Right on!

~ Recommended "Movie" & "Music" ~
あなたの「心」、ちゃんと感じますか?

"Shooting Dogs"(2005)

2008-05-18 00:01:45 | Based on a True Story
ルワンダの涙

AVEX GROUP HOLDINGS.(ADI)(D)

このアイテムの詳細を見る


cast >> John Hurt, Hugh Dancy, Claire-Hope Ashitey, Dominique Horwitz, Nicola Walker, Louis Mahoney ...
director >>Michael Caton-Jones(115min)《イギリス・ドイツ作品》


1994年、アフリカのルワンダ共和国で起きた悲劇「ルワンダ紛争」勃発時に、現地でBBC の報道記者として取材に当たっていたデヴィッド・ベルトンの実体験に基づいた真実の物語。彼の深い自責と悔恨をベースに原案を共同執筆、凄惨な虐殺を目の当たりにしながら、為す術もなく静観するのみだった西欧人の視点から虐殺事件の実態を痛烈に暴き出す ーーー。

Beyond the Gates


海外青年協力隊の英語教師としてルワンダにやって来た英国人青年ジョー・コナー(ヒュー・ダンシー  "Black Hawk Down" "King Arthur" )は、英国ローマン・カトリック教会のクリストファー神父(ジョン・ハート  "Midnight Express" "The Elephant Man" "ALIEN" )が運営する公立技術専門学校(ETO)に赴任する。「フツ族」と「ツチ族」の緊張が高まる中、国連治安維持軍(UN)が監視に当たっており、学校にもベ ルギー国連軍兵士が駐留していた。1994年4月6日夜、フツ族出身の大統領機撃墜事件をきっかけに、フツ族によるツチ族への虐殺が始まり、一夜にして虐殺を逃れた何千人という難民の避難所と化すのだった ーーー。
しかし世界はこの虐殺を黙殺し、治安維持のために派遣されていた国連治安維持軍は、フツ族に虐殺されるツチ族を助けようともせず、自衛するのみだった。そして国連治安維持軍がこれ以上難民を保護できないと手を引いたとき、ジョーとクリス トファー神父は、自分の身の安全のため立ち去るべきか、ルワンダの人々を守るために立ち上がるべきか、究極の選択を迫られる・・・。

マリー役のクレア = ホープ・アシティは、本作で映画デビュー。その後 "Children Of Men" に出演したが、'06年からは大学へ進学し、学業に専念するため俳優活動を休止。本作は、ルワンダ国内の実際に事件が起きた学校でのオールロケを敢行し、虐殺の「生存者」がスタッフやエキストラとして参加している。日本公開時('07)には、UNHCR(国連高等難民弁務官)中日事務所、ルワンダ 大使館も全面協力。監督はマイケル・ケイトン = ジョーンズ( "The Jackal" )。

本作の原題 "Shooting Dogs" は、虐殺の加害者であるフツ族に対して発砲を禁じられていた国連の兵士が、死者の身体をついばむ野良犬を狙い撃つ行動を指している。"Hotel Rwanda" は民族紛争の当事者からの視点、本作は巻き込まれた外国の白人からの視点。同じく「ルワンダ紛争」を描いた作品ですが、視点が違うと見え方も違います。救いがたい “悲劇” には変わりありませんが ・・・。

>>  Africa - filmography
>>  War - filmography


Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« "Hotel Rwanda"(2004) | TOP | "BARBERSHOP"(2002) »
最新の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | Based on a True Story