♪シンガーソングライター★近井智沙子のブログ☆彡

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超過死亡について考えよう33

2024-05-13 | 智ぃ沙な日常
ようやくこのシリーズもまとめの段階です。
この分析に休みまる1日費やしてしまいました。

前回は年代ごとに2015年から2019年までの死亡率から2020年、
2021年、2022年の妥当値を割り出してみました。

これを同様の方法を用いて今までこのブログに挙げた死因別に
見てみようと思いました。少々乱暴ではありますが、年代別にせず
単純に直近5年間の死亡数の推移から近似式を割り出し、翌3年の
予測値を出してみました。

つまり、1995~1999年の死亡数から2000年、2001年、2002年の
死亡数を予測するのです。これを2017~2021年までの23年分
計算しました。

するとその予測値に対する死亡者数のブレが翌年は±3%、
2年後は±5%、3年後は±8%に収まるのが逸脱していない
死亡者数と言えるのではないかと判断しました。

そこで、2022年の超過死亡を考えるのに、
①2015~2019年の死亡数からの予測値とのブレが
 5%以上8%未満 1ポイント
 8%以上 2ポイント
②2016~2020年の死亡数からの予測値とのブレが
 3%以上5%未満 1ポイント
 5%以上8%未満 2ポイント
 8%以上 3ポイント
③2017~20201年の死亡数からの予測値とのブレが
 2%以上3%未満 1ポイント
 3%以上5%未満 2ポイント
 5%以上8%未満 3ポイント
 8%以上10%未満 4ポイント
 10%以上 5ポイント
として計10点満点で2022年の死因別死亡数を評価してみました。
点数が高いほど超過死亡が起きているということです。

結果発表です。同点の場合は、実測値から予測値を引いた値、
(ここでの③の)超過死亡数が大きい方から発表します。

10点満点でダントツだったのが予想通り
老衰(中分類)で③の超過死亡数は約1万9千人。
他にすべて小分類となりますが、誤嚥性肺炎、不整脈、急性心筋梗塞、
間質性肺疾患で、③の超過死亡数はそれぞれ約5200人、約3400人、
約3300人、約2100人でした。

9ポイントは小分類のその他の虚血性心疾患で、超過死亡は
約3300人。

8ポイントは中分類の腎不全で、超過死亡は約1600人。

7ポイントは小分類の脳梗塞と白血病で、超過死亡数はそれぞれ
約3200人、約500人。

6ポイントは小分類の心不全と中分類の老衰でもなく分類できないもので
超過死亡がそれぞれ約8200人、約3000人。

5ポイントは小分類の口腔がんで、超過死亡数は約300人。

4ポイントは中分類のパーキンソン病と、小分類の乳がんと卵巣がん。
超過死亡数はそれぞれ約1000人、約900人、約100人。

3ポイントは中分類のその他の神経系の疾患で、約1000人。

2ポイントは小分類の脳内出血、中分類のアルツハイマー病、小分類の
肝がんと子宮がんで、超過死亡数はそれぞれ約1500人、約700人、約300人、
約300人。

神経系疾患は2017年から急増しているので2021年、2022年の増加は
目立たず①②では超過死亡はマイナスでしたが③でポイントを稼いで
しまったところはあります。

これらの超過死亡数を小計すると約5万9千人となりました。

まとめると、2022年の超過死亡に寄与している死因は老衰、誤嚥性肺炎や
間質性肺疾患、それから心不全、不整脈、急性心筋梗塞などの心疾患および
脳梗塞あたりでしょうか。

人数的には大したことなくても今回挙がった他の疾患も増加していることは
事実なので注意ですね。

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