さて日食当日。昨日買ったドリンクがスムージーっぽい飲み物だったので、あまり水分補給には
適さないかと思い、朝食後ホテル斜め向かいのコンビニにお茶を買いに行った。遠くの方には
雲が出ているがこの分だと観測には関係がなさそう。
←朝日
部屋に戻り、観測に必要な荷物とホテルに預かってもらう荷物をまとめチェックアウトした。
バスに乗り込むと！
ん？朝より雲増えてる？てか、昨日より多い？ あれ、Clear Skyはどこに？
この雲たちが日食始まるまでにはどっかに行ってくれたらいいけど・・・。まぁ私たちは
運命共同体だ。ここに決めたんだからここで観測するしかない。
１時間以上もセッティングの時間があったので、とろい私も十分間に合った。
またベテラン観測者も多いので、いろんな観測方法が知れて楽しかった。
（ただ観測と写真は別物でカメラに納めようとしても難しいことが多々あった。）
ちなみに今回の私の観測グッズにカメラ・・・写真撮影が主目的のカメラはない。
それは友達任せ。ただ、ビデオカメラ撮影は初挑戦！
第1接触まで５分となりスタンバイする。あれれ、薄いけど結構な雲が覆ってる。
ビデオカメラ（＝リオくん）のモニターで太陽を捕えるが、雲がかかっているせいでピントを
合わせるのにリオくんが迷ってる。
うむ・・・、第1接触はピントが合わないのでビデオ撮影は失敗に終わった。また私自身も
リオくんにピント合わせの指令の仕方が分かっていなかった。でもたとえそれが分かってたと
しても雲のせいでピント合わせは難しかったかも。
しばらくは肉眼、双眼鏡、ピンホールカード、他の人たちの観測方法で部分日食を楽しんだ。
だけど、相当な雲が太陽を覆っていて、昨年の二の舞にならないか一抹の不安が何度もよぎった。
幸い雲が薄いので、去年のようにはならないだろうとは思ったが・・・。
大丈夫か、もうすぐ第2接触やぞ、それまでにあの雲を抜けるか抜けないか・・・
ダメだ、第2接触のカウントダウンが始まった。もうビデオは動かしておこう。１分半前に
双眼鏡のフィルタを取り、続いて１分前くらいにビデオカメラの方のフィルタを取ったが、
リオくんがあまりの光量に戸惑っているので、もう1度フィルタをつけてあげた。
そして、すぐ取ると第2接触がまさに始まろうとするところ。いかんいかん、リオの
モニターばかり見ている場合ではない。肉眼で見ると、きゃあダイヤモンドリングがぁ！
双眼鏡も覗いてみる。綺麗！奇跡的に雲切れたみたい！ うわぁ皆既日食始まってるやん！
←第２接触30秒前に撮れたダイヤモンドリングもどきの画像
タブレットー！うわぁ、なんか色があるぞー。綺麗！何なん？イースター島で見た皆既日食とは
全然違う！ 周りの風景撮らないとー。タブレットじゃうまく写せない！（←まわりの景色が入らねー！）
いやいや、ちゃんと肉眼でも見ないと！何ー？めっちゃ綺麗！ちょっと、もうすぐ第3接触やで。
皆既中はもうパニックになってしまって実は自分が何をしたかほとんど覚えていない。が、
第2接触と第3接触はこの目でしかと見た。レクチャーで第2接触よりも第3接触のダイヤモンド
リングの方が感動的だと聞いていたが、本当そのとおりで歓喜の声をあげた。
第3接触以降も雲が被ることなく部分日食をたっぷり観測した。
←F-BLOOD☆20周年!!
そして第4接触。リオくんも今ではしっかりピントを合わすことができるので、ぜひ第4接触を
ビデオに納めたい。10分前から撮りはじめた。途中、位置調整をしないといけなかったが、
第4接触を撮ることができた！日食観測終了！パチパチパチ!!
↓そして、これが今回の観測の成果だ。
Rio:ビデオカメラ JVC GZ-R400
①日食開始約40秒後。双眼鏡では確認できたが、曇っていてRioくんでは確認できず。
②約６分後。肉眼でも確認できるレベルだが、残念ながらRioくんで確認できず。
③約18分後。
④約35分後。
⑤約１時間後。
⑥約68分後。皆既まであと約12分。
⑦皆既中。
⑧皆既終了約８分後。
⑨皆既終了約28分後。
⑩皆既終了約40分後。
⑪皆既終了約１時間後。
⑫日食終了約10分前。
⑬日食終了約２分前。
観測後はホテルに戻り、荷物を整理した後、中庭でランチを兼ねた観測記念パーティなんだが、
炎天下、暑い(ι´О`ゞ) 友達が中西さんの著書をちょうど持ってきていたので、お話しに行き
サインをもらってはった。
その後はデンバーに戻るのに渋滞が予想され、確かに渋滞にも巻き込まれたが、15時に出て
０時半頃着いたので想定の範囲内だった。
