放置自転車２

又息子の自転車が盗まれた。
赤坂駅で鍵もかけずに置いていた方が悪いけど、この前は私が息子のお気に入りの
折りたたみ自転車を盗まれてしまっていたから強く言うと反撃される。

早速会社裏を物色、先日私用に拝借済で会社に置いたままのはサドルが高過ぎて
乗れそうにないからそれを息子に譲り、私用を探さねば。

お掃除のおばちゃんに聞いて、ずいぶん前から置きっぱなしのアルミのが適当だったので
それに決める。２ヶ所も鍵が付いてる自転車を白昼事務所まで持ってくのは大変だし怪しい。

事務所に持って上がると、たった一人の上司が、「又拾ってきたんね」と少しあきれた。
しかし手があくと鍵を火花を散らしながら切ってくれる。私は『さすが、ちょろいもんですね旦那』
と心で手を合わせた。

おまけに、このままでは怪しまれるので２台の自転車のかごを交換したがいいとはずし始めた。
『あらら、そんなことまでしてもらわなくても・・』しかし、あっという間に作業は終わり晴れて２台は
家の自転車になった。器用だが気が小さい上司は福岡支店から犯罪者を出さないよう必死だ。

「何かこれで商売できそうですね、私が拾ってきますから乗れるようにしてくれたら売れる
かもしれないですよ(旦那)」とそそのかしたが無理みたいだ。

気づかれたと思うが、うちの会社はど暇である。


いつものように腹筋900回に寄る。やはり新しい若いナ－スは長くはいないらしい。
その子に言っても無駄だが、これ以上違う人に片尻みせるのはいやだ。


終わって帰る途中、もう今日の三馬力は間に合わないかもしれんと考える。今日くるはずの
生協が台風のせいで明日になり、今、家の冷蔵庫はめぼしいものが何もない。
有りもので作るには私の腕では相当時間を要する。

真面目に御飯の準備をしているとフミオさんからメ－ルが入る。Ｊ子さんの写真が付いる！・・？
しかし画面が小さすぎてよくわからん、全画面にしても大きくぼやけた顔が恐いだけ、
どう見てもどこかのおじいさんにしか見えない。

本当かな～？本当だとしたらきっと写真の写し方が悪いんだ、うん。
私はありがたくＪ子さんを保存した。余計に会うのが楽しみになった。