常にたくさんの細菌が繁殖していきます。
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その結果、歯肉が炎症を起こして赤くなったり腫れたりします。これが進行すると、歯と歯肉の間に歯周ポケットができて歯槽骨を溶かし始めます。ひどくなると、歯が抜けてしまったり、抜歯しなければならなくなったりします。

歯周病を進行させる因子
適切な歯みがきをしていないことにより、歯と歯ぐきの間を中心に歯垢(プラーク)が溜まります。プラークはそのままにしておくと硬くなっていき、やがて歯石という物質に変化し、歯の表面に付着します。歯石になると、歯みがきだけでは取り除けなくなります。歯石にはさらに歯周病菌が入り込み、毒素を出して歯周病を進行させていきます。このほか、歯周病を進行させる因子として以下のようなものがあります。

・歯ぎしり、食いしばり、咬みしめ
・クラウンや義歯の不適合
・不規則な食習慣
・喫煙
・ストレス
・糖尿病、骨粗しょう症、ホルモン異常などの全身疾患
・薬の長期間服用

歯周病菌は、唾液や血液などから体内に入り込むことで、下記のようなさまざまなトラブルを引き起こすことがわかっています。

心臓病
歯周病菌が血管内で炎症を起こし血栓をつくることで、心筋梗塞や狭心症といった命にかかわる病気を引き起こすことがあります。
抜歯 器具
肺炎
歯周病菌が口腔内から肺に至り、炎症を起こすことがあります。高齢者の誤嚥性肺炎などは、歯周病菌によって起こることもあります。

糖尿病
歯周病が糖尿病を悪化させることがあります。また糖尿病の方は、免疫力の低下から歯周病になりやすいとされています。

早産・未熟児出産
歯周病菌によって陣痛に似た子宮の収縮が引き起こされ、早産や未熟児出産などの危険性が高まります。

歯周病は始めは痛みもないため、知らないうちに進行します

2017-09-25 14:02:08 | 日記
歯ぐきが腫れたり、歯磨きのときに出血があり、初めて気づくことが多いようです。歯茎が腫れていても体調が良くなれば腫れが引くし痛みもなくなります。そのため放置することが多く治りにくくしているのかもしれません。
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しかし、放置したことによって進行した歯周病は、気づいた時には歯ぐきが下がり、歯牙がぐらぐらと動揺することにも。その時には、口臭もひどくなるので、慌てて歯医者さんに行くかもしれませんが、すでに手遅れになっていることが多いのです。それほど怖い歯周病ですが、正しく治療することで治ることも可能です。でも、現在、歯科に行くことを検討中の人にとっては、治療にかかる期間や費用が気にかかるところではないでしょうか?

基本治療
歯周病の進行の程度にかかわらず、初めに行われるべき治療が歯周基本治療です。原因である歯垢の除去および歯石の除去、歯の根の面の滑択化、ぐらぐらする歯の咬み合わせの調整などです。

歯垢の除去をプラークコントロールといい、そのほとんどはご自宅でのセルフチェックとなります。 場合によっては、歯科医院で器械的に行うこともあります。スケーリングは歯の表面や根の表面の歯垢歯石を器械で取除く事です。ルートプレーニングは歯の表面がざらざらしたり、歯石で満たされていたり、毒素や微生物で汚染された表層を除去する方法で、多くの場合スケーリングと同時に行われます。
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また、歯周病の進行に伴い歯は動いてきますが、動いている歯で噛むとさらに負担が増すため、その負担を軽くするために歯を削るなどして咬み合わせの調整を行います。それでもぐらぐらして噛みづらい場合は歯科用の接着剤で隣の歯と接着し、ぐらぐらを抑えていきます。これら基本治療により歯周組織が改善され、ポケットの深さが浅く(2~3mm)維持されればメインテナンス(定期検診)に移行します。

外科治療
基本治療で一部ポケットの深さが改善されず、ポケット内で細菌が生息し、ブラッシングで除去できない状態や、歯周病の進行が進んでしまった状態に対して外科的にポケットの深さを減少させる手術があります。また、特殊な材料を用いて部分的に失われた骨を再生させる手術(再生療法)を行う場合もあります。手術はそれぞれの病態にあった方法が適応されます。ポケットが改善されれば、メインテナンスに移行します。